2013年01月26日

『RPF レッドドラゴン III 妖剣乱舞』

虚淵玄、奈須きのこ、紅玉いづき、しまどりる、成田良悟。五人のためのゲーム、六夜限り
の物語(フィクション)、その三夜を綴る 三田誠 先生の一冊、読ませていただきました。
(イラスト:しまどりる 先生)

http://sai-zen-sen.jp/publications/reddragon/
http://sai-zen-sen.jp/special/reddragon/


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  禍グラバ : こうしてみると、婁はいいタイミングで抜けましたね(笑)。
  婁 : ややこしくなる前に抜けました(笑)。
  忌ブキ : いたらさっきのは聞けなかったですね。下手に聞いたら歪みそうで。
  婁 : (力強く)剣でなければ何を愛するというんだい!?(一同爆笑)
  忌ブキ : それ、二度と引き返せないぐらいに忌ブキが歪みますよ!
  FM : 婁が初めて感情を見せた瞬間であった・・・・・・。
  婁 : (陶酔しきった声で)剣はいいぞ? 血を吸わせれば吸わせるほど美しくなる
     (一同再爆笑)。
  スアロー : つ、ついに本性を露に(笑)。
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乱丁を直した第二刷が出るまで待とう、と思ったけど堪えきれずに買ってしまいました。
ついにやらかした “婁” を始めとして 「混成調査隊」 としての体裁が崩れかけるほどに
PCの意志と目指す道がバラバラでどうなることやら・・・って四夜以降は更に輪を掛けるの!?

昨今のTRPGリプレイでも見られるような見せ方もさることながら、やはりカラーの挿絵を
使う利点をこれでもかと活かして魅せるところがまた凄い。見開き3つぶち抜きのアレとか
戸惑う “忌ブキ” と微笑む “エィハ” の対照的なアレとかは特に印象的でした。

“忌ブキ” と “エィハ” は今回見せ場の多いシーンが多く、またPLの顔がツヤツヤする
ロールプレイを垣間見る場面が多かったのも特徴で、活き活きと全力でRPFに向き合って
いるのが伝わってくる感じでした。各人のベクトルが衝突する先にある次の流れに注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル