2013年03月12日

『吼える魔竜の捕喰作法5』

内堀優一 先生が贈る最強肉屋と劣等騎士のドラゴン焼肉ファンタジーがクライマックス。
三千年前の真実、そして終焉の竜を巡る今の思惑がどんな結末を呼び込むのか注目です。
(イラスト/真琉樹 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup1303.php#novel130303


“ルシーニア”、“ナギ”、そして“アステイリア”。それぞれの過去をどう背負うか、
その結果によってこれほどまでに道を違えてしまったのかと感じざるを得ない“シェッセ”、
“タクト”、そして“ラクラス”の人生観の違いが大きく浮き彫りになった形です。

好きな人と一緒に仕事をして、一緒にご飯を食べて、一緒に寝るだけ。そんな普通の生活を
望む“シェッセ”の想いが力となって、同じ気持ちを抱く“タクト”と共に三千年前から
続く確執の元を絶つ展開は実に印象的に映りました。

途中から参戦する「竜槍」がこれまたイイ役回りでした。最後まで気を揉ませてくれる
二人というか“タクト”ですが、自然体で信頼関係を構築できていることは見てとれる
ので一安心といった所です。ということで無事の完結、心よりお祝い申し上げます。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル