2013年03月16日

『初体験にオススメな彼女6』

生体アンドロイドだと告げられた“鉄之介”。研究所へ戻れと告げられた彼に残された時間
は僅か。あさのハジメ 先生が贈るブランニューデイ青春ラブコメが最終巻を迎えます。
(イラスト:高苗京鈴 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/962


記憶の改ざんについても言及されているため、どこまでが真実でどこまでが虚構なのか
当事者である“鉄之介”ですら疑心暗鬼になるのも致し方ないところ。こうなった原因
である「2年前」に本当は何が起こっていたのかを探ることに焦点が集まります。

どさくさに紛れて彼からの告白を受けた“あるみ”も彼が本物の“鉄之介”ではない
という点が引っ掛かり、はっきりとした答えが出せないまま「2年前」の真実に2人が
辿り着いてしまいます。それはもう、実に最悪なタイミングで。

ただ、2年前とは違う「“あるみ”が居る」という現実が奇跡の大逆転を生み出します。
というか明らかにされてみればこれこそ紛らわしい“鉄之介”自身の事情に振り回された
結果とも言えます。ともあれ丸く収まったのはめでたい。完結、おめでとうございます。

posted by 秋野ソラ at 01:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル