2013年03月17日

『瑠璃色にボケた日常 2』

伊達康が贈る美少女ツッコミ系ラブコメ、第2巻はとある事情で関西からやってきた霊導師
の美少女に“瑠璃”が笑いを伝授してもらったり“孝巳”が振り回されたりします。
(イラスト:えれっと 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/971


日本は兎角「家」が主体となる文化を築いてきたワケですが、その枠から外れてしまった
ことでどのような人生を歩むことになったのか。一人は“瑠璃”ですでに描写済みですが、
同類の事情を抱える人物を描くべく関西の霊導師“柘榴”の兄、“昂大”が登場します。

とは言え、“昂大”の場合は自尊心と劣等感とが入り混じってこじれてしまったあまり
良くないほうのケースとなりますが。“瑠璃”自身も言っていますけれど、意外に果報者
なのだということが関係者たちの言葉と態度からも見てとることが出来ます。

それにしても“柘榴”のえちぃボケ具合が新たな刺激となって良い流れを作っていたと
思います。“孝巳”にちょっかいを入れて“翠”や“瑠璃”に火種を投下する彼女は悪女の
素質があるかも。お笑いの道は厳しいですね(苦笑)、ということで次巻に続きます。

posted by 秋野ソラ at 00:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル