2013年12月13日

『ソード・ワールド2.0リプレイ アシュラウトの無限工房』

『バウムガルトの迷宮城』が好評を博した 大井雄紀 先生/グループSNE のサプリメント
一体型リプレイ集第2弾は「合成術」でアイテムを生成する冒険者たちの活躍を描きます。
(監修:北沢慶 先生 イラスト:今野隼史 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=301308000632


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  ディー:(ころころ)な、なんと! 僕、適性ありますよ!
  タスク:すげぇ、6ゾロやん。
  GM/ルチア:え・・・・・・?
  ミザリィ:あれ? じゃあ、お兄ちゃんのご飯がまた食べられそうだね。
  ディー:お任せください。今後はすべて僕が合成しましょう!
  ミザリィ:ちゃ、ちゃうけん! 才能があっても、知識がないと使えないけん!
       わたし、いらない子じゃないけん!(泣)
  一同:(笑)
  ディー:なぜ讃岐弁(笑)。
  GM:それは永遠の謎です・・・・・・(遠い目)。
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それはGMが香川県出身だからですが(苦笑)。「合成師」として頑張る少女“ルチア”
の健気さを演出する一方でDMO(デス・マスター・オオイ)として殺意の高い進行が
見られるのが面白い。素材を集めて合成するまでの流れも楽しさいっぱいです。

合成するための素材集めで使用される「深度判定」が実に良い仕掛けで。探索の機会を
確保するか、強敵に出遭うリスクを重視するか、GMとの駆け引きが見どころ。簡易戦闘
で戦闘を簡略化して探索に時間を掛ける比重を上げているのもポイントが高いです。

普段なら街にある各種施設すら合成する、というのも興味深いルールです。“アリッサ”
と“タスク”のお約束とか、PCの掛け合いも良い味を出していますし、色々と可能性を
秘めたリプレイ集じゃないかな、ということで続編を希望しておきたいと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル