2013年03月07日

『アリアンロッド・サガ・リプレイ・ゲッタウェイ(4) 真相★クリティカル』

藤井忍 先生/F.E.A.R. が贈る「ゲッタウェイ」シリーズ第4巻は、終幕に向けて明らかと
なる真相、真の敵の登場に加速する世界的危機を救うべくゲッタウェイ一行が動きます。
(監修:菊池たけし 先生 イラスト:ヤトアキラ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201202000052


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  ヒルダ : 以前、私は大切な義父・・・・・・ゴーダ伯を守ることができなかった。
  一同 : ・・・・・・・・・・・・。
  ヒルダ : もう「あのときは自分が未熟だったから」、と素直に思えるようになった。
     後悔もしていない。・・・・・・でも、だから逆に今できることから逃げたくないんだ。
  ギデオン : 罠の可能性があっても?
  ヒルダ : もちろん慎重に行動するけど、でも罠が仕掛けられているなら、罠を
     仕掛けた奴ごと噛み破る! そういうつもりで行動するべきだって・・・・・・
     そう考えるようになったんだ。
  チコ : なるほど・・・・・・。
  ギデオン : ヒルダ・・・・・・漢前だなあ(笑)。
  ヒルダ : もちろん、みんなに無理強いはできないけど・・・・・・私は覚悟を決めたよ。
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様々な想い溢れるグラスウェルズへ向かう事を決めた“ヒルダ”の気持ちに“リージュ”
や“チコ”、“ギデオン”がどう応えたかは言うまでもないでしょう。この後も漢前な
言動を魅せてくれる“ヒルダ”に注目です。「渋沢さん」が出る事もありますが(笑)。

“アンソン”と対話する機会を得た“ヒルダ”が吐露するかつて抱いていた復讐の念、
その気持ちを汲み取って応える“アンソン”の心情が実に印象的。サブGMとして臨席した
鈴吹太郎 先生が担当するNPC分も含めて皆さんの好演が光る展開だったと思います。

何かと暗躍してきたあのキャラが遂に「バルムンク」の“始祖の四人”の一人として登場
し、“あの御方”との繋がりも示唆してラスボス感を漂わせて緊迫の度合いが高まって
きました。世界を救うため、としてあのNPCが語る命がけのミッションとは如何に!?

posted by 秋野ソラ at 01:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2013年03月06日

『覇剣の皇姫アルティーナII』

むらさきゆきや 先生が贈る覇道戦記ファンタジー、早くも大好評との呼び声高い第2巻は
辺境の地で力をつけつつある皇姫に釘を刺すべく難攻不落の要塞を攻略する命が下ります。
(イラスト:himesuz 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_03


「前回のあらすじ」に3ページも割いてくれたのが実に嬉しい。前の巻を読み返さなくても
その記憶が呼び起こせるので助かります。刊行ペースが半年以上は空いてしまう作品なら
ぜひこういったところまで気を回してくれるとありがたいですね、と言ってみたり。

今巻も実に読みやすい話運びで、読書狂の“レジス”が古い物語と照らし合わせて難題への
最適解を導き出し、それでも引っ込まない道理は“アルティーナ”の力技で無理を押し通す
という絶妙のコンビネーションで未来を切り開くその様子は実に爽快感があります。

もちろん、この話が成立するのも中世末期の欧州をモデルにした世界観、設定の描写が
行き届いているからこそ。一歩間違えば道半ばにして命を落としていたやもしれぬ危機を
乗り越え英雄が如き扱いの皇姫に訪れた更なる転機が今後どう作用するか注目です。

posted by 秋野ソラ at 01:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2013年03月05日

『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・デイズ(5) 若君†永遠』

加納正顕/F.E.A.R. が贈る「デイズ」シリーズも遂に最終巻。“イザナギ”“イザナミ”を
封じるべく動く“スズカ”に対し“キョウ”がとった驚愕の手段とその顛末をご覧あれ。
(イラスト:片桐いくみ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201207000059


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  キョウ : それはもう、完全に真っ赤になってしまうな・・・・・・(一同笑)。
  凛々花 : そんな反応されたら、こっちまで赤くなっちゃうよ!
       あの・・・・・・よ、よろしくね?
  キョウ : こ、ここ、こちらこそ、よ、よろしくお願いします・・・・・・(一同爆笑)。
  凛々花 : お兄ちゃんが「いい」って言ってくれるかはわからないけど・・・・・・。
  キョウ : それは大丈夫だ!!
  凛々花 : えっ!? うっそぉ!?(一同笑)
  キョウ : オーケーをもらってきたぞ!!(笑)
  凛々花 : えええええええっ、うそぉ〜っ!?(爆笑)
  風見 : 限りなく都合よく解釈してるね(笑)。
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最終決戦を前に“キョウ”への気持ちを整理すべく向き合った“凛々花”。こちらが赤面
してしまうくらい純愛ぶりで、これはもうごちそうさまです。想いの通じ合った二人が
見せる、力を合わせての“イザナギ”“イザナミ”との激戦は見ものです。侵食率的にも。

激戦へ挑むにあたり、“キョウ”自身に仕掛けられたとある性質が鍵となったワケですが
その為に集ったNPCの層々たるメンバーといったらもう。“朱香”や“晃士朗”達、そして
“絆”の姿が拝めるのも 片桐 先生が挿絵を担当されているからこそで喜ばしい限り。

背負い続けてきた宿命の重さ故に確実な引き分けを望む“東雲”と、覚悟を決めて不可能
とも言える完全勝利の道を選ぶ“キョウ”との激突も見所で、まさにダブルクロスと言える
裏切りの名場面でございました。昼の終演を経て夜の物語はどこに辿り着くのか注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2013年03月04日

『ビブリア古書堂の事件手帖4 〜栞子さんと二つの顔〜』

月9ドラマ化されたことで何かと話題となった 三上延 の本作、満を持して登場の第4巻は
江戸川乱歩の膨大なコレクションを巡る人間模様と古書堂の親娘関係に焦点が当たります。
(イラスト:越島はぐ 先生)

http://mwbunko.com/product/2013/02_01_isbn.html


『大輔さんのほうがいいです』── 謎解きに際して知恵を求めた“栞子”のセリフがとても
印象的でした。“大輔”への恩返しをボーナスで済まそうとしていた彼女の姿勢からしたら
大きな進展と言えましょう。“智恵子”とのラストシーンも含めて彼の粘り勝ちですね。

“栞子”の母“智恵子”の古書に関する知識量の豊富さと情け容赦ない言動には読み手と
しても恐れ慄くほかありませんでしたが、彼女が10年の時を経て鎌倉の地に帰ってきた契機
にも一枚裏があったところにはやられた、と言うしかありません。そうですよね、みたいな。

依頼主である“来城”さんへの仮説、例え推論の域を出ないものであったとしてもその魅力
あふれるそれに手を伸ばさなかったのも、彼女なりに古書以外に大切なものを見つけたと
思っていいのか、それとも・・・ということで後半戦に入ったという今後の展開に期待します。

posted by 秋野ソラ at 00:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2013年03月03日

更新情報


◆ 「二次元テレカ・ミュージアム(にじみゅ〜)」更新 →[展示数 : 5,440 点]


◆ 「懸賞の検証」更新 →【 http://njmy.2-d.jp/img/verify_of_prize/

 ⇒ 角川書店 「コンプエース7周年記念 ネクストジェネレーションフェア」 
   S賞 『人気クリエイターサイン色紙セット』

 ⇒ 集英社 「スーパーダッシュ文庫」
   「松フェア」 応募者全員プレゼント
   『ななろば華、なかじまゆか 描き下ろし特製カラークリアしおり6キャラセット』


posted by 秋野ソラ at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記