2013年07月24日

『彼女はつっこまれるのが好き!10 アフターレコーディング』

サイトーマサト 先生が本編終了後に贈る珠玉の短編集。雑誌掲載3篇+書き下ろし3篇を
収録したハイテンション・つっコメディ、感動のフィナーレを見届けさせてもらいました。
(イラスト/魚 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-891760-5/


「いつかのある日・・・・・・・・・・・・」はやってくれましたね。幸せになりやがれコノヤローって
感じですね、まさに。夫婦漫才と呼ばれるほどに昇華する、“まどか”と“良人”のボケと
ツッコミは最後まで楽しませてもらったと言うほかにありません。

「エキストラヒーロー登場!」の“芹沢”さんが「ワケあり」と連呼されて見せる反応が
面白い。この話は意図的にグダグダしているので一番面白い短編であったと思います。
都合良く服だけを溶かす液体、実にイイですね。男のロマンが詰まってます。

「ぼいる・しゃるるの法則」は地の文で語られる“ハカセ”と“ぼいる”少年とのメタな
やり取りと“しゃるる”嬢のドSショタコンぶりがポイントの短編で、どんな作品であろうと
声をあてるのが声優、という難しい一面を垣間見れるかもしれない展開が面白かったです。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル