2013年05月25日

『レンタルマギカ 未来の魔法使い』

三田誠 先生が贈る大人気シリーズ、最終巻。「大魔術決闘(グラン・フェーデ)」から
2年が経過した「アストラル」の状況を描く後日譚。オールスター総出でお送りします。
(イラスト:pako 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201203000172


最後の挿絵ラッシュはこれまで読んできた数々のエピソードを呼び起こさせてくれるもの
でもあって感慨深い思いを抱きました。そのアイデアを出し、実現した pako 先生に感謝と
敬意を。『クロス×レガリア』と接点を繋げた所に改めて世代交代の念を感じました。

社長不在の「アストラル」で頑張る新人“セリム”の胸の内に潜む複雑な思い、そして
「螺旋なる蛇(オピオン)」の残党が絡むことで発生したエピソード。魔法使いたちの
願いは永遠に交わりきることは無いのだ、という彼ららしい姿勢を再提示してくれました。

“アディ”と魂の交わりを果たした“イツキ”も魔神を呼べるようになったという変化を
見せましたが彼自身の「魔術」には変わりがない、ということが分かって安心しました。
三田 先生、ならびに関係者の皆々様に無事完結へ心よりお祝いと感謝を申し上げます。

posted by 秋野ソラ at 01:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル