2013年07月26日

『ブラック・ブレット5 逃亡犯、里見蓮太郎』

神崎紫電 先生が贈る近未来ヒロイック・アクション、第5巻は突如“蓮太郎”に降りかかる
殺人容疑に孤立無援で孤軍奮闘。新たな敵に極限の窮地で挑む緊迫の場面が続きます。
(イラスト/鵜飼沙樹 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-891761-2/


“木更”の復讐心が“蓮太郎”の想像を超えていた。彼女に対して一歩引く感情がある中
で持ち上がった見合い話。そして見てしまった決定的瞬間。何もかもが裏目に出た結果と
して“木更”自身がその心も忘れ、絶望の果てへと追いやられる姿が実に痛々しい。

“蓮太郎”が“木更”に対する想いを決めてしまってから始まる殺人容疑という無実の罪
との戦い。立証する術も無く、訳も分からず差し向けられた敵と相対する展開は無慈悲と
言うことも出来ましょう。それでも信条を曲げない彼の姿もまた痛々しい。

けれどそんな状況だからこそ生まれる熱量がある。旧型が新型に挑む姿、負けたと思って
いたらどんでん返しが待っている。中々に魅せる話の流れです。「新世界創造計画」なる
ものに打ち勝てるのか、そして“木更”は救えるのか。次巻の刊行が待ち遠しく感じます。

posted by 秋野ソラ at 01:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル