ガラリと変わった“グレン”の前に《百夜教》が、そして世界の終わりが近づいてきます。
(イラスト:山本ヤマト 先生)
“グレン”自身を足掛かりに解明に挑む一瀬の呪詛研究者“美月”の成果が先か、彼が
鬼と成り果てるのが先か、先が見えないままいたずらに時間だけが過ぎていきます。
流れに1つの区切りがつきました。これがまた切ない。繋がっているのに結ばれない2人
の姿が示す物悲しさ、やるせなさといったらもうね。終末を予感させるだけに尚更です。
そして「世界の終わり」を明示してきた“真昼”の姦計によって“時雨”や“小百合”を
含む周囲の状況が激変。“グレン”が選んだ「破滅」の吉兆や如何に、で次巻へ続きます。