2013年07月29日

『とある飛空士への誓約3』

犬村小六 先生が贈る飛空士たちの恋と空戦の物語。「誓約」第3巻は“ミオ”の生い立ち
と現状、そして「ハチドリ」との関係がつまびらかになり、物悲しさを誘ってきます。
(イラスト/森沢晴行 先生

http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solc_dtl?isbn=9784094514285


切なすぎる。親の思惑、大人の事情、そして世界情勢。ありとあらゆる外的要因が元で
生きる道を狂わされたとしか言いようが無い“ミオ”が、その機微が、そして生き様が。
そして最後は歴史から「裏切り者」の烙印を押されることになるという悲劇が本当に。

彼女の悲痛なまでの決意を受け取った“清顕”がどう動くのか注目です。その“清顕”は
“イリア”と戦友以上の関係を築きつつある、という状況。飛空士としての技術力も日々
目覚しい中でどんな人間力を見せて、そして魅せてくれるのか、というところに。

“イリア”も“清顕”と切磋琢磨する中でエースとしての実力を見せると共に、女性として
の魅力を磨いてきております。そこで直面した“カーナシオン”という存在が今後どう作用
していくのかも気になります。思惑が見えた「ハチドリ」の行く末、というのも同様に。

posted by 秋野ソラ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル