2013年07月12日

『灰と幻想のグリムガル level.1 ささやき、詠唱、祈り、目覚めよ』

「オーバーラップ文庫」にて 十文字青 先生が贈るのは「ゲーム」なのか「リアル」なのか
分からないまま「グリムガル」という世界に放り出された少年少女たちの冒険譚となります。
(イラスト:白井鋭利 先生)

http://over-lap.co.jp/%E7%81%B0%E3%81%A8%E5%B9%BB%E6%83%B3%E3%81%AE%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%A0%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%80%80level.1%E3%80%80%E3%81%95%E3%81%95%E3%82%84%E3%81%8D%E3%80%81%E8%A9%A0%E5%94%B1%E3%80%81%E7%A5%88%E3%82%8A%E3%80%81%E7%9B%AE%E8%A6%9A%E3%82%81%E3%82%88/product/0/9784906866229/?cat=&swrd=


「ラノベ読み小会議」を経てようやく読み終えました。いわゆる「RPG」と称されるゲーム
においてあまり細かく描写されることの無い、時間のムダになりそうな泥臭い部分を掘り
下げて物語に落とし込んでいる印象を読了後にまず受けました。

いわゆる落ちこぼれ側の立場にある“ハルヒロ”たちが、「何でこんなことをしなくちゃ
ならないんだ」と困惑しながらも、それでも前を向かないと「死」が待っているという実に
シビアな状況が「グリムガル」という世界の過酷さを物語っています。あと、お金的にも。

MMORPGもの、というかゲームっぽいパラメータのような要素を見せていないので「ゲーム」
の世界なのか謎な点について、すでに先を行く“ソウマ”はそれを追い求める決意を固め
ました。そこに“ハルヒロ”たちがどう絡んでくるのか、注目したいと思います。

posted by 秋野ソラ at 01:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル