2013年12月16日

『バカとテストと召喚獣12』

井上堅二 先生が贈るバカたちの饗宴、ついに終幕! “雄二”指揮の下で巻き返しを図る
2年生たち、そして“明久”の前に“城”が立ちはだかる堂々のクライマックスです。
(イラスト:葉賀ユイ 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_03


愛すべきバカたち──。そう表現するのがしっくりくるFクラスの面々が最後まで魅せて
くれました。特に“明久”は男を上げるカッコよさで、“リンネ”にしてしまった失態や
“城”からの心理戦をもはねのけて告白するまでの気概を見せてくれました。

“美波”もようやく最後の一歩を踏み出して、けれどそれは“翔子”を羨む“瑞希”への
アシストともなるような告白に踏み切りました。“雄二”の言葉を借りるのであれば正に
「いい女だよ。“明久”には勿体ないくらい」。“雄二”もフォローが上手いです。

ついに“瑞希”と想いが繋がった“明久”。“翔子”と“雄二”とのダブル・カップルで
違った意味でのアツい展開が望める・・・ワケがないのが文月学園。見事な落とし所です。
本編完結のお祝いを申し上げると共に、最後の短編集に期待を寄せていただく次第です。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル