2013年01月19日

『彼女の恋が放してくれない!3 手錠が外れてもずっと一緒です。』

海空りく 先生が贈るゼロ距離拘束ラブコメディもいよいよ最終巻。些少なきっかけを元に
“戌亥” が初恋の相手と知った “つぼみ” の狼狽ぶりとその後の顛末に注目です。
(イラスト:有河サトル 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797372977.html


「ミツバチ殺法です!」とか「戌亥さんに皆さんでクリームをぬってあげましょう」とか
有限実行しちゃうあたりの羞恥心の無さから一転して、自分の変態ぶりに自覚症状を得る
“つぼみ” の反応が「ようやく来たか(苦笑)!」という思いを抱かせてくれます。

「結びの桜の神」 はちゃんとその力を発揮していたのだ、という繋がりも「なるほど」と
思わせてくれますし、全てを知った “つぼみ” が懊悩の果てに手錠を外すための決意を
固める展開は 「そう来たかー」 と感じさせてくれるものがあります。

対する “戌亥” が 「その後」 に停滞してしまう背景にある 「家庭の事情」。それを
「彼女」 が吹き飛ばしてあげるのも、“早苗” さんがアレを吹き飛ばすところも共に
印象的でした。落ち着くところにも落ち着いて満足の結果でした。

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル