少年が、空より降りてきた無垢なる少女との出会いから始まる物語を拝読させて頂きました。
(イラスト:植田亮 先生)
であるということに加え、“隼人”や“かなめ”が有するPSY能力、更には“隼人”と共に
経験してきた事柄を絡めてのラストへの持っていき方が実に巧妙だと感じました。
登場させることでグロアロイドがいいことずくめなものではないという点を演出している
のも評価したいと思います。緩急をつけられる 植田 先生の挿絵も絶妙ですね。
“隼人”と接触してくる「チハチナ」の二人、そして研究機関の思惑と実に気になる要素が
盛りだくさんで続きに期待が持てる作品だと思います。次巻の刊行を楽しみにしておきます。