2013年08月19日

『最弱無敗の神装機竜《バハムート》』

明月千里 先生が贈る新作。革命によって没落した「無敗の最弱」呼ばれる王子が新王国の
王女と衝撃的な出会いを果たす所から始まる学園ファンタジーバトルを拝読しました。
(イラスト:春日歩 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797374667.html


クーデターによって滅ぼされた旧帝国、その皇族の一人である“ルクス”が新王国から恩赦
を得て雑用王子として日々を過ごす中で時折想起するあの日の出来事、抱いていた想い。
彼の戦うスタイルに意味があることを知った時の印象が胸に強く残ります。

対する新王国の王女“リーズシャルテ”。“ルクス”にあれやこれやと見られ、知られて
少しずつ興味をしていく彼女にも抱えているものがあると知った時の切なさといったら。
その際に魅せた“ルクス”の本心とその姿勢が実に格好良く、映えるものがあります。

春日 先生の躍動感あるイラストや艶かしいイラストも見応えがあって実に良かったです。
真実を知った“クルルシファー”や過去に何かあったと思われる“フィルフィ”がこの先
“ルクス”の物語にどう関与してくるか、続きが楽しみなシリーズだと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル