2014年01月12日

『魔王殺しと偽りの勇者2』

田代裕彦 先生が贈るミステリアス・ファンタジー、第2巻は残る勇者候補2名、傭兵と
大魔導師について嘘か真かを見極め、意外な真相へと辿り着く「解答編」となります。
(イラスト:ぎん太 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_06


“ユーサー”に助けられてばかりの“エレイン”が最後の最後になって一矢報いた形で
締め括られているのが良かったです。「勇者を探す」ということの意味について知っても
なお最後まで粘って、無学なまでも足掻き続けた、誇れる結果というのもポイントかと。

“エレイン”が真相に気づくまでの過程として必要な因子が傭兵“ダリオン”や大魔導師
“カダフ”の中にしっかりと織り込まれているのでミステリーらしさが出せているな、と
感心した次第。当時の状況を時系列に並べてもらってようやく分かったりしましたが。

勇者探しも決着がついて物語として区切りのいい所で終わっておりますが、わだかまりも
解けていい雰囲気作りのきっかけとも見てとれるのでここは一つ、あとがきにもある通り
番外編的なエピソードを詰め込んだ第3巻の登場に期待したいものであります。

posted by 秋野ソラ at 00:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル