2014年01月20日

『男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。I  ―Time to Play―〈上〉』

時雨沢恵一 先生が贈る、高校生ラノベ作家と高校生声優の近くて遠い関係を描く物語。
二人のやり取りを通じてライトノベル作家の仕事、心構えなども知ることができます。
(イラスト/黒星紅白 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866273-4/


「電撃文庫」の作家として学生デビューすることで目まぐるしい日々を送ることとなり、
1年休学して教室内で浮いてしまう主人公。アニメ化した自作のアフレコ現場へと毎週
通う特急電車の中で声を掛けてきた少女が同じクラスの“似鳥”、自作に出演する声優。

表題にある情景を各章の序段に触れてから、互いの秘密もあって校内では顔も合わさない
ような2人が、電車の中で作家業について質疑応答して感心したり笑ったりと楽しい時間
を重ねていく情景を時系列に沿って描写していく特殊な青春模様がポイントになります。

ラノベ作家を主人公にしたラノベが増える。時雨沢 先生の予感を見て昔「私小説」という
ものが登場した時代背景と似たような状況に今あるのか、と思ったりもしつつ。走馬灯の
ように描かれる日々の中に「今の危機を脱出できるヒント」はあるのか。下巻に注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル