淺沼広太 先生が贈る新感覚ラブコメディ最終巻。“花梨”と一緒に居ることと、“睦月”と
共に写真を学ぶこと。どちらに重きを置くかで悩む“智一”が出した結論に注目です。
(イラスト:すぶり 先生)
【
http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_06 】
すでに想いの定まった“花梨”が“智一”との関係を一歩前に進めようとしつつも、普段の
コミュニケーション障害が祟って中々言い出せない。そこが何とももどかしくて、そして
可愛らしくて。“智一”も罪作りな少年でございます。
もう一つの組み合わせ、“奈緒”と“悠太”についても“悠太”に贈られた差出人不明の
ラブレターがきっかけとなってじんわりと変化していきます。ここでは“智一”が機転を
利かせて二人の想いをアシストしています。当事者でなければ上手くやれる子です。
恋は必ず実るとは限らない、という可能性についても触れる展開なのもポイントでしょう。
前作『7秒後の酒多さんと、俺』から続いて良い作品として締めくくれたのではないかと
思っております。すでにスタートを切っているという次回作にも期待したいところです。
posted by 秋野ソラ at 01:23
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