に所属するたった2名の男女が叶わぬ恋の謎を紐解く学園青春"失恋"ミステリを拝読です。
(イラスト/Nardack 先生)
自称「失恋探偵」の少女“百瀬”が否定し、失恋という事象そのものをも覆すほどの解決を
果たす、という連続短編仕立ての構成が気軽に読める雰囲気を醸成しています。
すら「失恋探偵」の事案として捉え、その一端として“百瀬”の機微を交えつつ解き明かし
ていく、という話運びには心ときめくものがありました。“百瀬”が実にいじらしいです。
一番好きだな、と思っております。Nardack 先生の挿絵も雰囲気に合致していて良かった
ですし、これはぜひオススメしたい一作とも思っております。