2013年11月12日

『代償のギルタオン』

審査員の 丈月城 先生、松智洋 先生、山形石雄 先生から推薦を受けて 神高槍矢 先生が
「第12回スーパーダッシュ小説新人賞」優秀賞を受賞した作品を読ませていただきました。
(イラスト/おぐち 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/new/1310.html#b03


巨大人型兵器「ギルタオン」。ロスト・テクノロジーとも言えるその強大な力を人が手に
するために払う「代償」。それが戦争という理不尽な時代の流れと相まって、無慈悲で、
悲劇的で、やるせないドラマを生み出しています。まず、その世界観に圧倒されます。

すでに代償を払い「ギルタオン」に乗り込んで戦っている“グラカリム”と“ミリー”。
二人の苦戦を前に代償を払わされた“ベッツェオ”。更に“ライク”たち3兄妹を含む
未成年6人にも遂に白羽の矢が立つ、という迫り来る緊張感が手に汗を握らせます。

過去に例の無い代償を求める兵器『キルクライズ』を前に、秤に掛けようのないものを
選ばせる大人たちとそれに抗う子供たちという構図。そして“ライク”たち3兄妹が
選ばなくてはならなかった望まない結果。何とも哀愁の漂う結末でございました。

posted by 秋野ソラ at 00:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル