2013年11月10日

『カンピオーネ! ]X 女神の息子』

丈月城 先生が贈る神殺したちの物語、第15巻は過去に飛ばされた“護堂”たちが歴史改変
の暴挙に至る“ドニ”を止めようとする中で新たなまつろわぬ神と出会う顛末を描きます。
(イラスト/シコルスキー 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/-campione/#b15


近くに居たら張り倒したくなるくらい迷惑で厄介な人物だと感じさせる“アイーシャ”の
自意識過剰と勘違いぶりには流石の“護堂”もあきれる、というか単純な武力的観点とは
異なる強さをもつ要注意人物として認識せざるを得ないようです。まぁ、神殺しですし。

過度な女好きで知られる“ウルディン”と同類、同格に見られたことに心外の意を示す
“護堂”ですが、いつものとおり過去という中にあっても現地で女性を囲う状況を作り
あげてしまうのですから無理がある・・・というかうらやまけしからんワケですが。

挙句に“リリアナ”や“祐理”も連れ添うことになって、いつものメンバーで新たな神
「最後の王」と対峙することになるのですが、“ドニ”も厄介ぶりを発揮する中で話が
これまた思わぬ所に繋がりそうで時空を超えた神殺したちの戦いは延長戦に突入です。

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2013年11月09日

『月花の歌姫と魔技の王IV』

翅田大介 先生が贈る「科学」と「魔法」の力を併せ持つ少年の物語。第4巻は黒の森に
おいて発生する人と幻想種との避けられない戦争を「復讐」という想いを通じて描きます。
(イラスト/大場陽炎 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/499.html


会話の端々から“ベルンハルト”が判断した“ライル”という人物像。英雄ではなく、
途方も無い己の理想を追い求める愚者と位置づけたのが興味深い見識でした。そこに
あてがわれようとした“ツェツィーリア”が遂に腹をくくったところも印象に残ります。

好意を寄せられる女性が増える中、“ライル”に降りかかる突然の不幸。“マリーア”や
“ルーナリア”、“イルザ”が意気消沈する間にも人と幻想種の争いの火種を止める人も
手立てもなく──という絶望的な状況を覆したのは? というのが最大の焦点。

想いに応じない“ライル”の胸の内、そこに根ざすものがようやく明らかとなりました。
それに対する「彼女」の反応が実に容赦ない。女心を知らぬ彼への制裁と見ればそれも
また致し方ない所で。ここで切れてもいい終わり方なので次巻が出るのか気になります。

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2013年11月08日

『グラウスタンディア皇国物語1』

内堀優一 先生が贈る新作はファンタジー戦記。昔、戦力差に圧倒されていた皇国の大戦を
終結させた7人の英雄、その内の1人の軍師が再び救国のために活躍する顛末を描きます。
(イラスト/鵜飼沙樹 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/504.html


外海に出ることあたわず、願うなら人々の心を一つにして見せよ・・・という神々の宣告を
受け大陸統一のために戦渦が生まれたとされるネレイシア大陸。その中の一国がタイトル
にある皇国で、他国と比較してみれば大国とも言えず、狙われる危険性も少なくない。

隣国「リジア宗旨国家」との9年に及ぶ戦いを停戦合意という形で止めた影の立役者が
“クロム”。彼が心がける「負けない戦」が広い見識と深慮遠謀によるものだと分かる
過程が“フィフニス”の言動から読み取れる、これがポイントの一つと言えましょう。

他にも“ユースティナ”のままならぬ身分と立ち位置ですとか、“クロム”の妹と称する
“リュリュ”に見られるあからさまな秘密、といった要素が物語の面白さを後押しする
形となっております。かつての英雄たちとの再会がもたらす効果にも注目したい所です。

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2013年11月07日

『パナティーア異譚1 英雄のパンドラ』

竹岡葉月 先生が贈る新作は世界を渡り、魔神を封印して世界を救った小学5年生の少年が
6年の時を経て再臨する魔神と再び相見える異世界英雄リバースファンタジーとなります。
(イラスト:屡那 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_01


辛くも魔神を封印することが出来た少年“理人(リヒト)”たち「五英雄」のその後を
描く物語、ということで単に年を経過したことによる身体的な変化だけでなく変わって
しまった立場も踏まえて昔のようにはいかない演出がどことなく哀愁を誘います。

とりわけ“リヒト”が抱える悲しみ、世界を救うために失った「大きなもの」、あるいは
救ったと思った世界が再び魔獣の害悪に振り回されつつある現実を見て覚えた空虚感と
いったものが少しずつ彼の心を蝕んでいくところも同様。

だからこそそんな彼の胸のうちを救った瞬間が実に印象深く、心に残るものがありました。
意外な手段をもって再びつらさを味わいながら世界を救うことに成功した“リヒト”に
もたらされた1つの奇跡が意味するものは何か。彼の二周目の旅に注目したい所です。

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2013年11月06日

『夜姫と亡国の六姫士【ろくきし】II』

舞阪洸 先生が贈る戦いと裏切りのハイ・ファンタジー、第2巻は運命の女神が振る賽の目
がもたらした悲劇を六姫士たちがどう受け止め、行動するかが問われる内容となります。
(イラスト:こ〜ちゃ 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_03


ということで前巻の悲劇を覆す形で“夜姫”の登場と相成りましたが、あとがきにある
舞阪 先生からの挑戦状からすると、どうやらそんな甘い話は無いご様子。術を仕掛けた
“スナイデルッラ”ですら驚く成功事例の裏側に何があるというのでしょうか。

“アイオリス”の立案から生まれ出た“夜姫”の言動に戸惑い、あるいは不信感を見せる
六姫士たちや新生ヨルゲン王国の人々も“バイオレッタ”そのものの振る舞いを見せる
彼女にいつしか心をなびかせていく過程が順調な所も素直に喜べない感があります。

ポイントになりそうな点は、施術後に「疲れていない」と言った“スナイデルッラ”の
言葉と敵兵に対して見せた“夜姫”の無慈悲な残虐さ。“ティターニア”の演技という
線を推したいところですが果てさて。彼女らの走り続ける先に何があるのか注目です。

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2013年11月05日

更新情報


◆ 「二次元テレカ・ミュージアム(にじみゅ〜)」更新 →[展示数 : 5,927 点]


◆ 「懸賞の検証」更新 →【 http://njmy.2-d.jp/img/verify_of_prize/

 ⇒ 富士見書房 「ドラゴンマガジン 2013年 9月号 読者プレゼント」
   『図書カード 「神さまのいない日曜日」』


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『覇剣の皇姫アルティーナIV』

むらさきゆきや 先生が贈る覇道戦記ファンタジー、第4巻は帝都での戦いの熱も冷めぬ中
ベルガリア帝国への侵略を望むハイブリタニア王国の内情と政変の内幕を描きます。
(イラスト:himesuz 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_04


「前回までのあらすじ」の秀逸な纏め方を考慮し「このライトノベルがすごい 2014」に
おいて票を投じましたことをまずご報告しておきます。この票の生死は神のみぞ知る、と
いう話ではありますが一介のラノベ読みからの意思表示として受け止めて頂ければと。

さて、本編は“レジス”たちの出番はほとんどなく、セントエドワード独立学校に通う
とある学生、“エリーゼ”と“バスティアン”が背負う責務と運命が織り成す物語が中心。
開戦を回避しようとする彼女の意思を何となく助けてしまう彼の言動が目を惹きます。

その二人の行動を遊戯のように微笑ましく見届ける“マーガレット”と、どうにも得体の
知れない“オズワルド”の異常性が更なる注目を集めます。両国の開戦を機に新たな苦境
に立たされた“レジス”たちの選択は吉と出るか凶と出るか、次巻の動向が気になります。

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2013年11月04日

『アリアンロッド×アルシャード コラボ・リプレイ ブルースフィア・デイドリーム』

鈴吹太郎 先生・菊池たけし 先生/F.E.A.R. の連名で贈る、レーベルを超えた特別企画
「F.E.A.R.創立20周年記念リプレイ」。ブルースフィア版のコラボ・リプレイとなります。
(イラスト:石田ヒロユキ 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_06


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  ピアニィ:その隙、見逃しません! 特技やクリティカルのボーナスも含めて、
       ダメージロールは6D+10!
  煉:さらにシャドウガイアに《トール》だ。+10Dをプレゼントだ。
    「鏖殺領域・・・・・・この場において、お前らはオレたちの得物にすぎない!」
  GM:ダメ押しですか!
  リニア:煉さんの殺気がピアニィさんの殺意を高めている!? シャドウガイア・・・・・・
      どうやら貴様はとんでもないものを引き合わせてしまったようだぞ!
      (一同爆笑)
  煉:殺気と殺意がダンスを踊るぜ!
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“煉”を演じる 上村大 先生と“ピアニィ”を演じる 大竹みゆ さんの出目と相性の良さが
半端じゃない。まさに殺気と殺意の相乗効果。大畑顕 先生が演じる“リニア”と 藤井忍
先生が演じる“結希”も交えてのドリームチームによるバトルはやはり華があります。

お祭り企画ということで話の辻褄を合わせようとあれこれ手が入るのはご愛嬌。それぞれ
のキャラクターが登場するリプレイを読んでおくとNPCも含めて十二分にニヨニヨできると
思います。それにしても“ベネット”の時空を超えて愛されている感がすごい。

その流れの中で「トミーウォーカー」と「F.E.A.R.」の社運を賭けたセッションに突入する
という破天荒な展開も見せたりするから 上村 先生も大変です。ドラゴンブックから出る
コラボ・リプレイ『アルディオン・ナイトメア』も期待大で待ち遠しい限りです。


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2013年11月03日

『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・コスモス(2) 風のラブソング』

加納正顕 先生/F.E.A.R. が贈る次世代“スタンダード”リプレイ。第2巻は“フェイド”
に接触する謎の組織や“ユピテル”の同型機破壊という事件が日常の危機を予兆します。
(イラスト:しのとうこ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=301304000212


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  ユピテル:ああ、それから、何だっけ? さっきのアタシが打ってもらった注射。
  辰馬:おおう、そんなものあった。
  ユピテル:実は、この注射って辰馬ちゃんにしか意味がなさそうね(笑)。
  フェイド:まあ、私は本体がないし、ぬいぐるみに注射してもなー。
  そよぐ:あたし、元から持ってるし!
  辰馬:ああ、本当だ〜!(一同笑)
  ユピテル:あっちは本人、こっちはぬいぐるみ、アタシはロボ(笑)。
  辰馬:どうゆうことよGM!?
     これ、スタンダードな『ダブルクロス』セッションなのに!
  GM:オレのせいじゃないよ!!(一同笑)
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前巻のプリプレイで決まったことですし(苦笑)。前回の敵は液体、今回は気体、調べて
みると「ピルグリムの四大幹部」というのが居て残りがどんなものかは判明する。そこへ
「ラブコメ」というキーワードが乗っかってくる。なるほどそういうことか、と分かる。

人を好きになること、という想いとその先にあるアプローチの違いが今巻のポイントに
なると言ってよいかと思います。精一杯な“未来”に対して卑屈な態度がつい思い浮かぶ
“辰馬”の言動が面白いです。“ミユキ”の話が出たときもそんな反応ありましたし。

今巻のトリックスターとも言うべき存在なのが“フェイド”。そもそも仲間なのか、と
思わせるような言動、しれっと隠されていた彼のみのシーン、そしてエンディングでの
あの発言。加納 GMはそれを拾ってどう料理するのか。次巻の急展開が予想されます。

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2013年11月02日

『アリアンロッド・サガ・リプレイ・ゲッタウェイ(5) 決戦★クライマックス』

「サガ」シリーズ最終決戦、第一弾。藤井忍 先生/F.E.A.R. が贈る「ゲッタウェイ」
シリーズのクライマックス。逃亡の果てに辿り着いた“マーリン”との決戦や如何に。
(監修:菊池たけし 先生 イラスト:ヤトアキラ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=301307000152


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  ギデオン:結局、俺たち逃げるのかよ!
  チコ:・・・・・・まあいいんじゃないすか。オイラたちゲッタウェイなんだし。
  リージュ:そういえばそうですね(笑)。
  ヒルダ:のんきにそんなこと言ってる場合か!(一同爆笑)
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エンディングの纏め方が実に綺麗だな、と感じました。託した希望然り、望む未来然り。
ギルドサポートの最後の一つがエンディングの演出として活きてくるあたりは偶然の産物
としては神懸かっていると言うしかありません。TRPG の素晴らしさと言っても良いかと。

最終目的地へと向かうために用意された他の「サガ」シリーズに登場したキャラたちとの
クロスオーバー、そして「FS判定」3つ並行処理というギミックがクライマックス感を
演出していました。支援の使いどころ等の駆け引きが見どころの一つです。

クライマックス感と言えば“マーリン”のラスボスとして申し分ないスキル、そして
パワーの手札の数々も凄かった。よくコレで勝てたな、と思ったり思わなかったり。
最後に無茶振りされた 菊池たけし 先生が彼女たちの意をどう汲むか、注目です。

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2013年11月01日

『GJ部 中等部(7)』

TVアニメの続編制作が決定した、新木伸 先生が贈る四コマ小説。ファンブックも同時刊行
されております中等部編の第7巻は変化の風が訪れる「GJ部 中等部」の様子を描きます。
(イラスト/あるや 先生)

http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solc_dtl?isbn=9784094514445


“小手指”さんがかわいいです。今回の特訓ではエライ目に遭ってますけど、あれはあれで
需要はあるのかもしれないです。“ケンケン”が男として成長過程を見せますが、本質は
まだまだ変わらず。そんな彼にますます想いを寄せる“小手指”さんも変わらず。

その変化に一番戸惑ったのは“霞”。戸惑いが隠しきれず恋愛師匠へ相談しに行ったり
してますけど、本当にその気は無いのかが気になります。まだ“小手指”さんが一方的に
ライバル視しているだけですが、いずれは・・・という願望的なものが。

とある筋から「グルーミング」の技能を修得しつつある“ジンジン”のスケコマシ度が
レベルアップしている点も興味深い。今回のエピソードを見る限りでは“小手指”さんの
気持ちが“ジンジン”に動く可能性はやはり低いかな、とか思ったりもしました。

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