2013年12月10日

『ベン・トー 11 サバの味噌煮弁当【極み】290円』

アサウラ 先生が贈るシリアスギャグアクション、通算14冊目となる第11巻で本編完結。
“金城優”、「ウィザード」とどう決着をつけるのか。それぞれの想いが交錯します。
(イラスト/柴乃櫂人 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/-bento/#b14


「SD文庫」としてはとんでもないページ数と文字密度で濃い展開を見せてもらいました。
これまで熱く語られてきた「セガ」話が思いも寄らぬ形で本編と密接に関わってきた
あの場面は驚嘆するほかにありませんでした。流石は アサウラ 先生と賞賛しました。

二重の意味で“仙”は最後までぐずぐずする流れでした。“白梅”に諭された“仙”と
おぼろげな気持ちをようやく自覚した“著莪”、どちらに軍配が上がるのかと予想して
いたものの結果は・・・ということで。私としては逆かな、と期待していたのですけどね。

今回は“白粉”が周囲の心情も読み取って彼女なりに普段の彼女らしからぬ頑張りを
見せてくれていたのが印象的でした。MVPと言ってもいいんじゃないかな、と。“佐藤”
もそれを受けて奮闘しましたし。最終巻となるデザートで何を魅せてくれるでしょうか。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル