2013年01月08日

『この中に1人、妹がいる!9』

田口一 先生が贈る妹探しの変則ラブコメ、第9巻にしてついに「妹」の正体が明らかに。
“将悟” の妹は “心乃枝” か、“雅” か、“凛香” か、“芽依” か、“愛菜” か。
(イラスト:CUTEG 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/944


いやぁ〜、長かった。ここまで来るのに。母である “鹿野子” の口から告げられた真実。
そういう「妹」のカタチもありますね、確かに。“将悟” と “心乃枝” が離れ離れに
なるシナリオは回避できたので御の字かと思います。

結論からすれば本作は「家族」とは何かを問うヒューマンドラマのような側面がポイント
でもあるかと思います。例え血の繋がりがどうであれ親が子を思う気持ちに変わりはない。
そんなことを感じさせる “将悟” と “鹿野子” のやりとりでございました。

真実を知り、思い描いていた未来が崩れた “将悟” を意外な人物が支え、新たな将来像を
得ることが出来たのも好ましい展開でした。次巻は番外編として “将悟” たちのその後
などをラブコメいっぱいで描いてくれるとのことで楽しみに待ちたいと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル