2013年01月06日

2012年 ライトノベル読了報告(総括)

ちょいと遅くなりましたが、日々ブログに記事を投稿している中の大半がライトノベルに
関するものですので、そのあたりを中心に2012年を振り返ってみようかと思います。

1年間に読んだライトノベルの冊数としては、1年365日で1.5冊平均の読了ペースだと
547.5冊となりますが、そこは何とか超えたというレベルです。その中でレーベルごとの
内訳を示すとほぼ以下のようになります。


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  「電撃文庫」
     ∨
     ∨
  「MF文庫J」
     ∨
     ∨
  「GA文庫」 「ファンタジア文庫」 「ドラゴンブック」 「ファミ通文庫」
     ∨
  「スニーカー文庫」 「一迅社文庫」
     ∨
  「HJ文庫」 「ガガガ文庫」 「スーパーダッシュ文庫」
     ∨
  (その他)
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「電撃文庫」と「MF文庫J」の割合が圧倒的で、3番目につけたのが 「GA文庫」
だったりします。昨年は 「ファンタジア文庫」 だったのに。

まぁ、そんなワケでして、各レーベルごとに1年間の内に読了して印象に残った作品や
オススメしたいタイトルなどをつらつらと書き綴ってみようかと思います。
少し長文となりますがお付き合いいただければ幸いです。



≪ 電撃文庫 ≫
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メジャーどころの作品はたくさん読ませていただいてますし、感想も書いていますので
そのあたりのよさは言わずもがな、ということでそれ以外で印象に残っているのは

 『死想図書館のリヴル・ブランシェV』『あなたが踏むまで泣くのをやめない!!』
 『VS!!』『勇者には勝てない』『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』
 『雪の翼のフリージア』『シスターサキュバスは懺悔しない』

とか。挙げようとしたら枚挙に暇が無いですね、ということでこのへんで。



≪ MF文庫 ≫
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アニメ化している有名どころは言わずもがな、ということで後は 『精霊使いの剣舞』
『魔弾の王と戦姫』 『星刻の竜騎士』 『しゅらばら!』 『ノーゲーム・ノーライフ』
『落ちてきた龍王〈ナーガ〉と滅びゆく魔女の国』、完結した 『101番目の百物語』
あたりはオススメしていいのかな、と。

それと、別に薦めはしませんが『つきツキ!』はキャラクターのやりとりが楽しくて
ずっと読み続けていたりはしますね。



≪ GA文庫 ≫
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『這いよれ! ニャル子さん』に続く、レーベルを引っ張っていく作品として『のうりん』
や『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』が挙げられるようになったと感じております。

その他に推しておきたいのは『うちの居候が世界を掌握している!』や
『あやかしマニアックス!』、完結しましたが『俺はまだ恋に落ちていない』といった
ところでしょうか。



≪ ファンタジア文庫 ≫
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全体的に自分に合わなくなってきているレーベル、というのが最近の印象。過去どれだけ
お世話になったか計り知れないレーベルでもあるのですけど。新作も全然手がつけられて
いなかった1年でした。

それでも 『デート・ア・ライブ』 『氷結鏡界のエデン』 『不完全神性機関イリス』 
『フルメタル・パニック! アナザー』 『スカイ・ワールド』 『棺姫のチャイカIV』
あたりは順当に読めているしオススメするに足るかなぁ、と思います。

あと『冴えない彼女の育てかた』『鳩子さんとラブコメ』は今後の展開に期待してます。
完結した 『蒼穹のカルマ』 『魔法戦士リウイ』 はお疲れ様でした、ということで。



≪ ドラゴンブック ≫
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『アリアンロッド・サガ・リプレイ』シリーズが各種共に面白い。今年で決着する目途
とのことで最後まで目が離せません。『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ』も
ハズレが無かったですね。『ソード・ワールド2.0リプレイ』は 秋田みやび 先生の
シリーズに注目しています。

あと印象に残っているのは『STEINS;GATE‐シュタインズ・ゲート‐』のノベライズです。



≪ ファミ通文庫 ≫
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『ココロコネクト』『バカとテストと召喚』『ヒカルが地球にいたころ・・・・・・』あたりは
順当として『ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件』をまず推しておきたい。
読みやすい上にキャラクターがもうね、というか “聖羅” がツボすぎる。

完結した『も女会の不適切【アイ・ド・ラ】な日常』『東雲侑子』シリーズもオススメ
しておきたい所。『ぜんぶ彼女に「視【み】」られてる?』『犬とハサミは使いよう』
『覇剣の皇姫アルティーナ』の雰囲気が好きなので応援してます。

あとはTRPGリプレイを欠かさず購入して、読ませてもらって、感想記事を書いてます。



≪ スニーカー文庫 ≫
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完結した『アリス・イン・ゴシックランド』 『レンタルマギカ』 『サクラダリセット』、
厳密に言うと2013年ではありますが 『それがるうるの支配魔術』 がどれも素晴らしかった。

あとは 林トモアキ 先生の作品『レイセン』『ミスマルカ興国物語』は外せませんね。
特に『ミスマルカ興国物語 エックス』。出オチかと思いきやしっかりと芯を通して熱い
物語に仕上げてくるあたりはやられました。

他にも『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』 『東京皇帝☆北条恋歌』
『クロス×レガリア』 あたりは順調に読み進めているところです。
『新妹魔王の契約者』 にも期待しているところ。

・・・『子ひつじは迷わない』 は・・・戻ってきてくれると、信じてます。



≪ 一迅社文庫 ≫
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ダントツで『パンツブレイカーG』です。これは続きを書いてほしいと今でも思ってます。
『誰よりも優しいあなたのために』『クーデレな彼女とキスがしたい』も良かったですね。
『魔導書が暴れて困ってます。』も好きです。『さくらソナタ』は続刊が出れば買いで。

剣乙女三部作(『千の魔剣と盾の乙女』『剣刻の銀乙女』『銀閃の戦乙女と封門の姫』)
あたりも順当に読んでいたりします。



≪ HJ文庫 ≫
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『六畳間の侵略者!?』をイチオシしつつ、無事完結した『僕の妹は漢字が読める』を
次に推しておきたいところ。あの独特の「文学」は忌避感を覚えるかも知れませんが
もしそうなったら、という点をしっかり考えたラブコメになっているので是非。

あとは『ひきこもりの彼女は神なのです。』『月花の歌姫と魔技の王』
『吼える魔竜の捕喰作法』あたりを。内堀優一 先生なら『ラブコメ圏外』もオススメ。
『笑わない科学者』シリーズも良かったので自分には合う作風のようです。



≪ ガガガ文庫 ≫
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パンチの効いた作品が最近多いので目をつけているのですが中々手が出せずやきもき
しているところですが、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』第6巻が
一番印象に残ったと思っています。あの展開は“八幡”以外には出来そうにないです。

他には 『ドラゴンライズ』 『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』 『人生』
『GJ部 中等部』 『俺、ツインテールになります。』 あたりは順調に読めていたかな。
『俺、ツインテールになります。』 はあのはっちゃけぶりが好きで読んでます。



≪ スーパーダッシュ文庫 ≫
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やはり『六花の勇者』を一番に推す他に無く。昨年は新作にあまり手が出せなかった
印象が強いです。『カンピオーネ!』『ベン・トー』『ニーナとうさぎと魔法の戦車』
『パパのいうことを聞きなさい!』『迷い猫オーバーラン!』『オトメ3原則!』
『覇道鋼鉄テッカイオー』と既存シリーズを追うので精一杯だった気がします。

『オーディナリー・ワールド』『オワ・ランデ!』が好きだったりもします。



≪ その他 ≫
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上記に挙げた以外のレーベルで印象に残っているのは以下の通り。『アニソンの神様』は
「このラノ」の対象に入っていたら投票しても良かったくらいにはオススメできます。

 ・『アニソンの神様』 ≪このライトノベルがすごい!文庫≫
 ・『僕と彼女と幽霊の秘密』シリーズ ≪このライトノベルがすごい!文庫≫
 ・『彼女を言い負かすのはたぶん無理』 ≪スマッシュ文庫≫
 ・『Replay:天下繚乱RPG』シリーズ ≪JIVE integral≫
 ・『生徒会探偵キリカ』 ≪講談社ラノベ文庫≫
 ・『RPF レッドドラゴン』 ≪星海社FICTIONS≫





以上、総括としてはこれくらいにして、今年もすでに何冊かライトノベルを読み進めて
おります。オススメしたい作品があれば感想記事を投稿していく、という地下活動はまだ
続けられそうですので、今後ともチラリと覗きに来て頂ければ嬉しく思う限りです。

posted by 秋野ソラ at 21:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『吼える魔竜の捕喰作法4』

内堀優一 先生が贈る動物性タンパク質ライトノベル、第4巻は“タクト”の師匠に関する
知らせを受けて旅をする中で、これまで語られなかった彼の過去が明らかになります。
(イラスト/真琉樹 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup1301.php#novel130103


退行した “シェッセ” が可愛いすぎる。好意的に受け止めると共に、じきに戻ると知った
ときの各キャラの残念そうな反応も分かるというもの。彼女をあの姿にした “ラデル” に
対する態度の違いから “タクト” の成長ぶりが窺えるというのも良い演出でした。

今回 “タクト” だけでなく抱える背景が明るみとなった人物の1人 “カティナ”。彼女が
とった、いわゆる「裏切り」の行動が実に熱い。騎士としてあるべき姿を貫くその姿勢には
惚れ惚れします。あとは “ウィリー” もか。モロに悪役っぽい言動が思わせぶりです。

“タクト” そして “シェッセ” が 「どういう存在であるか」 ということが明示された
ことに加え、関係者の口から語られる 「ドラゴンの本来の在り方」 というものが物語を
どう動かしていくことになるのか。今巻のラストを踏まえての次巻の展開が楽しみです。

posted by 秋野ソラ at 00:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル