2013年10月19日

『ロムニア帝国興亡記I ─翼ある虎─』

舞阪洸 先生が「ファンタジア文庫」にて贈る新シリーズも戦記ファンタジー。うつけ皇子
と称される“サイファカール”が希代の英雄として立つ過程を描く物語を拝読しました。
(イラスト:エレクトさわる 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=301306000184


『落ちてきた龍王と滅びゆく魔女の国』、『夜姫と亡国の六姫士』と読ませていただいて
おりますが、いずれも戦記ファンタジーというジャンルでしかも3シリーズを並行で進行
させていくという事実にただただ驚嘆と賞賛の念が絶えません。

その世界の人間が過去の歴史を振り返る際に小説の体裁をとった、という歴史書を紐解く
ような話運びが特徴です。「幕間」を挟んで言い訳を入れたりできるのが特徴と言える
でしょう。その割にはノリとしては3シリーズ中で一番軽いような気がします。

そう感じた理由としては、“ステラ”の独白に見える「チョロい感」がそうさせているの
だと思うのですけど。とは言え、“サイファカール”が少ない手駒から知恵を絞って困難
極まる事態を打破していく展開には期待が持てるシリーズとお見受けしました。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル