2013年03月13日

『ひきこもりの彼女は神なのです。8』

すえばしけん 先生が贈る、神と人が繰り広げる超日常ストーリーもいよいよ大詰め。“結”
すなわち《終わらせるもの》との決着をつけることになった“天人”たちの運命や如何に。
(イラスト/みえはる 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup1303.php#novel130305


“結”の暗躍により、人と「人ならざるもの」との共存関係を揺るがす事態へ陥った実尋市。
その命運は“てとら”から“天人”が握るようになることを、あれやこれやも開けっ広げに
した上で宣言されて当事者たちは戸惑いの色を隠せません。

そんな中でも手を緩めることの無い“結”の策に抗う助力として、かつて“天人”たちの
世話になった方々が結集。その引き金となった“梨玖”が、自分は無価値な存在だと決め
つけて死をも厭わないほどの心情を思わぬ形で覆すことになる展開が見どころ。

また、かつて“天人”が実尋市へ越してきた契機に触れ、未来を照らす“てとら”の優しさ
に心打たれるものがありました。“亜夜花”も随分と前向きに活動するようになりましたし
万々歳の結末ではないでしょうか。完結を祝うと共に次回作に期待するところであります。

posted by 秋野ソラ at 01:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル