2013年03月31日

『義経変生譚(3) Replay:天下繚乱RPG』

作りかえられようとする日本、世界を救うべく義経伝説最北端の地へ“九郎”たちが臨む。
三輪清宗 先生が贈るリプレイシリーズが400ページ超の大ボリュームで最終巻を迎えます。
(原作:小太刀右京 先生 イラスト:すがのたすく 先生)

http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861768989.html


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  九郎 : 俺の中のホームズが、「あれはメタ視点の仁義にもとる」と(笑)。
  すがの : だって、あれは愛じゃないよ!!
  ロンロン : それはそうなんだけど、それはキャラクターを使って殴るべきであって、
        上位存在の君が殴ってどうするんだ!(笑)
  すがの : 違う! だって、葛ノ葉にここでいきなり、つかつかばん! って
       殴らせるわけにいかないから、わたしがやるしか!
  ロンロン : ちょっと待て、これどうやってリプレイに書くんだ(笑)。
  すがの : 書かないで! かっこいいシーンなんだから!(笑)
  ロンロン : 俺、プレイヤーがボスキャラを殴るのは初めて見た(笑)。上位存在が
      GMではなくボスを殴るとは。しかもボスもプレイヤーと会話してる(笑)。
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シーンの途中でPCとPLが入れ替わって、しかもNPCを殴りつけて諭すというのは希有な例
かと思います。日本が「天下繚乱ギャラクシー」な世界観に変貌する様子や“ジンサン”
との再会シーンとか色々見所はありましたがやはり今巻のハイライトはここかな、と。

そんなコミカルな場面とは対称的に、“義経”あるいは“閻羅王”に対するPCたちの想い
に区切りをつけるシーンは好演のオンパレード。特に愛するだけで愛されない“九郎”を
諭す“葛ノ葉”とのやりとりはこれまでに蓄積された感情が滲み出ていて素晴らしかった。

神仏となったPCたちはレベルも30を超えてセットアッププロセスで大勢を決めてしまう
戦いを魅せるほどで、バトルの様子はまさに人外の域。最後の大一番も制した“九郎”が
第二の人生を真に謳歌せんとする意気揚々たる幕引きも実に綺麗なものでございました。

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2013年03月30日

『ハンドレッド2 −歌姫のラブソング−』

「月刊ドラゴンエイジ」でのコミカライズを早々に決めた 箕崎准 先生が贈る学園バトル
アクション。第2巻は“ハヤト”に直接護衛を頼んできた歌姫との関係を描きます。
(イラスト:大熊猫介 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797373097.html


前巻に引き続いて話は実に分かりやすく繋がっていて、さらにバトルありラブコメありで
読みやすかったです。安心して読める感があります。“サクラ”は最初から好感度高めで
参戦してくるので最後の展開まで持っていかれて“エミリア”大変、といったところ。

“サクラ”の持つ能力は“ハヤト”たちとは少し違う使い方、有り体に言えば支援系という
括りになりますが効果は絶大。とは言え、今回「サベージ」の持つ核が密漁するに足る程
有用であることが分かり、それだけが敵ではなくなったことがどう影響するか見もの。

意外に油断も隙も(好きも)ある“クレア”ですが、リトルガーデンの艦長、女王としての
彼女には抱えざるをえない秘密もあるようで、しかもそれに対して遠慮なく身を乗り出して
くる“シャーロット”の言動と共に内容が気になるところで次巻へと続くのでありました。

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2013年03月29日

『GJ部◎』

新木伸 先生が贈る大人気シリーズの「無印」版が花丸をつけて返り咲き。本編で語られる
ことのなかったエピソードを四コマ小説と短編形式にまとめてお届けするカタチとなります。
(イラスト/あるや 先生)

http://gagaga-lululu.jp/gagaga/newrelease/index.html#03


「誤解と疑惑の果てに」を読み終えて、改めて本作と絡めて『明るい家族砲計画っ!』の
後日談とかも書けるのではと思ったりもしますが、それはさておき。“キョロ”は平和的
敗北主義者でありながら譲れない点はは譲らない頑固な面があることが窺える挿話でした。

やはり“紫音”は“しおんさん”のほうが可愛らしくていいですね、とか思ったり。その
彼女に対して逆襲できるくらいには成長した“キョロ”が部長としてどんな不遜な態度を
とっているのかも見たかったのですが・・・『〜中等部』の中で垣間見れることを期待か。

「GJ部」の面々に拉致られてから、「GJ部」の面々に急遽呼び出されて卒業旅行へ繰り出す
まで。“真央”に振り回されてばかりの“キョロ”もいつしか満更じゃない思いを感じる
ようになるまでが縮図のように表わされている気もした1冊でございました。

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2013年03月28日

『俺、ツインテールになります。3』

水沢夢 先生が贈るツインテールを愛する者の物語。第3巻は人間の少女である闇の処刑人
“ダークグラスパー”と戦えるのか苦悩する“総二”を他所に物語が進行していきます。
(イラスト/春日歩 先生)

http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solc_dtl?isbn=9784094513981


逢空万太 先生の帯コメントにあるとおり、今巻においても純粋な性癖を持つやっかいな敵が
現れます。その名も“ケルベロスギルティ”。その身が持つ技、あるいは業でテイルブルー
とテイルイエローの力を抑止するとかバカバカしくてステキです(褒め言葉)。

“ダークグラスパー”もまた厄介な性格で実際に居たらやりにくいだろうな、と思いますが
それに絡まれる“総二”にはご苦労さまと言うしかありません。ツインテイルズのみんなを
失意のどん底に落とす行動を見せた彼女が今後どう仕掛けてくるのか気になるところ。

“慧理那”の家の掟に係る騒動をツインテールへの愛だけでねじ伏せる“総二”が変わらず
魅せたムダな熱さといい、ノリの良さに磨きが掛かっていて大変面白かったです。いつか
“総二”の性癖も抑圧される日がくるのだろうかと想像しつつ、次巻も期待しておきます。

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2013年03月27日

『安達としまむら』

入間人間 先生が贈る「ガール・ミーツ・ガール」ストーリー。サボリ系女子高生である
“安達”と“しまむら”が過ごす緩慢な日常が少しずつ変化していく様子を描きます。
(イラスト/のん 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1303.php#new6


私は学校の授業をサボってどうこう、という経験があまりなかったので二人が過ごす特別な
時間の描写というのは実に新鮮に映ります。気がつけばそこに居る彼女、分かり合えている
ようで実は知らないことばかり、という微妙な関係が緩い感覚を後押ししているかのよう。

知らないということに気がついて、知りたいことが増えていく。その気持ちがいつしか少し
行き過ぎた好意に近づいているのではないかと一人突っ走る“安達”の困惑気味な機微と、
そんなことはお構いなしにマイペースを貫く“しまむら”の言動が対照的で微笑ましい。

ある程度の結論付けをした“安達”に今後“しまむら”がどう対処していくんだろう、と
想像してみるのも面白いのではないかと思いました。たまに百合成分を補給しておきたく
なることがあるので、自分にとってはちょうど良いタイミングで刊行された作品でした。


# のん 先生のイラストがまた絶妙な雰囲気を描き出しているのもポイント高いです。

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2013年03月26日

『C3 -シーキューブ-XVI episode CLOSE/the first part』

水瀬葉月 先生が贈る大人気シリーズもいよいよ大詰め、ということで上下巻構成です。
第16巻は“春亮”を傷付け自閉する“フィア”を他所に最悪の事態が起こり始めます。
(イラスト/さそりがため 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1303.php#new9


「蒐集戦線騎士領」領主“トリナーク・アガナー”から告げられた“フィア”という存在
の真実。更には「呪い」、「騎士領」の存在理由とその衝撃の強さに心が耐えかね立方体
のまま気絶するほど打ちのめされた“フィア”。

呪われたものたちにとって安息の場たる「夜知家」存亡がかかる事態に“このは”からは
見限る発言も出る中、“闇曲拍明”からの内緒話、そして“春亮”からの我が儘な解決策
がようやく功を奏して復活を遂げる“フィア”の姿を見るまでが実に長かったですね。

こちらはひとまず一安心ですが、学校に取り残された“ン・イゾイー”たちのピンチと
チャンスは入り混じったままですし、「竜島/竜頭師団」師団長“ペンドラゴン”の手に
落ちた“黒絵”はどうなるのか気になるところですし、という状況で下巻に続きます。

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2013年03月25日

『FORTHシリーズ 連射王〈下〉』

『都市シリーズ』 『AHEADシリーズ 終わりのクロニクル』、そして 『GENESISシリーズ
境界線上のホライゾン』 を世に送り出す 川上稔 先生が2007年に上梓したハードカバー。
シューティングゲームは自分の本気に成り得るのかを追い求める高校生の物語を拝読です。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1303.php#new10


シューティングゲームに盛り込まれた開発者の思想、それに応えよう、乗り越えようとする
プレイヤーの姿勢をキャッチボールのように例えるくだり。あるいは“高村”が特訓の中で
感じたことが野球を下地としているところが「人生に無駄など無い」感が出ていて好きです。

“竹”さんの歩んできた道がこれまた印象的。単に意固地になっていただけかも知れない
ゲームへの想い、とりわけシューティングゲームへのそれを本当に好きなんだと、“高村”
たちとの交流を通じて、そして「大連射2」への挑戦を経て昇華した場面は素敵でした。

ゲームに入れ込み過ぎたせいでこじれかけた“岩田”との関係も、“高村”が「大連射2」
のファーストプレイ・ワンコインクリアに挑む結果も途中のままで物語は終わりますが、
書かなくても分かるだろう、と言われている気がして実に味があると感じた所であります。

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2013年03月24日

『魔王なあの娘と村人A(5) 〜リンカンクエスト! ドリアン風味〜』

ゆうきりん 先生が贈る、常識が通じない《個性者》に対し気苦労の絶えない《村人》たちの
日常を描くシリーズ。第5巻は林間学校に両者参加で波乱必至の二泊三日が訪れます。
(イラスト/赤人 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1303.php#new8


赤人 先生が描く口絵カラーの絶妙な構図は流石、と言わざるを得ません。限界を追求する
その姿勢には頭が下がる思いです。ある意味、犯罪者一歩手前かも知れませんが(苦笑)
ひとまずここは「もっとやれ!」と申し上げておきましょう。

さて、本編は“桜子”が「村人A」こと“佐東”に対する信頼度を着々と上げている様子が
窺える場面が何度も顔をのぞかせる展開に。“翼”が彼との昔話を持ち出すあたりで何とも
言えない不快感に襲われたのは仄かな想いも醸成されつつあると見るべきか。

“桜子”が「フィールド・ロールプレイング」と称した今回の行事で仕掛けた試みの結果。
実は表4にあるデフォルメのイラストが大体物語っていたりしますが、思わぬ落とし所で
ますます信頼度は高まったようです。「英雄」という称号が気になる中、次巻へ続きます。

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2013年03月23日

『一つの大陸の物語〈上〉 〜アリソンとヴィルとリリアとトレイズとメグとセロンとその他〜』

時雨沢恵一 先生が贈る『アリソン』から続くシリーズのその先にある物語を綴る完結編。
上巻は懐かしい人たちにご登場いただきつつ、その人々が少しずつ接点を持っていきます。
(イラスト/黒星紅白 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1303.php#new4


“トラヴァス”少佐の身に起こった出来事など知る由も無く、「新聞部」が発行する次の
新聞をどうするか“セロン”たちはネタ探しに奔走します。そこでやり玉に挙げられたのが
謎の転校生として名高い“トレイズ”ということで相変わらず苦労を背負っています。

先見の明がある“セロン”と“トレイズ”との間で話の折り合いがついた頃、学校内にある
臨時ロッカーにまつわる妙な話が舞い込んできます。少し調べてみようと足を突っ込んだら
連邦警察の捜査員“ハートネット”も巻き込む話に発展してさてどうする? という展開。

いろいろな意味で“トレイズ”大活躍、といった所で思い出したかのように“トラヴァス”
少佐の話が告げられ、対する“リリア”と“アリソン”の反応は実に正反対。本当の所は
どうなのか、気になる続きは5月刊の下巻で明らかになると思うので楽しみにしておきます。

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2013年03月22日

『魔法科高校の劣等生(9) 来訪者編<上>』

佐島勤 先生が贈る大人気シリーズ、一学年度の部も上中下巻の構成で最終エピソードへ。
上巻となる9巻は“達也”たちに探りを入れる北アメリカ大陸合衆国の思惑が来日します。
(イラスト/石田可奈 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1303.php#new1


“リーナ”が“達也”に対してバレていないと思う一方で“達也”は“リーナ”の正体に
ついてすぐに感づいているあたり、一味も二味も違うところを改めて見せつけてきます。
彼女が諜報向きじゃない、という本当に謙遜でもなんでもない事実もあるワケですが。

“達也”が“リーナ”にそのことを告げた瞬間、機密保持のために刃を向けた“リーナ”を
止めたのはもちろんこの方、“深雪”嬢をおいて他にありません。兄に手をかけようとする
“リーナ”に対するキレっぷりが半端じゃない。鬼神かと見紛うほどです。

北アメリカ大陸合衆国の思惑を知るため、彼女たちの一騎打ちをセッティングした“達也”
自身がその勝負をご破算にしてしまう、という親切心が垣間見えるのはさておき、まだ何者
かすら分かっていない「吸血鬼」の存在が明らかになるのは次巻以降ということで待機です。

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2013年03月21日

『選ばれすぎしもの!3』

峰守ひろかず 先生が贈るこき使われ系勇者のブレイブストーリーが駆け足で最終巻へ。
“ゴルディアス”、“勇美”姉さんとの決着をどうつけるのか“護”の決意に注目です。
(イラスト/京極しん 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1303.php#new13


“ゴルディアス”との最終決戦は実にあっけない終わり方ではありましたが、裏を返せば
それだけ“勇美”が凄い勇者であるということを示している意味もあるワケで。“護”から
してみれば実にまぎらわしい存在であったということが分かって良かったという面も。

“キトラ”の精霊力が思わぬ方向に作用して大変な目に遭う“護”の話や、神社で願い事を
したら本当に大人の姿になっちゃった“アーニー”に対して色々と思う所のある皆さんの話
など、ドタバタする雰囲気は相変わらずということで楽しませてもらいました。

最終的に“護”との恋の駆け引きはどうなるのか、という点も実に順当で特に“マヤ”は
よく頑張りました、と言わせていただく他にありません。ともあれ無事完結ということで
お祝い申し上げますと共に、準備中の次回作についても期待したいと思う次第であります。

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2013年03月20日

『彼女はつっこまれるのが好き!9』

サイトーマサト 先生が贈るハイテンション・つっコメディ、いよいよクライマックスへ。
声優引退を決めた“まどか”をよそにプロデビューする“良人”。二人の関係はどうなる?
(イラスト/魚 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1303.php#new11


“芹沢”さんの、そして“良人”の決断もひとえに身を引くと宣言した“まどか”を何とか
思いとどまらせようとする思いの表れ。さらに言えば彼女の言葉が本意なのかを確かめる
ための時間稼ぎというか揺さぶりをかける意図もあったかと思います。

「ネットじゃなくて人を見なさい」── “良人”に向けて力強く語る“まどか”の言葉が
胸に響きます。ネットで叩かれて、という描写が多かったのもこのセリフを活かすためでは
なかろうかと思ったりするワケで。ギリギリまで出ませんでしたね、彼女の本音は。

ひたすらボケて突っ込んで、という応酬が最後まで小気味良いお話でした・・・と言いつつも
実はあと1巻、雑誌掲載分に描き下ろしを加えたものが出るそうで。ラストではその後の話
なども窺えたらいいな、と思いつつ刊行を待ちたいと思います。

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2013年03月19日

『花×華(7)』

岩田洋季 先生が贈る「だぶはなラブコメ」第7巻。近づくクリスマス・イヴを前に気合が
入る“花”と“華”。対する“夕”は映画完成を控えて想いは定まるのでしょうか。
(イラスト/涼香 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1303.php#new12


片やディナーや夜景を堪能する聖夜のデート、片や雪山でのスキーを楽しむお泊りデート。
どちらも勝負どころとして気合の入るデートで、“夕”への想いをより深く伝えるには十分
すぎるシチュエーションでしたがやはり魅力的すぎる二人から一人を選ぶのは難しい所で。

彼と添い遂げる想いを叶える前に、二人が抱えるそれぞれが向き合わなくてはいけない現実
についても更なる前進を迎えたという点も重要な意味を帯びてきます。演じるということに
対して一歩踏み出した“花”のほうがわずかにリードしたようにも見受けられます。

「電撃萌王」で連載中の すらだまみ 先生のコミックは話が動き始めた所ですが、本編は
いよいよ佳境を迎えつつあるようです。映画を制作する過程で築いた絆と演じることへの
情熱を胸に“花”が舞台へと立ちます。どんな演技を魅せてくれるのか注目しておきます。

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2013年03月18日

『さくら荘のペットな彼女9』

鴨志田一 先生が贈る青春学園ラブコメ第9巻。“ましろ”と恋人同士になった“空太”に
ゲーム制作の醍醐味と苦労がのしかかってきて・・・と目まぐるしい新生活が訪れます。
(イラスト/溝口ケージ 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1303.php#new2


チームで物を作る、プロジェクトを組んでシステムを築き上げていく。すでに大人の世界
においてごまんとある事例のように、“空太”のゲーム制作も暗礁に乗り上げる手前まで
いきます。手を組んだ“龍之介”に「またか・・・」という気持ちが去来します。

そんな“龍之介”が過去にチーム制作で失敗したのは彼の厳しい言葉尻だけではなくて、
それだけ強く「良いゲームが作りたい」という彼の想いについてきてくれるメンバーに
恵まれなかったところにもあるのだと“リタ”の強気な発言から察することができます。

“伊織”も腕を折ってから自分と向き合う時間が取れて、ようやく前に進めた感があり
大変よろしい・・・とゲーム制作にかまけすぎて“ましろ”とのコミュニケーションが疎か
になった“空太”も彼女との関係をようやく前に進められそうでその行方も楽しみです。

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2013年03月17日

『瑠璃色にボケた日常 2』

伊達康が贈る美少女ツッコミ系ラブコメ、第2巻はとある事情で関西からやってきた霊導師
の美少女に“瑠璃”が笑いを伝授してもらったり“孝巳”が振り回されたりします。
(イラスト:えれっと 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/971


日本は兎角「家」が主体となる文化を築いてきたワケですが、その枠から外れてしまった
ことでどのような人生を歩むことになったのか。一人は“瑠璃”ですでに描写済みですが、
同類の事情を抱える人物を描くべく関西の霊導師“柘榴”の兄、“昂大”が登場します。

とは言え、“昂大”の場合は自尊心と劣等感とが入り混じってこじれてしまったあまり
良くないほうのケースとなりますが。“瑠璃”自身も言っていますけれど、意外に果報者
なのだということが関係者たちの言葉と態度からも見てとることが出来ます。

それにしても“柘榴”のえちぃボケ具合が新たな刺激となって良い流れを作っていたと
思います。“孝巳”にちょっかいを入れて“翠”や“瑠璃”に火種を投下する彼女は悪女の
素質があるかも。お笑いの道は厳しいですね(苦笑)、ということで次巻に続きます。

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2013年03月16日

『初体験にオススメな彼女6』

生体アンドロイドだと告げられた“鉄之介”。研究所へ戻れと告げられた彼に残された時間
は僅か。あさのハジメ 先生が贈るブランニューデイ青春ラブコメが最終巻を迎えます。
(イラスト:高苗京鈴 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/962


記憶の改ざんについても言及されているため、どこまでが真実でどこまでが虚構なのか
当事者である“鉄之介”ですら疑心暗鬼になるのも致し方ないところ。こうなった原因
である「2年前」に本当は何が起こっていたのかを探ることに焦点が集まります。

どさくさに紛れて彼からの告白を受けた“あるみ”も彼が本物の“鉄之介”ではない
という点が引っ掛かり、はっきりとした答えが出せないまま「2年前」の真実に2人が
辿り着いてしまいます。それはもう、実に最悪なタイミングで。

ただ、2年前とは違う「“あるみ”が居る」という現実が奇跡の大逆転を生み出します。
というか明らかにされてみればこれこそ紛らわしい“鉄之介”自身の事情に振り回された
結果とも言えます。ともあれ丸く収まったのはめでたい。完結、おめでとうございます。

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2013年03月15日

『精霊使いの剣舞10 魔王覚醒』

志瑞祐 先生が贈る無敵のエレメンタル・ファンタジーも2桁の巻数に乗せて人気を博す中
“カミト”を魔王に覚醒させる“ルビア”の思惑も精霊剣舞祭編も大詰めの第10巻です。
(イラスト:桜はんぺん 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/961


悪堕ちしかけた“クレア”が“フィアナ”と“スカーレット”の機転で何とか持ち堪え、
そして魔王の素質を覚醒しかけた“カミト”を“クレア”が全身全霊をもって食い止め、
更には精霊王を滅ぼさんとする“ルビア”を“カミト”が最強の剣舞で押し負かす。

いやぁ、熱い展開でございましたね。ただ、魔王の力との決別を示したいからと言って
「魔王の称号なんて、夜の魔王だけで十分だ」というのはカッコイイのかどうなのか。
彼らしいセリフではあると思いますけどね、確かに(苦笑)。

バンダースナッチに喰われた精霊の行方と、というのと迷宮で出会った幼い少女の姿をした
精霊“イセリア”のイラストと、「精霊剣舞祭」に一区切りついた“カミト”たちが紡ぐ
次なる物語がどうなるのか、というのが気になるところです。

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2013年03月14日

『はぐれ勇者の鬼畜美学XI』

上栖綴人 先生が贈るファンタジー作品、第11巻は第3の勢力となった“暁月”たちが立ち
上げた「ノア」の結成式の表と裏で早くも繰り広げられる駆け引きに注目が集まります。
(イラスト/卵の黄身 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup1303.php#novel130306


突如現れた新人“イリア”が色々とトンデモない目にあったり、目を覆いたくなるような
場面に出くわしたりと騒がしい出だし。このまま“美兎”たちのおもちゃ・・・ではなく色事
の相談役で留まってしまうのかが気になるキャラクターです。頑張ってほしいところで。

その彼女も所属することになった「ノア」の結成式で“暁月”が・・・というよりは“美兎”
がやらかしてくれました。正直、読んでいて恥ずかしかったです。第3勢力の名乗りとして
いささか悪目立ちな感はありますが、これも彼ららしいと言えばらしいか。

JPNバベルがあった人工島もすっかり様変わりして、結成式の後で迎え入れた特別ゲストと
すったもんだの末にイイ感じとなった“暁月”ですが、人の濡れ場に横槍を入れる無粋な
闖入者を前に新たなる敵勢力の存在を現実のものへと感じさせつつ次巻へと続きます。

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2013年03月13日

『ひきこもりの彼女は神なのです。8』

すえばしけん 先生が贈る、神と人が繰り広げる超日常ストーリーもいよいよ大詰め。“結”
すなわち《終わらせるもの》との決着をつけることになった“天人”たちの運命や如何に。
(イラスト/みえはる 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup1303.php#novel130305


“結”の暗躍により、人と「人ならざるもの」との共存関係を揺るがす事態へ陥った実尋市。
その命運は“てとら”から“天人”が握るようになることを、あれやこれやも開けっ広げに
した上で宣言されて当事者たちは戸惑いの色を隠せません。

そんな中でも手を緩めることの無い“結”の策に抗う助力として、かつて“天人”たちの
世話になった方々が結集。その引き金となった“梨玖”が、自分は無価値な存在だと決め
つけて死をも厭わないほどの心情を思わぬ形で覆すことになる展開が見どころ。

また、かつて“天人”が実尋市へ越してきた契機に触れ、未来を照らす“てとら”の優しさ
に心打たれるものがありました。“亜夜花”も随分と前向きに活動するようになりましたし
万々歳の結末ではないでしょうか。完結を祝うと共に次回作に期待するところであります。

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2013年03月12日

『吼える魔竜の捕喰作法5』

内堀優一 先生が贈る最強肉屋と劣等騎士のドラゴン焼肉ファンタジーがクライマックス。
三千年前の真実、そして終焉の竜を巡る今の思惑がどんな結末を呼び込むのか注目です。
(イラスト/真琉樹 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup1303.php#novel130303


“ルシーニア”、“ナギ”、そして“アステイリア”。それぞれの過去をどう背負うか、
その結果によってこれほどまでに道を違えてしまったのかと感じざるを得ない“シェッセ”、
“タクト”、そして“ラクラス”の人生観の違いが大きく浮き彫りになった形です。

好きな人と一緒に仕事をして、一緒にご飯を食べて、一緒に寝るだけ。そんな普通の生活を
望む“シェッセ”の想いが力となって、同じ気持ちを抱く“タクト”と共に三千年前から
続く確執の元を絶つ展開は実に印象的に映りました。

途中から参戦する「竜槍」がこれまたイイ役回りでした。最後まで気を揉ませてくれる
二人というか“タクト”ですが、自然体で信頼関係を構築できていることは見てとれる
ので一安心といった所です。ということで無事の完結、心よりお祝い申し上げます。

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