「TECHカーニバル」を舞台に起こる爆弾魔騒ぎに“フラウ”たちが巻き込まれていきます。
(イラスト:植田亮 先生)
バイトをすることになった“隼人”。「チハチナ」の思惑を知っていて覆せないコミュの
力関係にもどかしい顔をする“かなめ”が実にいじらしい。
からの展開の切り返しは上手いな、と感じました。人の言葉を理解する二足歩行ロボットと
人間は分かり合えるのか、そしてその先は・・・と突きつけるあたりは特に。
思ったらまさかの完結。これは惜しいと言わざるを得ません。最近の「スニーカ文庫」作品
は長続きしないものが多くて次代を担うそれを育てる意志があるのか疑わしく思う次第です。