下巻は“トラヴァス”少佐の戦いから歴史の秘部の紐解き、そして大団円へと繋ぎます。
(イラスト/黒星紅白 先生)
圧巻としか言いようがないのですよね、ここまでシリーズを読んできた者の想いとしては。
やはり最後は“アリソン”と“ヴィル”の物語で締めくくるのが順当でしょう。
見切った“フィオナ”の慧眼に恐れ入ると共に、彼と“アリソン”との絆の深さにもまた
敬服するほかありません。“リリア”はそれに振り回されっぱなしでしたけど。
“ベネディクト”の言動に驚かされる側のリアクションがたまりません。更には問題解決
もしてしまうのだから凄いものです。・・・いつ続きが出てもおかしくないな、と感じました。