が破った魔術、本来あるべき理の先にあるものは何か。全ての謎に解答がもたらされます。
(イラスト:さくらねこ 先生)
延ばされた“タマキ”の脳にフラッシュバックして鮮明になっていく真実の記憶があの日
“るうる” たちに何が起こったのかを示すだけでは終わらないのが読み応えのある所で。
“月城” における10年の意味、そして全てを終わらせるために登場した切り札とも言える
“るうる” の兄 “繋” の登場。実にクライマックスに相応しいシーンの連続でした。
彼を受け入れた “るうる” なら、いつか仲間と共に兄の下へ辿り着くのもそう遠くない
のではないかと思える実に良い幕引きでございました。拝読できたことを喜ばしく思います。