2013年09月07日

『僕は友達が少ない 9』

平坂読 先生が贈る大人気ラブコメシリーズ、10冊目となる第9巻は“理科”押せ押せの
雰囲気の中、ヘタレてしまった“夜空”が復活を遂げる一瞬の輝きを描いていきます。
(イラスト:ブリキ 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/988


“星奈”からの想いを受け“小鷹”が出した結論。「隣人部」という環境下における奇蹟
とも呼べる人間関係の大切さがよく出た結果となりました。そのシチュエーションへと
導くアシストをしたのが“理科”。「友達」という立ち位置を堪能する日々が続きます。

いろいろとタイミングの悪かった“夜空”ですが、彼女が起こした失踪騒動も思わぬ人
との繋がりが“小鷹”たちとの関係を引き戻すきっかけになっているのも中々に面白い。
ただ、“夜空”は完全にヨゴレになってしまったので今後どうなるのか気がかりです。

「隣人部」活動再開という状況へこぎつけるまでに至る過程で「隣人部」という場を特別
に思うのは“小鷹”だけじゃない、ということが分かりました。生徒会と関わったことで
新たに見えてきたり、構築されたりしてきた相関図がどんな呼び水となるか注目です。

posted by 秋野ソラ at 01:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル