2013年07月31日

『放課後四重奏(カルテット) 2』

高木幸一 先生が贈る青春ラブコメディ、第2巻はしつこく迫る水泳部男子をかわすために
“灰堂”のことを彼氏と宣言してしまった“空上”の一言が思わぬ流れを生み出します。
 (イラスト:ぜろきち 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797374636.html


“灰堂”は自覚していないだけであんな甘いセリフを吐けるので“空上”が誤解するくらい
には「たらしレベル」が高いと言わざるを得ません。何の因果か“菜花”や“草ヶ部”との
交互デートに突入してしまうあたりのやりとりは素晴らしいラブコメ具合でございました。

“鮫島”に問い詰められて言い返せなかった“灰堂”が自分の気持ちを見つめ直し、自分と
違うSL会のメンバーと共に居る意味を認識したところは彼の人としての成長であると示すに
足る情景でした。彼はまだ恋に落ちていないかも知れませんがいずれそうなる日も近いかと。

“峰”の先制アタックはあったにせよ“青”“心月”“詩織”“深樹”と名前で呼び合う仲
となるくらいには負けじと好感度を上げてきているSL会女性陣。絶妙なバランスにおいて
成り立つ関係にまた一歩足を踏み出した彼女の想いはどう作用するか。次巻も注目です。

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2013年07月30日

『GJ部 中等部(6)』

新木伸 先生が贈る四コマ小説。第6巻は活動拠点を移した“霞”たちが贈る2年目の夏を
中心に綴られます。賑やかな日々の中に見える驚きや発見に一喜一憂する姿をご覧あれ。
(イラスト/あるや 先生)

http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solc_dtl?isbn=9784094514254


性的な発言が突如目立つようになった“ケンケン”。“霞”たちも驚かされ、困惑したり
しております。成人社会でしたら確実にセクハラ認定の言動を見せるようになった理由は
“ジンジン”が指摘した一般的かつ普遍的な行動によるものなのか、気になります。

その一方で、ファストフード店でだべる“小手指”さんと“ジンジン”の様子を見ている
と、夢破れた“小手指”さんがなし崩し的に“ジンジン”とくっつく未来の可能性もある
のではないかと思ったり。「スマホ番長」は何か思う所があるのかどうかも気になります。

今巻では『明るい家族砲計画っ!』より「恋愛師匠」として“東雲理央”が登場。時間軸
としては3年くらい経ってるのかと思うと感慨深いものが。“霞”たちの心情を的確に突く
様子はESPそのものでまさにミステリアスです。髪留めは変えてないのか、とか思ったり。

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2013年07月29日

『とある飛空士への誓約3』

犬村小六 先生が贈る飛空士たちの恋と空戦の物語。「誓約」第3巻は“ミオ”の生い立ち
と現状、そして「ハチドリ」との関係がつまびらかになり、物悲しさを誘ってきます。
(イラスト/森沢晴行 先生

http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solc_dtl?isbn=9784094514285


切なすぎる。親の思惑、大人の事情、そして世界情勢。ありとあらゆる外的要因が元で
生きる道を狂わされたとしか言いようが無い“ミオ”が、その機微が、そして生き様が。
そして最後は歴史から「裏切り者」の烙印を押されることになるという悲劇が本当に。

彼女の悲痛なまでの決意を受け取った“清顕”がどう動くのか注目です。その“清顕”は
“イリア”と戦友以上の関係を築きつつある、という状況。飛空士としての技術力も日々
目覚しい中でどんな人間力を見せて、そして魅せてくれるのか、というところに。

“イリア”も“清顕”と切磋琢磨する中でエースとしての実力を見せると共に、女性として
の魅力を磨いてきております。そこで直面した“カーナシオン”という存在が今後どう作用
していくのかも気になります。思惑が見えた「ハチドリ」の行く末、というのも同様に。

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2013年07月28日

『俺、ツインテールになります。4』

累計で 1,200 回もの「ツインテール」という単語が飛び交う、ツインテール愛にあふれた
水沢夢 先生のシリーズ第4巻。男に戻れなくなった“総二”がその愛を試されます。
(イラスト/春日歩 先生)

http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solc_dtl?isbn=9784094514247


表紙のテイルレッド人形めっちゃカワイイ。口絵のイラストも映えていてカッコイイです。
おバカなことばかり言ってるツインテイルズの皆さんですけど、ムダに熱いところもあって
今巻も言葉に表しきれない面白さが満載でした。ぜひ追い続けていきたいシリーズです。

今回主にピックアップされたのは「男の娘」、そして「TSF」。単に女の子になって戸惑う
様子を描くだけでなく、ツインテールを日々維持していくことの難しさを知った“総二”が
更なる力を手にする・・・と書いていてバカっぽいですがそこがまたイイんです。熱いんです。

その“総二”を狂わせた“慧理那”の「奥義」が実に気になります。気の間違い方が少々
異なる気もしますけど、あれはあれで面白い切り札だと思います。“愛香”の悪鬼羅刹ぶり
もアレですけど(苦笑)。次巻はいよいよあの属性の出番ということで注目が集まります。

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2013年07月27日

『俺のかーちゃんが17歳になった』

弘前龍 先生の「第19回電撃小説大賞」最終選考作品。17歳の母親が繰り広げるハートフル
ホームコメディ。「17歳教」井上喜久子 さんの帯推薦文を添えて堂々の登場となります。
(イラスト/パセリ 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-891796-4/


「17歳です♪」と言われれば「オイ、オイ!」と返すのが世の常ですが、「17歳教」に入ると
永遠の17歳になれる、という設定がここまで興味深い物語の化学反応を起こすとは思いも
寄らず。母“和美”の17歳になりたいという理由が世相を反映していて何とも世知辛いです。

「代償として、残りの寿命が半分に縮まると言われている」という部分も何かしら仕掛けが
あると見越してはいましたが、これがまた「生きること」に対する一つの答えというか願望
を表していると分かった時は考えさせられるものがありました。ホームコメディなのに。

母親が突然17歳になった、ということをどう受け止めるか。“隆史”や“優香”、そして
“芽依子”の考え方が違い、時にぶつかりあう流れも考えて描いてきていると感じました。
結論としては面白いホームコメディであったと言えます。オススメの新作ということで。

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2013年07月26日

『ブラック・ブレット5 逃亡犯、里見蓮太郎』

神崎紫電 先生が贈る近未来ヒロイック・アクション、第5巻は突如“蓮太郎”に降りかかる
殺人容疑に孤立無援で孤軍奮闘。新たな敵に極限の窮地で挑む緊迫の場面が続きます。
(イラスト/鵜飼沙樹 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-891761-2/


“木更”の復讐心が“蓮太郎”の想像を超えていた。彼女に対して一歩引く感情がある中
で持ち上がった見合い話。そして見てしまった決定的瞬間。何もかもが裏目に出た結果と
して“木更”自身がその心も忘れ、絶望の果てへと追いやられる姿が実に痛々しい。

“蓮太郎”が“木更”に対する想いを決めてしまってから始まる殺人容疑という無実の罪
との戦い。立証する術も無く、訳も分からず差し向けられた敵と相対する展開は無慈悲と
言うことも出来ましょう。それでも信条を曲げない彼の姿もまた痛々しい。

けれどそんな状況だからこそ生まれる熱量がある。旧型が新型に挑む姿、負けたと思って
いたらどんでん返しが待っている。中々に魅せる話の流れです。「新世界創造計画」なる
ものに打ち勝てるのか、そして“木更”は救えるのか。次巻の刊行が待ち遠しく感じます。

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2013年07月25日

『ストライク・ザ・ブラッド8 愚者と暴君』

今秋よりTVアニメの放映が開始となる 三雲岳斗 先生の学園アクションファンタジー、
第8巻は完全な第四真祖の復活を巡って“古城”が最悪の事態を阻止すべく動きます。
(イラスト/マニャ子 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-891750-6/
http://dengekibunko.dengeki.com/mediamix/stb/


マニャ子 先生の絵の雰囲気が少し変わったなぁ、などと思いながら過去編の結末を迎え
ました。「アヴローラ」という存在がミスリードを誘うように進む話運びもやられた感が
あったり。“アヴローラ”自身はいずれ何かの形で再登場してくれるといいですね。

今回は“凪紗”の「巫女」としての異例さも明らかになった話でもあります。“牙城”や
“深森”が“凪紗”と距離を置く意味も分かりました。“ヴェルディアナ”にしてみれば
存在意義を奪われたかのように見えますが、新たな道に幸あれと願って止みません。

“那月”や“雪菜”、“矢瀬”が事の裏側で頑張っていたところも見逃せない所ですが、
やはり貧乏くじを引かされている気がする“浅葱”にも気を配っておきたい。シスコンと
認定された“古城”との進展はあるのか、続きを追って確かめようと思います。

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2013年07月24日

『彼女はつっこまれるのが好き!10 アフターレコーディング』

サイトーマサト 先生が本編終了後に贈る珠玉の短編集。雑誌掲載3篇+書き下ろし3篇を
収録したハイテンション・つっコメディ、感動のフィナーレを見届けさせてもらいました。
(イラスト/魚 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-891760-5/


「いつかのある日・・・・・・・・・・・・」はやってくれましたね。幸せになりやがれコノヤローって
感じですね、まさに。夫婦漫才と呼ばれるほどに昇華する、“まどか”と“良人”のボケと
ツッコミは最後まで楽しませてもらったと言うほかにありません。

「エキストラヒーロー登場!」の“芹沢”さんが「ワケあり」と連呼されて見せる反応が
面白い。この話は意図的にグダグダしているので一番面白い短編であったと思います。
都合良く服だけを溶かす液体、実にイイですね。男のロマンが詰まってます。

「ぼいる・しゃるるの法則」は地の文で語られる“ハカセ”と“ぼいる”少年とのメタな
やり取りと“しゃるる”嬢のドSショタコンぶりがポイントの短編で、どんな作品であろうと
声をあてるのが声優、という難しい一面を垣間見れるかもしれない展開が面白かったです。

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2013年07月23日

『さくら荘のペットな彼女10』

鴨志田一 先生が贈る青春学園ラブコメがいよいよ完結。彼氏彼女の関係になったからこそ
気付く各々の夢の大きさにどう向き合うのか。“空太”と“ましろ”の機微に注目です。
(イラスト/溝口ケージ 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-891794-0/


「仕事と私、どっちが大事なの?」──。TVドラマの中で、あるいは実際に見聞きした事
があると思われる、女性から男性に向けられる言葉。“ましろ”への気持ちと彼女の夢、
そしてゲーム制作に掛ける情熱、どれも捨てられない“空太”の正直な面が見られます。

対する“ましろ”としては、やはり自分のことを大事にしてほしいという側面が強くなり
“空太”に対する疑念が生まれてしまいます。ぎくしゃくしたままの二人が高校卒業を機に
出した結論は「互いに若くて余裕が無かった」と気付いたからこそ、と思えるワケで。

それぞれの夢を追い続けて、ふと後ろを振り返ったとき、そしてまた前を向いたときに
過去は過去と、そして今は今と受け止められるようになったからこその結末であったと
思います。願わくば二人に幸あらんことを願いつつ、完結を心よりお祝い申し上げます。

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2013年07月22日

『ロウきゅーぶ!(13)』

蒼山サグ 先生が贈るさわやかローリング・スポコメディ、第13巻は硯谷女学園との因縁の
対決に全力で挑む慧心女バスの頑張り、その結果、そしてその後と少し昔の話を描きます。
(イラスト/てぃんくる)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-891795-7/
http://www.ro-kyu-bu.com/


序盤に慧心がリードしていたのはこのためだったのか、と言わんばかりの点の取り合い。
チーム間だけではなく、プレイヤー間の接戦も見どころが満載で実に熱い展開でした。
久々に良いスポ魂ものを見させてもらった、という印象が強く残る読了感がありました。

そんな少女たちの活躍を目の当たりにして“昴”や“葵”、そしてその周囲の面々も七芝
高校男子バスケ部の復活に向けて動き始めました。“葵”の今後のことについて提言する
あたりはちゃんと彼女のことを見ているんだな、と感じられて“昴”の好感度UPです。

任期満了を迎えても“昴”と“智花”の繋がりは続いていってほしいものです、と心より
願いつつ、初登場に度胆を抜かれた本作も遂に完結。話を補完する本は今後刊行される
とのことですが、まずは本編の無事終了を心よりお祝い申し上げたいと思う次第です。

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2013年07月21日

『ナイトウィザード The 2nd Edition リプレイ たったひとつの冴えたやりかた』

『愛はさだめ さだめは死』を上梓した 田中天 先生/F.E.A.R. が「魔王戦争」に閃きを
得て臨んだ、そして望んだリプレイ。“夜見トオル”など既存PCに加え新規PCが挑みます。
(イラスト:石田ヒロユキ 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_09


  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  真魅:(ニヤリとして)すべてを救う方法・・・・・・見えてきたんじゃないかしら?
  トオル:たぶん、な。でももっと冴えたやりかたがあるぜ。
  GM:む、もっと冴えたやりかた?
  トオル:ああ、それはオレが・・・・・・(アイデアを披露する)──する、というやりかただ。
  GM:・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ?
  一同:・・・・・・えええええええっ〜!?
 _____________________________________


「ナイトウォッチ」と名乗るようになった“トオル”だからこそ行き着いた「やりかた」。
GMの想像を超えた結論を手繰り寄せるTRPGの醍醐味を改めて感じさせてくれました。
その分、“トオル”が支払った代償も大きいですが、報われることを切に望みます。

田中信二 先生の好演が光る中、丹藤武敏 先生が演じた“犬神”が実に渋くてイイんです
けど・・・名前は流石にやられました(笑)。しかもシーン的においしいところを決め打ち
してくるあたりはMVP級だと思いました。出オチだけじゃないぞ感がハンパないです。

鈴吹太郎 先生の“真魅”は相変わらずの自堕落ぶりを見せつつも家族思いなところとか、
大畑顕 先生の“慎太郎”に追加されたギャルゲーのような設定とかは安心して見られる
場面でありました。・・・“慎太郎”が幼馴染たちに会いに行くシナリオが見たいです(苦笑)。

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2013年07月20日

『GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンVI<中>』

川上稔 先生が贈る戦国学園ファンタジー、6話中巻は「天正壬午の乱」「小田原征伐」
「備中高松城の戦い」「蟹江城の戦い」の歴史再現に向けて各国の思惑が入り乱れます。
(イラスト/さとやす 先生(TENKY))

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-891624-0/


関東解放に狙いを定めて交渉に臨んだ所で“氏直”という伏兵に押される武蔵勢。交渉役の
“ネシンバラ”にはひやひやさせられました。“氏直”が見せた底意地の悪さが尋常では
無かったです。歴史再現のその先を見据えた各勢力の思い溢れる小田原征伐に注目です。

その裏側で粛々と進められていたのが“福島”の不調の描写と復帰に向けた施策の顛末。
“福島”に対する“清正”の信頼というか愛が感じられて大変よろしゅうございました。
土壇場で間に合わせてきた彼女の活躍にも期待したいところです。

そして“ネイト”と“浅間”は遂に「青雷亭本舗」にてお世話になる決意を固めました。
挿絵の挟み方が良かったです。同音異義語の言葉選びも同様に。その2人に“ホライゾン”
が告げた「布陣」の意味、抱える「秘密」が各々を支える原動力になると信じています。

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2013年07月19日

『キスから始まる戦機乙女(ヴァルキュリア)』

『いもうとがかり』を完結させた 月見草平 先生が次に贈るのはキスから始まる武装バトル
ファンタジー。人間の七つ目の感覚を持つ者たちが集まる学園を舞台にその幕が開きます。
(イラスト:ゆーげん 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1022


ゆーげん 先生、お仕事しすぎじゃないですかね? と余計なお世話的発言から始めつつ。
突如現れた巨剣から何故か感じられる明確な自分への殺意、抗うには学園内にいる少女と
何故かキスしなくてはいけない、という謎だらけの状況に置かれたのが“新藤”少年。

その彼を導くのは学園の生徒会、中でもクラスメイトでもある“六道”が率先してあれや
これやと世話を焼くにもどこか筋違いで、更には思わせぶりな言動で翻弄させられます。
・・・渦中において打ち明けられた謎の答えはなかなかに重いものがありましたけれども。

キスか死か。巻き込まれた“最上”が抱える家庭事情に押されてどうすればキスに繋がる
のかギリギリまで緊迫した状況が続きますが・・・ということで結果は読めば分かりますけど
ヒロインの管理が大変そうなシリーズになりそうですね、ということで次巻に続きます。

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2013年07月18日

『水のマージナル2』

片岡とも 先生が贈る澄み切った水のように透明で、優しい物語。第2巻は「マージナル」
へと乗り込んだ“佳奈子”たちが水を操る能力者「ハンドラー」のことを知り始めます。
(イラスト:イチリ 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/965


イチリ 先生の描く金髪ツインテール娘はイイですね、ということで“クララ”の話ですが
何とも掴み所が難しいキャラクターというか、知っていそうで知らない、みたいな雰囲気
で“ヒヨリミ”にとって有益なのか否かが読みどころがポイントになりそうな気がします。

そんな“ヒヨリミ”は駆逐艦「マージナル」に乗り込んで体験した出来事などを元にまた
新たな目標を見据えたように思います。・・・それにしても“佳奈子”に対するセクハラの
数々がまさにうらやまけしからん状態で、推し進めていいやら悪いやらと思うことしきり。

「マージナル」の目標を叶える鍵となる可能性を持つ1人として挙げられた“佳奈子”。
その目標にはどうやらウラがありそうで、どんな展開を見せるのか注視しておきたい所。
あとがきによるとドラマCD化も検討しているようですのでそちらも気になる所であります。

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2013年07月17日

『瑠璃色にボケた日常 3』

伊達康 先生が贈る美少女ツッコミ系バトルコメディ、第3巻は“翠”の家で常々行われて
きた儀式に立ち会う“孝巳”と“瑠璃”がお家騒動に巻き込まれるところから始まります。
(イラスト:えれっと 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1019


「鵺御前」の二つ名を持つ“翠”が落ち度を見せる、という異例の事態に鴫原家の本家筋、
分家筋の思惑が、取り分け“翠”が当主であることを時期尚早と息巻く「反対派」の代表格
“月長”の発言が“翠”の心に避けられぬ動揺を生み出します。

落ち度の件は実際のところ少し狙いを外したところに行き着くのですが、そんなことが些細
に感じられるほどの大事件、鴫原家が管理する一番タチの悪い獣霊「朽縄」の封印が解ける
という事象が発生し、力及ばぬ“翠”たちに早急なる対策が求められます。

ここで「鵺御前」という二つ名の意味とその力が伊達ではないと示されるのが見所。それと
“翠”が“孝巳”に対して密かに思い描いていた願い、というのが迂遠な想いへと繋がって
いると分かってしまうのがもどかしい所でもあります。百合っぽい妄想も良かったです。

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2013年07月16日

『8番目のカフェテリアガール 東京なごやかプロジェクト』

石原宙 先生が「第10回スーパーダッシュ小説新人賞・大賞」受賞作品『くずばこに箒星』の
次に贈る新シリーズは地元の文化を元にした「名古屋系痛快学食バトルラブコメ」です。
(イラスト/029 先生 名古屋めしイラスト/ぐらしおん 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/new/1306.html#b04


味噌カツ、あんかけスパ、小倉トースト、モーニング・・・等々、挙げればキリがない独特の
食文化をもつ名古屋から来た妹“なごの”が東京の高校に逃避行した兄“シロ”を連れ帰る
と意気込む中で学食を舞台に理事長が仕掛けるゲームに巻き込まれる所から始まります。

1つの章が「小編→2ページずつ進む短編→名古屋めし紹介」という特殊な形式で物語を
進めていくのが特徴で、そこから更に“なごの”の名古屋的感覚に溢れた言動がコミカルさ
を演出してきます。確かにバトルもしますね、必殺技みたいなのも出てきますし(苦笑)。

この“なごの”が存外に曲者で、一見「出オチ」かと思わせる雰囲気の本作を実に味のある
読み応え十分なものにしてくれています。“なごの”の地元で何が起こっているのかも気に
なるところですし、続く展開に興味津々と言ってよいシリーズの幕開けであったと思います。

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2013年07月15日

『アニソンの神様 score.02』

大泉貴 先生が贈る、実在する「アニソン」を通じて友情を描く青春バンドストーリー。
10ヶ月の間を空けて刊行された第2巻ではドラムの“京子”に焦点を当てていきます。
(イラスト:のん 先生)

http://tkj.jp/book/?cd=72054001


「アニソン溢れるこの国に生まれた俺たちは、世界一の幸せ者だゼ─────ット!」と
水木一郎 御大からの帯推薦にもありますが、この第2巻を読んで改めてそう思える自分が
います。アニソンからこれほどの良い物語が生まれて、読めて、共感できるのですから。

アニソン好きであることをひた隠しにしていた“京子”が気付いた想いのズレ、すれ違い。
それを引きずって「レーゲン・ボーゲン」での活動にも支障をきたすまでに至る展開には
実にハラハラさせられましたが、音楽を通じて分かりあえるというのは良いものですね。

その橋渡しとなった“エヴァ”の行動力には驚かされることしきりです。10ヶ月という期間を
掛けて丁寧に作り上げてきた感触が伝わってきて良作ぶりを魅せつけてくれたと思います。
“孝弘”に張られた伏線、“琴音”の内に秘める決意といった所が気になる次巻も期待です。

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2013年07月14日

『ソード・ワールド2.0リプレイ from USA(9) 闇塔閻舞−ダンスマカブル−』

ベーテ・有理・黒崎 先生/グループSNE が贈る日米異文化交流リプレイ、第9巻は終幕を
見据えて“ギュスターヴ”との因縁に決着をつけるべく「否死の塔」に挑みます。
(監修:北沢慶 先生 コミック:双葉ますみ 先生 イラスト:H2SO4 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201302000417


  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  アンセルム:覚悟しな、兄貴──否、ギュスターヴ! 互いの顔を見んのも、今日が
        最後にしてやるぜ!
  GM:ギュスターヴの右目に憤怒の炎が映り、左目には嗜虐的な愉悦の光が浮かぶ。
  ミケ:うわあ・・・・・・めちゃくちゃになってるなあ・・・・・・
  クリフ:ほれほれ。ギュスターヴお兄ちゃん、他に何か言いたいことはありまちゅかー?
  GM/ギュスターヴ:「いや、てめえに言うことはなにもねえよ(真顔)」
  一同:(笑)!
  クリフ:今、一瞬左右の表情が統一されてましたね!
  アンセルム:流石だよなあ、クリフ。時々マジで尊敬するよ(笑)。
 _____________________________________


“クリフ”さんマジ容赦ない(苦笑)。“ギュスターヴ”も一回あっさりとやられちゃって
いる、という背景もあるのですけど何か妙な優位感は最後まで拭えなかったですね。とどめ
もイイ形で刺せましたしまずは一安心、といったところでしょうか。

今回は途中「運命」に対する選択を迫られる場面が各PCに対してありましたが・・・思い出し
笑いが出てしまいますね、「エクスカリバー」の件は。あと“エリヤ”の「抜けてる感」も
面白かった。兎も角もキャラの違いがにじみ出た結果であったと思います。

20面体ダイスをひっぱり出してきたりと相変わらず油断のならないGMのマスタリングも次で
いよいよラスト。「デスリジェクター」による蛮族の陰謀、“ギュスターヴ”によってその
黒幕となる存在がいよいよ明らかとなって大激戦は必至。乞うご期待という所でしょう。

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2013年07月13日

『犬とハサミは使いよう7』

更伊俊介 先生の不条理コメディ、TVアニメの放映が開始となり勢いに乗る中で刊行される
第7巻は“夏野”と“紅葉”のサイン会対決が思わぬ事態を呼び、急展開へと繋がります。
(イラスト:鍋島テツヒロ 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_02
http://inuhasa.jp/


アニメは第1話の先行上映を拝見しましたが、こう、改めて絵にして見ると突飛なお話で
あることを再認識させられる感じで。原作未読の方々がついていけるのかをやや心配しつつ
成功を心より祈らせてもらおうと思ったりなんかしちゃったりする次第です、ハイ。

さて、本編は“和人”を巡ってのせめぎ合い・・・というかサイン会でも実力行使で決着を
つけようとする武闘派な二人の姿がどこか滑稽に映ります。変則ラブコメのような流れも
終わってみれば個々人が「人」として成長を遂げた良いきっかけになったようです。

そんなラブコメ時空を展開したまま次へ進むのかと思いきや、突如あらわれた“紅葉”の
担当であり副編集長である“ナズナ”からの宣告に動揺を禁じえない“和人”たち。再び
バトル全開の流れで行くのか、それとも・・・? ということで次巻の動きに注目です。

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2013年07月12日

『灰と幻想のグリムガル level.1 ささやき、詠唱、祈り、目覚めよ』

「オーバーラップ文庫」にて 十文字青 先生が贈るのは「ゲーム」なのか「リアル」なのか
分からないまま「グリムガル」という世界に放り出された少年少女たちの冒険譚となります。
(イラスト:白井鋭利 先生)

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「ラノベ読み小会議」を経てようやく読み終えました。いわゆる「RPG」と称されるゲーム
においてあまり細かく描写されることの無い、時間のムダになりそうな泥臭い部分を掘り
下げて物語に落とし込んでいる印象を読了後にまず受けました。

いわゆる落ちこぼれ側の立場にある“ハルヒロ”たちが、「何でこんなことをしなくちゃ
ならないんだ」と困惑しながらも、それでも前を向かないと「死」が待っているという実に
シビアな状況が「グリムガル」という世界の過酷さを物語っています。あと、お金的にも。

MMORPGもの、というかゲームっぽいパラメータのような要素を見せていないので「ゲーム」
の世界なのか謎な点について、すでに先を行く“ソウマ”はそれを追い求める決意を固め
ました。そこに“ハルヒロ”たちがどう絡んでくるのか、注目したいと思います。

posted by 秋野ソラ at 01:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル