和ヶ原聡司 先生が贈る魔王と勇者の庶民派ファンタジー、第9巻は“恵美”と“芦屋”を
救うべく“真奥”と“アシエス”、そして“鈴乃”がエンテ・イスラへと身を投じます。
(イラスト/029 先生)
【
http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-891854-1/ 】
エンテ・イスラの地で勇者“エミリア”として再び担ぎ上げられた彼女の責任感の強さと
力の至らなさ、そして“真奥”への気持ちの変化が機微を示す中で顕著に見られた回です。
“真奥”の言を借りるならば「メンタルの強さ豆腐並み」ということでもありますが。
その“真奥”も“鈴乃”への告解という形で「魔王サタン」としての過ちを明かす羞恥の
事態に陥ります。エンテ・イスラへの侵攻の理由、エンテ・イスラで何をしていたのか、
といった魔王としての、“真奥”としての本音が見えたのは印象に残るものがありました。
“アルシエル”として表舞台に登壇させられた“芦屋”は“ガブリエル”とのやりとりに
含まれていたキーワードから事の裏に仕組まれた狙いに気付き歯噛みする一方、「聖剣」の
謎に着目した“鈴乃”は皆を震撼させる。神界の思惑とは何なのか、展開が気になります。
posted by 秋野ソラ at 01:05
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