2013年03月28日

『俺、ツインテールになります。3』

水沢夢 先生が贈るツインテールを愛する者の物語。第3巻は人間の少女である闇の処刑人
“ダークグラスパー”と戦えるのか苦悩する“総二”を他所に物語が進行していきます。
(イラスト/春日歩 先生)

http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solc_dtl?isbn=9784094513981


逢空万太 先生の帯コメントにあるとおり、今巻においても純粋な性癖を持つやっかいな敵が
現れます。その名も“ケルベロスギルティ”。その身が持つ技、あるいは業でテイルブルー
とテイルイエローの力を抑止するとかバカバカしくてステキです(褒め言葉)。

“ダークグラスパー”もまた厄介な性格で実際に居たらやりにくいだろうな、と思いますが
それに絡まれる“総二”にはご苦労さまと言うしかありません。ツインテイルズのみんなを
失意のどん底に落とす行動を見せた彼女が今後どう仕掛けてくるのか気になるところ。

“慧理那”の家の掟に係る騒動をツインテールへの愛だけでねじ伏せる“総二”が変わらず
魅せたムダな熱さといい、ノリの良さに磨きが掛かっていて大変面白かったです。いつか
“総二”の性癖も抑圧される日がくるのだろうかと想像しつつ、次巻も期待しておきます。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル