2013年05月26日

『ソード・ワールド2.0リプレイ 七剣刃クロニクル(2)』

秋田みやび 先生/グループSNE が贈るラジカルアドベンチャー、第2巻も楽して生きたい
と言いながら騒動の種に事欠かない冒険者らしい生活を余儀なくされる日々が続きます。
(イラスト:戸部淑 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201208000045


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  リディウス:じゃあ、ちょっと久しぶりで緊張しつつ・・・・・・呼び鈴でも鳴らすか。
  GM:それでは、「はーい」と声がして「よいしょ」と扉を開ける、ちまっこい
     女の子の姿が見えます。じっと久しぶりの姿を見上げて・・・・・・
     「どちらさまですか?」ぷい。
  神殿のニノン:がーん、拒否されてる(笑)。
  リディウス:ナ、ナナリー、俺だよ!(汗)
  GM:「どちらさまですかっ」きっと睨むようにして「知らない人はお家に入れちゃ
     だめですから」。
  リディウス:え、えっと、その・・・・・・すんませんっした!(土下座)
  一同:!(笑)
  神殿のセルヒオ:常日頃言ってるプライドはどうしたんだよ(笑)
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いやぁ、全くだ(笑)。しかも実家の様子を見に行ったら兄貴が何やら良からぬイベントを
引き起こしている疑惑がむくむくと浮上してきてさあ大変。しまいには差し向けられたと
思われるモンスターから襲われているし。かの人物は何をやらかしたのか、気になります。

“リディウス”と言えば、恋のパビリオンな話のときに余計なリーダーシップを発揮して
パーティの皆を困惑させ、人間関係にヒビを入れさせる一幕も。“セルヒオ”の苦労が
忍ばれます。それに便乗した“ネダ”の悪魔のような牽制っぷりが面白かったです。

メイドな話では「ザヤード家」におけるトラブル、その背景を探っていくうちに意外な
事実に辿り着くという展開でしたが・・・その対応策がまたアレな感じで 秋田 先生らしい
というか(苦笑)。ここでは“ヴィート”がMVPでしたね。楽しませてもらいました。

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2013年05月25日

『レンタルマギカ 未来の魔法使い』

三田誠 先生が贈る大人気シリーズ、最終巻。「大魔術決闘(グラン・フェーデ)」から
2年が経過した「アストラル」の状況を描く後日譚。オールスター総出でお送りします。
(イラスト:pako 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201203000172


最後の挿絵ラッシュはこれまで読んできた数々のエピソードを呼び起こさせてくれるもの
でもあって感慨深い思いを抱きました。そのアイデアを出し、実現した pako 先生に感謝と
敬意を。『クロス×レガリア』と接点を繋げた所に改めて世代交代の念を感じました。

社長不在の「アストラル」で頑張る新人“セリム”の胸の内に潜む複雑な思い、そして
「螺旋なる蛇(オピオン)」の残党が絡むことで発生したエピソード。魔法使いたちの
願いは永遠に交わりきることは無いのだ、という彼ららしい姿勢を再提示してくれました。

“アディ”と魂の交わりを果たした“イツキ”も魔神を呼べるようになったという変化を
見せましたが彼自身の「魔術」には変わりがない、ということが分かって安心しました。
三田 先生、ならびに関係者の皆々様に無事完結へ心よりお祝いと感謝を申し上げます。

posted by 秋野ソラ at 01:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2013年05月24日

『いもうとがかり3』

月見草平 先生が贈るお世話系ラブコメ、前巻から1年と3ヶ月の間を空けてついに完結。
木星人が地球にやってくる、と告げた“恋”の一言がお祭りと騒動を呼び起こします。
(イラスト:おーみや 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/853


なぜ「木星人」なのか、という最大の謎が少年少女たちの昔話を断片的にフラッシュバック
させていく中で明らかになっていき、その根幹には“翔太”が本来もっていた考え方、更に
言うなら家庭の事情があることが分かります。・・・親父さん、はた迷惑な人でしたねぇ。

「儀式」によって生まれ変わったとも言える2人、“翔太”と“恋”が10年の時を経て再び
その「儀式」によって戻ろうとする・・・のを阻止するのが「いもうとがかり」という立場の
為せる業。らしい、と言えばらしい展開だったと思います。

全てを終えた“恋”の心の中に10年という時はどう映っていたのか、そして“翔太”への
想いは──、という余韻を程よく残してくれているラストも良かったです。月見 先生に
完結のご祝辞と、代役の おーみや 先生にはお疲れさまでしたと申し上げる次第です。

posted by 秋野ソラ at 00:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2013年05月23日

『GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンVI<上>』

川上稔 先生が贈る戦国学園ファンタジー、6話上巻は北条、そして極東という地を巡って
二大勢力となった羽柴や毛利、更には真田に武蔵とそれぞれの想いが突き合わされます。
(イラスト/さとやす 先生(TENKY))

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-891623-3/


戦争を目前に続く駆け引きの応酬。歴史再現の不履行を盾に松平の全権移譲を迫る毛利。
その裏に潜む真意に“正純”が気付くまでに借りた周囲の力は大きかった。まさに武蔵の
底力そのもの。自他共に認める戦争好きの彼女が捻り出した対抗策に注目が集まります。

対する羽柴は真田からの交渉で思わぬ手玉を取られた形ではありますが、対武蔵戦を前に
共闘の策も閃くことが出来て「敗戦への心構え」が整いました。それとは別に、各陣営が
気にするもう一つの末世救済、P.A.Odaの「創世計画」が鍵になってきそうな雰囲気です。

ムードと言えば“人狼女王”を迎えた武蔵は“ミトツダイラ”と“浅間”が“トーリ”の
ことを意識させられまくって慌てふためく羽目に。生活の一部を担っている、という意味を
“浅間”も実感してほしいものです。さて、次巻はいよいよ戦争といった所でしょうか。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2013年05月22日

『僕と彼女のゲーム戦争5』

有名ゲームが実名登場する 師走トオル 先生の人気シリーズ第5巻。「東方花映塚」ほか
2作品を交えて初の合宿、そして学校対抗戦に臨む現代遊戯部の面々の奮闘を描きます。
(イラスト/八宝備仁 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-891422-2/


昔からシューティングは苦手で「東方」も触り程度しか知識が無いのですが、今回紹介して
もらってその雰囲気がより掴めた気がします。・・・まぁ、それでもプレイできる気がしないの
ですけれど(苦笑)。逆に『ぷよぷよ』はよくやってましたよ。“鷹三津”凄すぎです。

作中、「魂転生(ソウル・トランス)」といった特殊能力や「吹き抜ける風(ブラスト・
ウィンドゥ)」などの二つ名が飛び出すようになっていかにもな雰囲気を醸し出すように
なってきました。“岸嶺”がその能力を自在に扱えるようになったら脅威でしょうね。

それにしても理事長にしろ“瀬名”にしろ学園内で何やってんですかね。とは言えそれが
きっかけで“岸嶺”と“天道”の関係にも進展が見られたワケですが。“杉鹿”“鷹三津”
両名の火花も散るようになりましたし、ゲームの対戦も恋の行方も気になるところです。

posted by 秋野ソラ at 00:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル