2013年09月25日

『安達としまむら2』

入間人間 先生が贈る「ガール・ミーツ・ガール」ストーリー。第2巻はクリスマスを控え
いやが上にも気持ちの高まる“安達”とプレゼント選びに苦心する“しまむら”を描きます。
(イラスト/のん 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-891960-9/


のん 先生のイラストも相まってソフトな百合小説として実に良い雰囲気を醸し出している
と思います。冬になって体育館の二階にいるのも厳しい寒さの中、二人きりの時間が少なく
なったと感じる“安達”の気持ちが空回り気味に高まっていくのが微笑ましいところで。

一方の“しまむら”といえば、そんな内心が前のめりな“安達”の様子をみていぶかしむ
くらいで。ただ、“安達”のことを一番に感じているのは確かなようです。互いがもつ
「一番」という認識の違いが今後、悪い方向へと繋がらないか気になるところです。

今回“安達”の母親が登場してきましたが、その中で“しまむら”が示した距離感の見解
が興味深いと感じると共に、“安達”の人格形成に大きく作用したんだろうなと思ったり。
あと、“ヤシロ”は物語にどう作用してくるんですかね、ということで次巻待ちです。

posted by 秋野ソラ at 01:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル