2013年04月24日

『ヴァルキリーワークス』

逢空万太 先生が贈る新シリーズ。色の無い世界に迷い込んだ少年が出会った戦乙女──
ヴァルキリーと織り成すアクション・ラブコメディーを読ませていただきました。
(イラスト:蔓木鋼音 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797373349.html


救国の騎士かと思えば半人前のヴァルキリー、“理樹”をして「駄ルキリー」と言わしめる
“フェルスズ”──早くも愛称が“フェル子”さんで確定していますが、彼女をイジメたく
なる“理樹”の気持ちも分かるくらいに可愛いです。蔓木 先生のイラストもバッチリです。

いくらダメダメとは言え、異世界の存在である“フェル子”さんを手玉に取る少年“理樹”
の、彼女への偏執を感じさせる言動とそれに振り回される彼女の翻弄されっぷりが見ていて
面白いです。このあたりも 逢空 先生らしさと言うべきでしょうか。

そんな“理樹”の異常性、人間が居られないはずの「絶対騎行圏」に入れたり“フェル子”
さんの武器、グラムを彼女以上に扱えるのか。あるいは「ヴァルキリーワークス」の真意に
“フェル子”さんは応えられるのか。気になる展開が楽しみな次巻に期待しておきます。

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル