2013年11月07日

『パナティーア異譚1 英雄のパンドラ』

竹岡葉月 先生が贈る新作は世界を渡り、魔神を封印して世界を救った小学5年生の少年が
6年の時を経て再臨する魔神と再び相見える異世界英雄リバースファンタジーとなります。
(イラスト:屡那 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_01


辛くも魔神を封印することが出来た少年“理人(リヒト)”たち「五英雄」のその後を
描く物語、ということで単に年を経過したことによる身体的な変化だけでなく変わって
しまった立場も踏まえて昔のようにはいかない演出がどことなく哀愁を誘います。

とりわけ“リヒト”が抱える悲しみ、世界を救うために失った「大きなもの」、あるいは
救ったと思った世界が再び魔獣の害悪に振り回されつつある現実を見て覚えた空虚感と
いったものが少しずつ彼の心を蝕んでいくところも同様。

だからこそそんな彼の胸のうちを救った瞬間が実に印象深く、心に残るものがありました。
意外な手段をもって再びつらさを味わいながら世界を救うことに成功した“リヒト”に
もたらされた1つの奇跡が意味するものは何か。彼の二周目の旅に注目したい所です。

posted by 秋野ソラ at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル