2013年05月31日

『クロックワーク・プラネットT』

榎宮祐 先生、暇奈椿 先生の共著で贈るアクション&ファンタジー。死んだ星の機能を歯車
のみで再現した地球上で織り成す少年と少女と自動人形の物語、その第1巻を拝読です。
(イラスト:茨乃 先生)

http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/90008?id=9818/20043


「クロックワーク・プラネット」──時計仕掛けの惑星に突如あらわれたテロリスト集団の
描写から始まる350ページ超のお話。気が付けばページをめくる手を止めることなくラスト
まで一気に読みきりました。世界観に上手く引き込ませてくれる作品だと感じました。

人生の底辺にいた“ナオト”の能力が真価を発揮する場面、“リューズ”が自由意志による
気持ちを示すために255回の首肯と羞恥の表情を見せた場面、権力闘争に巻き込まれ立場
を捨てた“マリー”が第一級時計技師の妙技を見せた場面、三者とも印象に残っております。

運命的な出会いを経て世界を救う決意をした“マリー”、それに付き合わされる“ナオト”
と付き従う“リューズ”。「天才」と「異能」と「黒い歯車」が噛み合うことで世界はどう
変わっていくのか、次巻の刊行に実に興味が沸いてくる次第でございます。楽しみです。

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2013年05月30日

『人生 第5章』

川岸殴魚 先生が贈る人生相談ライトノベル第5巻。「九文学園美少女コンテスト」を巡る
デキレース疑惑に第二新聞部が“いくみ”をエントリーさせて挑む。果たして結果は如何に。
(イラスト/ななせめるち 先生)

http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solc_dtl?isbn=9784094514124


“絵美”の美的センスとそれを具現化した ななせめるち 先生には賞賛の拍手を送りたい。
具体的には“いくみ”のあられもない姿に。あるいは秘密を捻り出そうとしていつの間にか
晒してしまった“絵美”自身のそれに。“絵美”は今回のMVPと言えるかもしれません。

そんな感じでワリと貧乏くじを引かされることが多かった“いくみ”ですが、生徒会長の
不正を暴こうとして窮地に陥ったところを「コガネン」こと“勇樹”に助けてもらったり
と悪いことばかりでもなさそうな雰囲気。・・・最後のはヤキモチだったんですかね。

今回の活動では不甲斐ないところを見せた“梨乃”の最終手段も良かったです。“勇樹”に
対してはヤンデレ気味なところを見せているのが気になるところですが。第二新聞部存続の
危機も回避できて、新しい目標もできて、ということで人生相談はまだまだ続きそうです。


■「人生 第5章」発売です! (もちろん相談も募集中です!!!!)
 http://d.hatena.ne.jp/okawagishi/20130519/1368946548


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2013年05月29日

『千の魔剣と盾の乙女10』

川口士 先生が贈る魔剣ファンタジー、遂に2桁巻数の大台へ。予定していたラストへと
向かうため、“ホルプ”復活を目指して“ロック”たちは竜の墓場へと急ぎ目指します。
(絵:アシオ 先生)

http://data.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804425


今巻もあっさりと進むことはなかった“ホルプ”復活。その道のりは実に長かった・・・。
彼の口から語られたこの世界の歴史、真実の姿、そして倒すべき本当の相手。胸の内を
打ち明けた“ホルプ”と“ロック”が真のパートナーとして互いを認めるシーンは必見です。

また、そこに至る前に「魔王」と直面したことについて“ロック”たちがどう感じのかを
吐露し、受け止め、改めて前へと進むための契機としたところも注目しておきたいところ。
土壇場で「魔石(タスラム)」を単独使用した“フィル”の成長ぶりには目を見張ります。

“バルトゥータス”と対峙する“サーシャ”、そして「魔王」の件については事情が飲み
込めたので得心がいきました。あとは“リャナンシー”と“ファーディア”の思惑がこの先
“ロック”たちの進む道に改めてどう絡んでくるのか、展開を見届けたいと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2013年05月28日

『浮遊学園のアリス&シャーリー(1)』

数々のレーベルで物語を生み出し続ける むらさきゆきや 先生が「オーバーラップ文庫」
にてお届けするのは世間から隔絶された浮遊学園都市を舞台とする学園異能バトルです。
(イラスト:しらび 先生)

http://over-lap.co.jp/%E6%B5%AE%E9%81%8A%E5%AD%A6%E5%9C%92%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9%EF%BC%86%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E2%91%A0/product/0/9784906866182/?cat=&swrd=


「特有幻想(ディアレクト)」という異能力使う「幻想具現者(グローバライザー)」として
高レベルの実力者であるが故に鼻持ちならぬ言動を見せる“アリス”、彼女の元パートナー
にして現パートナー“柾貴”の幼馴染である“シャーリー”、二人の名コンビぶりが面白い。

偶然にも異能力を悪用する「規律委員(ブレイカー)」の一員となった“柾貴”が有する
能力が果たしてその役職の助けになるのか、という不安要素も彼自身の研鑽と機転でもって
しっかりと解消してくるあたりは侮れないものがあります。中々な男前ぶりを見せてます。

『ゆうれいなんか見えない!』に端を発し、『覇剣の皇姫アルティーナ』『銀弾の銃剣姫
(ガンソーディア)』と続く本作も実に身に馴染むテキストだということが分かったので
むらさきゆきや 先生の作品は少し前のめりで追っていこうと思った次第であります。

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2013年05月27日

『暦物語』

西尾維新 先生が贈る怪異譚、「物語」シリーズの最後を飾る『終物語』『続終物語』を前に
100パーセント突然書かれた小説、として登場した450ページ弱の短編集を拝読しました。
(イラスト:VOFAN先生)

http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2838370
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/kodansha-box/topics/nishio/


いやぁ〜、長い。短編集なので区切りよく話が進んでいくにしても3時間は掛かりました、
読了までに。女性陣が勢揃いなので「阿良々木ハーレム」と言ってもいい彼の人間関係には
驚かされますが・・・一体どうなっちゃったの? と思わざるを得ないラストが気になります。

“忍野メメ” とか出てきて久しぶりだな、と感じる一方で彼らの時間軸としてはたかだか
1年にも満たない遷移であること、更にはその中で数々の「物語」に、そして怪異に触れて
きたのだと思うと改めて濃密な時間を過ごしているのだということを再認識させられます。

各短編で触れられている「道」というものに対する反応や考え方の違いがそのまま各キャラ
の特徴を色濃く反映しているのも興味深かったです。怪異かと思いきや・・・という後日談の
数々もテンポの良い話運びに繋がっていて、これはこれで面白いと感じました。

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2013年05月26日

『ソード・ワールド2.0リプレイ 七剣刃クロニクル(2)』

秋田みやび 先生/グループSNE が贈るラジカルアドベンチャー、第2巻も楽して生きたい
と言いながら騒動の種に事欠かない冒険者らしい生活を余儀なくされる日々が続きます。
(イラスト:戸部淑 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201208000045


  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  リディウス:じゃあ、ちょっと久しぶりで緊張しつつ・・・・・・呼び鈴でも鳴らすか。
  GM:それでは、「はーい」と声がして「よいしょ」と扉を開ける、ちまっこい
     女の子の姿が見えます。じっと久しぶりの姿を見上げて・・・・・・
     「どちらさまですか?」ぷい。
  神殿のニノン:がーん、拒否されてる(笑)。
  リディウス:ナ、ナナリー、俺だよ!(汗)
  GM:「どちらさまですかっ」きっと睨むようにして「知らない人はお家に入れちゃ
     だめですから」。
  リディウス:え、えっと、その・・・・・・すんませんっした!(土下座)
  一同:!(笑)
  神殿のセルヒオ:常日頃言ってるプライドはどうしたんだよ(笑)
 _____________________________________


いやぁ、全くだ(笑)。しかも実家の様子を見に行ったら兄貴が何やら良からぬイベントを
引き起こしている疑惑がむくむくと浮上してきてさあ大変。しまいには差し向けられたと
思われるモンスターから襲われているし。かの人物は何をやらかしたのか、気になります。

“リディウス”と言えば、恋のパビリオンな話のときに余計なリーダーシップを発揮して
パーティの皆を困惑させ、人間関係にヒビを入れさせる一幕も。“セルヒオ”の苦労が
忍ばれます。それに便乗した“ネダ”の悪魔のような牽制っぷりが面白かったです。

メイドな話では「ザヤード家」におけるトラブル、その背景を探っていくうちに意外な
事実に辿り着くという展開でしたが・・・その対応策がまたアレな感じで 秋田 先生らしい
というか(苦笑)。ここでは“ヴィート”がMVPでしたね。楽しませてもらいました。

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2013年05月25日

『レンタルマギカ 未来の魔法使い』

三田誠 先生が贈る大人気シリーズ、最終巻。「大魔術決闘(グラン・フェーデ)」から
2年が経過した「アストラル」の状況を描く後日譚。オールスター総出でお送りします。
(イラスト:pako 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201203000172


最後の挿絵ラッシュはこれまで読んできた数々のエピソードを呼び起こさせてくれるもの
でもあって感慨深い思いを抱きました。そのアイデアを出し、実現した pako 先生に感謝と
敬意を。『クロス×レガリア』と接点を繋げた所に改めて世代交代の念を感じました。

社長不在の「アストラル」で頑張る新人“セリム”の胸の内に潜む複雑な思い、そして
「螺旋なる蛇(オピオン)」の残党が絡むことで発生したエピソード。魔法使いたちの
願いは永遠に交わりきることは無いのだ、という彼ららしい姿勢を再提示してくれました。

“アディ”と魂の交わりを果たした“イツキ”も魔神を呼べるようになったという変化を
見せましたが彼自身の「魔術」には変わりがない、ということが分かって安心しました。
三田 先生、ならびに関係者の皆々様に無事完結へ心よりお祝いと感謝を申し上げます。

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2013年05月24日

『いもうとがかり3』

月見草平 先生が贈るお世話系ラブコメ、前巻から1年と3ヶ月の間を空けてついに完結。
木星人が地球にやってくる、と告げた“恋”の一言がお祭りと騒動を呼び起こします。
(イラスト:おーみや 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/853


なぜ「木星人」なのか、という最大の謎が少年少女たちの昔話を断片的にフラッシュバック
させていく中で明らかになっていき、その根幹には“翔太”が本来もっていた考え方、更に
言うなら家庭の事情があることが分かります。・・・親父さん、はた迷惑な人でしたねぇ。

「儀式」によって生まれ変わったとも言える2人、“翔太”と“恋”が10年の時を経て再び
その「儀式」によって戻ろうとする・・・のを阻止するのが「いもうとがかり」という立場の
為せる業。らしい、と言えばらしい展開だったと思います。

全てを終えた“恋”の心の中に10年という時はどう映っていたのか、そして“翔太”への
想いは──、という余韻を程よく残してくれているラストも良かったです。月見 先生に
完結のご祝辞と、代役の おーみや 先生にはお疲れさまでしたと申し上げる次第です。

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2013年05月23日

『GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンVI<上>』

川上稔 先生が贈る戦国学園ファンタジー、6話上巻は北条、そして極東という地を巡って
二大勢力となった羽柴や毛利、更には真田に武蔵とそれぞれの想いが突き合わされます。
(イラスト/さとやす 先生(TENKY))

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-891623-3/


戦争を目前に続く駆け引きの応酬。歴史再現の不履行を盾に松平の全権移譲を迫る毛利。
その裏に潜む真意に“正純”が気付くまでに借りた周囲の力は大きかった。まさに武蔵の
底力そのもの。自他共に認める戦争好きの彼女が捻り出した対抗策に注目が集まります。

対する羽柴は真田からの交渉で思わぬ手玉を取られた形ではありますが、対武蔵戦を前に
共闘の策も閃くことが出来て「敗戦への心構え」が整いました。それとは別に、各陣営が
気にするもう一つの末世救済、P.A.Odaの「創世計画」が鍵になってきそうな雰囲気です。

ムードと言えば“人狼女王”を迎えた武蔵は“ミトツダイラ”と“浅間”が“トーリ”の
ことを意識させられまくって慌てふためく羽目に。生活の一部を担っている、という意味を
“浅間”も実感してほしいものです。さて、次巻はいよいよ戦争といった所でしょうか。

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2013年05月22日

『僕と彼女のゲーム戦争5』

有名ゲームが実名登場する 師走トオル 先生の人気シリーズ第5巻。「東方花映塚」ほか
2作品を交えて初の合宿、そして学校対抗戦に臨む現代遊戯部の面々の奮闘を描きます。
(イラスト/八宝備仁 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-891422-2/


昔からシューティングは苦手で「東方」も触り程度しか知識が無いのですが、今回紹介して
もらってその雰囲気がより掴めた気がします。・・・まぁ、それでもプレイできる気がしないの
ですけれど(苦笑)。逆に『ぷよぷよ』はよくやってましたよ。“鷹三津”凄すぎです。

作中、「魂転生(ソウル・トランス)」といった特殊能力や「吹き抜ける風(ブラスト・
ウィンドゥ)」などの二つ名が飛び出すようになっていかにもな雰囲気を醸し出すように
なってきました。“岸嶺”がその能力を自在に扱えるようになったら脅威でしょうね。

それにしても理事長にしろ“瀬名”にしろ学園内で何やってんですかね。とは言えそれが
きっかけで“岸嶺”と“天道”の関係にも進展が見られたワケですが。“杉鹿”“鷹三津”
両名の火花も散るようになりましたし、ゲームの対戦も恋の行方も気になるところです。

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2013年05月21日

『うちの居候が世界を掌握している!4』

い〜どぅ〜 先生のコミックスもほぼ同時発売中の、七条剛 先生が贈る超無敵アットホーム
ラブコメ。短編集を挟んでの第4巻は“真哉”に対してハニートラップが仕掛けられます。
(イラスト:希望つばめ 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797373646.html


最近、雑誌等で 希望つばめ 先生のイラストを拝見する機会が増えて密かに喜びを感じる
今日この頃。満を持して登場した新キャラ“愛”のデザインも可愛らしく“真哉”に対して
猛烈にアタックを仕掛けてきます。“桃香”“莉子”も気が気ではありません。

そんな彼女の狙いを読みきって冷静に対処する“真哉”に1つのミスが生まれます。幸い
にして致命的な結果には至りませんでしたが、彼の中に初めて生まれた制御できない感情
「怒り」が本気で相手に灸をすえる展開は彼の家族愛を示すに足るものがありました。

気が付けば色々な問題が解決していたりするあたりは相変わらず伏線の張り方と回収の
仕方には安定感があります。今回も影の立役者となった妄想力が豊かな“ルファ”ですが
いよいよ来日予定ということで何が起こるか今から楽しみでなりません。

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2013年05月20日

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 3 書き下ろし短編小説&ゲストイラスト集付き限定版』

大森藤ノ 先生が贈る、一端の冒険者である少年と矮小なる女神が織り成す眷族の物語。
第3巻は“アイズ”との再会、特訓を経て“ベル”が英雄願望を抱くまでを描きます。
(イラスト:ヤスダスズヒト 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797373608.html


とっさに踵を返す“ベル”の気持ちも分かるだけに、それを受け止められた体勢が滑稽に
映るのも仕方が無いと言いますか。“アイズ”に今の己の本質を見極められ、互いの差を
見せつけられてもなお追いすがろうと努力する彼のひたむきさが好ましく感じられます。

まだまだ成長途上な彼に与えられた“フレイヤ”からの「壁」。今一度は折れかけた心を
彼女への気持ちと自分の不甲斐なさを糧に昇華し、初めて「冒険」するその姿は駆け出しの
冒険者などと言わせない驚異的な実績を残すことになります。実にアツい展開です。

彼の成長に関する異常性が公のものとなったことで今後どんな物語へと繋がっていくのか、
引け目はあっても譲る気は無い“リリ”と大人げない“ヘスティア”との直接対決を始めと
する“ベル”を巡る関係はどう変化していくのか、気になる要素がまだまだ満載です。


・・・とは言え、付属の小冊子を見る限り“ベル”と“ヘスティア”との繋がりが家族のそれを
超えるのは難易度が高そうだな、とも思えるワケで。「とらのあな」限定のリーフレットで
見せた特異な好物をもつ彼女の優位性を覆せるのかも注目したいところです。

ゲストイラスト集はH2SO4、黒銀、狐印、四季童子、toi8、仁村有志、はいむらきよたか、
るろお各先生による豪華絢爛ぶりで胸の大きい“ヘスティア”、次いで凛々しい“アイズ”
の出番が多いです。イイですね。るろお先生が言うようにゲーム化もアリですかな。

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2013年05月19日

『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・ナイツ(5) ビヨンドザナイト』

『デイズ』シリーズに続き、矢野俊策 先生/F.E.A.R. が贈る『ナイツ』シリーズも今巻で
いよいよラスト。「夜」の先にあるものは何か。“瑠璃”たちが最後の戦いに臨みます。
(イラスト:エナミカツミ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201207000061


  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  志津香:そこはしょうがないですわね・・・・・・。わたくしから瑠璃さんへはメモリー
      なので、感情はひとつだけですわ。ポジティブの信頼です。
  瑠璃:あ、すごい。全員信頼で揃ってる。
  志津香:ほんとですわね!
  ラハブ:ようやくチームになったということですかね。
  ハウント:ラハブに言われると違和感があるな(笑)。
  GM:確かに(笑)。では改めてセッションを開始しよう。
 _____________________________________


“ソロモン”が編み出した地球規模の計画。かつて無い窮地に「ナイトフォール」としての
チームワーク、そして関係した人々との繋がりがものを言う展開になりました。思わぬ所
からのクロスオーバーもあってなかなか感慨深いものがあります。

その繋がりはボードゲーム形式のミニゲームでNPCカードとして扱われて、これがまた至極
面白そうなワケです。力をあわせて少しずつ不利な状況を覆していく雰囲気が伝わってきて
良かったです。“志津香”のダイス目が神懸かっていたのが実に印象的でした。

“ソロモン”の計画を退ける方法のほか、世界の全てを救わんとハッピーエンドを望むが
故にGMも予想だにしなかった解決策を導き出すPLの様子が窺えるのもTRPGならでは
という感じで締めくくり方も文句なしのキャンペーン。GM、PLの皆様、お疲れ様でした。

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2013年05月18日

『アリアンロッド・サガ・リプレイ・デスマーチ(9) 魔女が奏でる鎮魂曲』

クライマックスが近づく 田中信二 先生/F.E.A.R. の『デスマーチ』シリーズ第9巻。
仮面の“グリンダ”が仕掛けた世界を揺るがす策謀を“アキナ”たちが止めに掛かります。
(イラスト:猫猫猫 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201302000024


  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  アキナ:あたしの出番だ。いきますねっ!
  マルセル:アキナの【筋力】は14ある。失敗するはずはな・・・・・・・・・・・・。
  一同:スト──ップ!!(一同爆笑)
  マルセル:・・・・・・・・・・・・。
  マキナ:と、とにかく判定しますね。・・・・・・えいっ!(ダイスを振る)
      ・・・・・・・・・1と!? ・・・・・・・・・・・・2ぃ──っ!!
  一同:────っ!!(一同爆笑)
  GM:セーフ!! ダイス目3でファンブルせず、達成値17で成功です!
  ギィ:ギリギリだよ、おい!!(爆笑)
  ドラン:マルセルの裏目力が他人に影響するなんて・・・・・・驚いたナリ(笑)。
  アキナ:裏目力ってスゴすぎですっ!? マルセルさん・・・・・・大変ですね。
  ドラン:ほんと、強く生きるナリ(笑)。
  マルセル:・・・・・・同情とか、要らないから!(笑)
 _____________________________________


“マルセル”恐るべし。直前の判定ミスが大事な情報収集の機会を逃す要因になっていたり
と裏目力の発揮に磨きが掛かります。磨きが掛かると言えばGMのクリティカル発生率も
同様で、PLたちの対策が功を奏した場面が何度も見られました。まさに驚異的な脅威。

プリプレイから“アキナ”に不快感と警戒心を与える“グリンダ”ですが、互いに譲れぬ
正義を胸に交えた一戦は見どころと言えましょう。“グリンダ”と戦う直前に“アキナ”が
見せた「フェリタニア」第一の騎士としての気概、成長ぶりも注目しておきたい点です。

カットインのような挿絵の入れ方が今回も効果的な演出に繋がっていました。ベタ塗りや
クライマックス直前に相対する二人とか、魅せ方がレベルアップしていると感じました。
そして“オーレリー”が心配でならない引きに次巻の刊行が待ちきれない今日この頃です。

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2013年05月17日

『四百二十連敗ガール2』

デビュー作にして第2巻で早くも「ドラマCD付き特装版」と同時発売、という偉業を成し
遂げる 桐山なると 先生の作品。“ハル”の告白ツアー連敗街道は留まる所を知りません。
(イラスト:七桃りお 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_02


いや、嫌われているのは十分に分かったのですけれど、それに自分から追い討ちをかける
のはどうなのよ、と思った「デレ園水泳部」での出来事。“毒空木”そして“時宗”の
水着姿は確かに素晴らしいものがありましたけどね、流石に勇み足ですよね。

“ハル”に対する“毒空木”の容赦ない仕打ちも含めた、女の子らしさの欠片もない破天荒
な言動は相変わらずですが、その中で垣間見せる“ハル”のことが好きすぎて仕方が無い
そぶりが何ともいじらしいのもまた同じく。このギャップは実に手堅く効果的に映ります。

ただ、“ゆずり”に関しては結果がアレでしたけど一応はキープできたとも言えるワケで
“ハル”にとっては満更でもない話かと思います。早速“毒空木”は噛みついてきました
が、今後も程々にフラグを立てるキャラが増えるのかな、とか思ったり思わなかったり。

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2013年05月16日

『ベン・トー 10 恋する乙女が作るバレンタインデースペシャル弁当350円』

アサウラ 先生が贈るシリアスギャグアクション、通算13冊目となる第10巻は節分、そして
バレンタインデーに現れる特別な弁当を前に迎える厄介な状況に“佐藤”たちが挑みます。
(イラスト/柴乃櫂人 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/-bento/#b13


今まで散々何かしらあった“著莪”とは今回も何も無いのはもうしょうがないとして、幼女
の“茉莉花”からの好感度が順調に上がっている点、そして“白梅”からの感情が幾ばくか
改善の兆しを見せているところには注目しておきたいところ。

まぁ、ラブな要素はそれくらいとして、新たに登場した「退魔師(ゴーストバスター)」
との戦いはこれまた一味違うものとなりました。“白粉”もとんだとばっちりを受けたと
いうものです。その過程においてネタの確保には事欠かなかったようですけど(苦笑)。

バレンタインでは裏切り者扱いされるくらいにはチョコをいただいた“佐藤”。“仙”の
家へ本番当日に呼ばれた彼の淡い希望を打ち砕く彼女の決意と行動。彼女に告げられた
「最後の可能性」とは何なのか、そしてあの男の真意は。気になる点を残しつつ続きます。

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2013年05月15日

『うちのメイドは不定形 2』

2010年6月10日の第1巻から約3年。森瀬繚 先生、静川龍宗 先生の共著で贈る、シリーズ
第2巻が遂に登場。不定形メイド“テケリ”さんとご主人様の物語、続きをとくとご覧あれ。
(イラスト: 文倉十 先生)

http://www.php.co.jp/smash/books/2013/04/post-32.php


あー、やっぱり“テケリ”さんはかわいい。これだけ癒されるキャラクターは中々いない
と再認識させられたところです。“ちびテケリ”さんにも色々と個性が出てきてそちらも
見どころの一つではないかと思います。文倉 先生のイラストと共に。

“トオル”にあんなことがあってからの日常を、彼の視点と“あさひ”視点を織り交ぜて
進めていく中で今巻の鍵となる人物、彼の母“ミツキ”が登場。2人の言動から見てとれる
奇妙な家族関係が物語を少しずつ、そして決定的に動かしていきます。

想定外の事態に共闘する“トオル”と“あさひ”。・・・まさか「そこ」で分かり合えるとは
別な意味で思いも寄らず(苦笑)。解決のために告げた“トオル”の真実も衝撃的でした。
気になる引き際に「3巻はまだですか?」と 黒史郎 先生と同じく刊行を切望する次第です。

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2013年05月14日

『なれる!SE9 ラクして儲かる?サービス開発』

夏海公司 先生が贈る「萌えるSE残酷物語」第9巻。業績不振を覆すべく社長が掲げた
新サービスの開発担当に“室見”と“梢”、そして“工兵”が名乗りを上げさせられます。
(イラスト/Ixy 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-891621-9/


“梢”のストーカーないしヤンデレぶりに隠す気が無くなった感がひしひしと。“工兵”
危うし。そんな彼に好感のある女性陣が挿絵に揃っていると感じたのがまずポイント。
Ixy 先生のデザインというか塗りが少し変わった気がするのも印象に残っています。

パッケージ商品を作って売ることのメリット、デメリットについては作中で触れられている
通りで、そういう商材を作ろうとSIerな企業が切磋琢磨しているのも同様。“カモメ”が
言う「楽して儲けろ」を実現するためにSEが頑張ってることを感じとってくれれば幸い。

そして、必要な時に頭を下げることの出来る“室見”さんのプロ意識には感心のひとこと。
これに尽きます。最後“六本松”がやらかしたアレは正直、張り倒したくなりましたね。
鍛えられた“工兵”がああなるのもムリは無いって話で。次巻では何に巻き込まれるやら。

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2013年05月13日

『一つの大陸の物語〈下〉 〜アリソンとヴィルとリリアとトレイズとメグとセロンとその他〜』

時雨沢恵一 先生が贈る『アリソン』から続くシリーズのその先にある物語を綴る完結編。
下巻は“トラヴァス”少佐の戦いから歴史の秘部の紐解き、そして大団円へと繋ぎます。
(イラスト/黒星紅白 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-891600-4/


「大電撃文庫展」で口絵や表紙のイラストは先に拝見させていただいておりましたが、もう
圧巻としか言いようがないのですよね、ここまでシリーズを読んできた者の想いとしては。
やはり最後は“アリソン”と“ヴィル”の物語で締めくくるのが順当でしょう。

“トラヴァス”少佐としての立場と“ヴィル”としての見地が入り混じった複雑な状況を
見切った“フィオナ”の慧眼に恐れ入ると共に、彼と“アリソン”との絆の深さにもまた
敬服するほかありません。“リリア”はそれに振り回されっぱなしでしたけど。

首謀者を追い詰めるシーンを置き去りに進んでいく結婚式。得意満面に種明かしをする
“ベネディクト”の言動に驚かされる側のリアクションがたまりません。更には問題解決
もしてしまうのだから凄いものです。・・・いつ続きが出てもおかしくないな、と感じました。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2013年05月12日

『アリアンロッド2E ファンブック ラヴィアンローズ』

菊池たけし 先生/F.E.A.R. が贈る「アリアンロッド」ファンブック第4弾は遂に『ルージュ』
のあのシーンがドラマCD化。『シュバルツ』を補完するリプレイ等も収録している一冊です。
(イラスト:佐々木あかね 先生 他)

http://ebten.jp/eb-store/p/9784047284494/
http://www.fear.co.jp/information/ar2e_flvr_info.htm


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  ゼロ : ・・・・・・ミラは、俺が守る。
  GM : ではそんなことを呟くゼロがミラに死線を転じられたのに釣られ、
      ウェポンイーターたちもミラの方を向いた。ちらっ。
  ミラ : ・・・・・・っ!?
  ゼロ : ・・・・・・まずい。ミラが───。
  イリア : ゼロ! もしミラが襲われたらあんたが守ってやるんだよっ。行きな!
  ゼロ : ミラがあの虫の・・・・・・。
  一同 : ?
  GM : 虫の?
  ゼロ : ・・・・・・・・・触手に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
  一同 : 何を妄想してんだあんたはっ!?(大爆笑)
  イリア : (←大爆笑している)
  GM : (笑いをこらえながら)いや、そんなかっこよく「触手・・・・・・」とか
      言われても・・・・・・(笑)。
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しかも挿絵指定までしてるし(笑)。江口拓也 さんが演じる“ゼロ”の“ミラ”に対する
思い入れ、というかそれ以外への無関心ぶりがハンパない。その“ミラ”を演じる A.m.u.
さんは設定あふれるメイジ/サモナーとして戦術面から彼を支える所で魅せてくれました。

久保田悠羅さんが演じる“エイミー”は思いっきりワケありで、今後NPCでの登場が期待
される要員。“イリア”を演じた 田中天 が考えたNPCとその設定がまさかあんな形で活か
されることになろうとは。菊池 先生の油断も隙も無い姿勢に感服するばかりです。

このファンブックを読み終えた後で『シュバルツ』を読み返してみると「なるほどー」と
思わせられる展開になっていたことが分かります。あの村の惨劇を経て“ミラ”そして
“ゼロ”が有り余る設定を踏まえてどう成長し、再登場してくれるのか期待したいです。



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  ≪ドラマCD・キャスト≫

   ノエル・グリーンフィールド .... 力丸乃りこ
   トラン・セプター ................ 小野大輔
   クリス・ファーディナント/
    ゼロ・ルシフェルド ............ 江口拓也
   エイプリル・スプリングス ........ 友永朱音
   マティアス ........................ チョー
   アルテア ........................ 小暮英麻
   ガーベラ ........................ 柚木涼香
   ゴウラ .......................... 丹沢晃之
   ユージン ...................... 櫻井トオル
   占いババア .................... 中根久美子
   カンガルー怪人 .................... 杉崎亮
   新聞屋 ............................ 林康介
   子ども ...................... 佐々木亜花里
   騎士 ............................ 武宗次郎
   
   大首領 .......................... 池田秀一
   
   
    Song Produced by ZIZZ STUDIO
    
    オープニングテーマ「Fateful Link」
     作詞:江幡育子
     作曲編曲:大山 曜
     歌:YURIA
    
    エンディングテーマ「華夢」
     作詞:A.m.u.
     作曲編曲:磯江俊道
     歌:A.m.u.
                                (敬称略)
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『ルージュ』刊行当時から伝えたがっていた“ノエル”の雰囲気をようやくドラマCDという
形で掴むことが出来て読み手としても感無量といいますか、流石は 力丸 さんといった所
でしょうか。佐々木あかね 先生がスカイプでコメントを送るのも分かる気がします。

本編では大きな分岐点となったイジンデルの村での出来事を演じてもらう、ということで
前半までの陽気な雰囲気と後半に畳み掛けてくる窮地、そして悲劇との落差が見どころ。
“トラン”の名乗り、メッチャ格好良かった。“アルテア”の悲鳴が耳に痛かった。

“ゼロ”も含めた一人二役、さらに“クリス”との掛け合いまでやってのけた 江口 さん
の名演技も光りました。“マティアス”が実に胡散臭くて素晴らしかった。“占いババア”
も“ガーベラ”も雰囲気出てましたし、声の力って偉大だなぁ、と痛感させられた次第です。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル