2013年01月31日

『棺姫のチャイカVI』

榊一郎 先生が贈る王道ファンタジー、第6巻は航天要塞「ソアラ」での戦いで大空へと
投げ出された“トール”が意外な助力を得て“チャイカ”たちの救出に再挑戦します。
(イラスト:なまにくATK 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201205000018


蒼のチャイカ “レイラ” の口から語られた 「チャイカ」 という存在に対する一つの解。
それぞれに存在するいくつかの共通項がそれを真実と裏付けるに足る状況証拠となる中で
白のチャイカである“チャイカ”は否定しきれないながらも虚偽と信じ、前進します。

乱破師(サバター)として生きてきた“トール”も超人的な“リカルド”との死闘を経て
何を目的に生きるのか、何のために人を殺すのか、といった彼自身の本質を見直す時期を
迎えつつあるようです。“チャイカ”と共に在ることは変わらないようですが。

それにしても“アカリ”を敵に回したときの恐ろしさが際立った話の流れでもあったかと
思います。怒らせると手の付けようが無いところはまさに。次はどうなるのかが相変わらず
読みにくいのが本作の特徴でもあるかと思いつつ、ハラハラしながら次巻を待つ次第です。

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2013年01月30日

『ソード・ワールド2.0リプレイ 双頭のサーペント』

清松みゆき 先生/グループSNEの『ソード・ワールド2.0リプレイ 滅びのサーペント』に
まさかの続編登場。ハイレベルなあのキャラクターたちが世界の危機に立ち向かいます。
(イラスト:末弥純 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201210000009


  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  GM : はい、そっちの先手です、どうぞ。・・・・・・の前に、スカイシップのチェック。
  フェルディナント : (コロ)1。
  GM : ルーフェリアに飛んでったー。
  ゆん : あー。
  バトエルデン : あそこはバトエルデンがいるから、大丈夫だよ。・・・・・・お・れ・だ。
  GM : さ、もう1個振って。
  フェルディナント : (コロ)2。
  GM : ルーフェリア神殿に着弾。
  バトエルデン : ノーー! マイザール、【セーブ・ザ・ワールド】だ。
  マイザール : 負けるから、ダメです。
  GM : なお、軽微な人的被害が発生しています。もう1回着弾すると、本格的被害に
      なります。
  バトエルデン : おお・・・・・・。
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ダイスの神様も無慈悲なことに「ルーフェリア」一体が今回の騒動で被害、損害の雨あられ。
時折、顔を出す「ぞんざい勇者団」メンバーや 秋田みやび 先生からのコメントが飛び出す
のも一興ということで。

あまりにレベルが高いので並居るトラップや判定を難なくクリアしてしまう一同ですが、
あのリドルは曲者だったようですね。PL、GM共に敗戦ムードが漂うというのもまた面白い
というか切なくなるというか、難しいところではありますが。

GMでなくとも「何を言っているんだ」と言いたくなるくらいの出目の大きさ、技能の組合せ
がハンパじゃないです。そんなとてつもない実力をフルに活かして、それに合わせて敵も
容赦ないヤツを出してのガチなバトルがやはり見どころの一つとなる1冊かと思います。

posted by 秋野ソラ at 01:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2013年01月29日

『アリアンロッド2E・リプレイ・キャプテンRED(2) 世界の彼方の海』

田中天 先生/F.E.A.R. が贈る「RED海賊団」の波乱万丈なる物語、400ページ超の構成で
最終幕を迎えます。度重なる窮地に“RED”や“ラクレ”たちがどう挑むのか、注目です。
(イラスト:輝竜司 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201205000027


  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ラクレ : ギャンブルって恐ろしいです、ゼニーナさん・・・・・・。
  ゼニーナ : REDが勝ってくれさえすれば・・・・・・なーにが「イイ男には勝てない」よ、
        このロクデナシ・・・・・・!(REDへジト目)。
  RED : はっはっは! なぁに、ダイワへの新しい航路を拓いたり、上手いこと
       貿易をやれば四〇〇〇〇なんてすぐに取り返せるさ!
  ラクレ : REDはめげないなぁ。
  RED : 明るくして話を進めねぇと、負けを糾弾されまくるからな!(笑)
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すっかり《カジノ》の魅力にとり憑かれた“RED”たち。この時点ではまだ空元気も打てた
ものですが、この後の見開きまで使った大惨事はチョット・・・(苦笑)。ゼロかイチかの
落差が激しすぎて冒険以前に前途多難すぎる船出も見どころと言えば見どころ。

第二話では「精霊の海図」とお金を求めて「ダイワ」の地へ。「ダイワ」でサムライガール
と言えばもちろん「あの方」がNPCとして登場。己の窮地も厭わず“RED”たちの旅の目的に
助力しておられます。第三話での“BLUE”との直接対決も熱いです。

第四話ではたった一人、全てを失い命からがら逃げ出した“ラクレ”が「RED海賊団」の一員
としての自覚と決意を胸にキャプテンとして逆境に、そして七海邪に立ち向かっていく姿が
印象的でした。とても読み応えのある一冊、そしてシリーズであったと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2013年01月28日

『アリアンロッド・サガ・リプレイ・レジェンド 貧乏姉妹の栄光』

丹藤武敏 先生/F.E.A.R. が贈る 「貧乏姉妹」 シリーズがアルディオンの地で復活!
エリンディル大陸で敵無しの道場破り(笑)となった姉妹が新たな伝説を築き上げます。
(イラスト:ヤトアキラ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_search.php?pcd=201208000384


  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ユーノス : 再会のチャンスをスルーしただと!?(笑)
  セレネ : ドルさーん、ドルさーん!?
  ドル : もう今のワシには堅実でないものは見えない! 風雲児の像も見えないし、
      コロローナ姉妹もユーノスも見えない!
  セレネ : ドルさんが現実逃避を始めたぁ──!?
  GM : なんということだ、久しぶりに再会したPCが出会おうとしないなんて(笑)。
  ドル : さあて、帰りのお土産もたくさん買ったしエリンディルに帰るかー。
  ユーノス : いけない! せっかく集まったというのに『サガ・レジェンド』が
        始まらない!?
  フレア : そんな──────!?(一同爆笑)
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せっかくの導入が無駄になるかのような “ドル” の振る舞いも分かるというもの(苦笑)。
借金返済の次は赤字解消ですからね。“エメロード”も登場して「──という設定」が散見
するあたりも懐かしい感情がこみ上げてきたりします。

1週間で1000万Gの赤字を解消し経営を立て直すための「コロシアム運営ルール」が熱い。
とりわけ「NPCヘッドハント」で登場するNPCとの絡みと「特別マッチ編成企画会議」で案を
ダイスで決めてプレゼンするところが絶妙な面白さを醸し出しております。

「サガ」でお金にまつわる話は「ゴルドレイ商会」にお任せ、ということでクライマックス
もその要素を取り入れた趣向あふれるもので見所がありました。15レベル“フレア”強し!
今度は風雲児である父の姿を追い求める彼の地での冒険譚が見てみたいものです。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2013年01月27日

懸賞の検証

http://njmy.2-d.jp/img/verify_of_prize/

各種懸賞や全プレの賞品が届いたら写真に撮って上げる「懸賞の検証」というコーナーを
mixi上でやっていまして(今はツイッターに上げてますが)。それをまとめたらコンテンツ
の1つになるのではと思い、やってみました。(雑誌に名が載っているのとかは除きます)

本家「二次元テレカ・ミュージアム(にじみゅ〜)」共々、更新頻度は恐ろしく低くなる
ことうけあいですが、気が向いたら覗いてみてください、ということで一つ。

#左下の「リンク集」にもこっそりと追加しておきました。


posted by 秋野ソラ at 12:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他

『南町黒衣録 第壱話 赤墨の予兆 Replay:天下繚乱RPG』

すがのたすく 先生の “鳥居甲斐守耀蔵” への愛ゆえに始まった南町が舞台のリプレイ。
「天下繚乱RPG」公式サイトにて公開されているものをリライトした同人誌となります。
(イラスト:すがのたすく 先生)

http://tr.jive-ltd.co.jp/minamimachi_replay01.html
http://tr.jive-ltd.co.jp/minamimachi_replay02.html
http://tr.jive-ltd.co.jp/minamimachi_replay03.html


  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  寅三郎 : 一度ここを離れてしまうと、奉行には護衛もいっぱいいるし、
       近づくこともままならないだろうね。
  軋羽 : あたいもそのために黒衣衆に入ったわけだし。
  亜弥 : じゃあ、もいっかいキッと睨み付けて、
      「・・・・・・絶対、絶対あんたの寝首を掻いてやるんだから!」
  耀蔵 : 「娘ひとりにいかほどの事ができるか、尽力してみせよ」
  亜弥 : うああぁぁっ!(悶え転がる)
  GM : うあああぁぁぁ!(悶え転がる)
  軋羽 : おふたりがなにかを発散しておられる(笑)。
  亜弥&GM : 鳥居様ああぁぁぁっ!!(ゴロゴロゴロゴロ)
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三輪清宗 先生が演じる “鳥居” 様に止む無き事情から兄を斬られた少女 “亜弥” ・・・
なのですが、そのPLである 平沢ミノル さんもGMと一緒に悶え転がってしまう始末(笑)。
“寅三郎” を演じる 小太刀右京 先生、“軋羽 ”を演じる 李重Y さんも大変です(苦笑)。

“耀蔵” からは突如乱心したかのように見えた “亜弥” の兄。その裏に妖異の気配を
察した “耀蔵” が 「黒衣衆」 を従えてその闇を討つ、という展開。敵に対する非情な
態度を見て「いいところがあるかも」と錯覚する “亜弥” の行く末が見どころです。

公式サイト版には未収録のシーン(小太刀 先生が突然ショートコントをするとか(笑))や
すがの 先生の愛があふれるPCの裏設定、ラフイラストも収録されているのがこの同人誌
の強みであり、より楽しめる要素でもあります。・・・でも、次はいつ出るかな(苦笑)。

posted by 秋野ソラ at 00:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 同人誌

2013年01月26日

『RPF レッドドラゴン III 妖剣乱舞』

虚淵玄、奈須きのこ、紅玉いづき、しまどりる、成田良悟。五人のためのゲーム、六夜限り
の物語(フィクション)、その三夜を綴る 三田誠 先生の一冊、読ませていただきました。
(イラスト:しまどりる 先生)

http://sai-zen-sen.jp/publications/reddragon/
http://sai-zen-sen.jp/special/reddragon/


  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  禍グラバ : こうしてみると、婁はいいタイミングで抜けましたね(笑)。
  婁 : ややこしくなる前に抜けました(笑)。
  忌ブキ : いたらさっきのは聞けなかったですね。下手に聞いたら歪みそうで。
  婁 : (力強く)剣でなければ何を愛するというんだい!?(一同爆笑)
  忌ブキ : それ、二度と引き返せないぐらいに忌ブキが歪みますよ!
  FM : 婁が初めて感情を見せた瞬間であった・・・・・・。
  婁 : (陶酔しきった声で)剣はいいぞ? 血を吸わせれば吸わせるほど美しくなる
     (一同再爆笑)。
  スアロー : つ、ついに本性を露に(笑)。
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乱丁を直した第二刷が出るまで待とう、と思ったけど堪えきれずに買ってしまいました。
ついにやらかした “婁” を始めとして 「混成調査隊」 としての体裁が崩れかけるほどに
PCの意志と目指す道がバラバラでどうなることやら・・・って四夜以降は更に輪を掛けるの!?

昨今のTRPGリプレイでも見られるような見せ方もさることながら、やはりカラーの挿絵を
使う利点をこれでもかと活かして魅せるところがまた凄い。見開き3つぶち抜きのアレとか
戸惑う “忌ブキ” と微笑む “エィハ” の対照的なアレとかは特に印象的でした。

“忌ブキ” と “エィハ” は今回見せ場の多いシーンが多く、またPLの顔がツヤツヤする
ロールプレイを垣間見る場面が多かったのも特徴で、活き活きと全力でRPFに向き合って
いるのが伝わってくる感じでした。各人のベクトルが衝突する先にある次の流れに注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2013年01月25日

『私とあなたの青春革命。(2)』

広沢サカキ 先生が贈るアイドル名門学園を舞台にした革命ラブコメ、第2巻はアイドルの
持ち物を集めるコレクターが盗んだある物を取り戻すべく青春革命部が動く様を描きます。
(イラスト/CUTEG 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1301.php#new9


“優馬” に下着姿を見せることも厭わない “奏子”。ラストで今回の騒動を解決する
糸口となった彼の行動力の源を問い詰め、結果紡ぎだされた彼の言葉に赤面するあたりは
どこまで本気、というか本心なのかと思ったり思わなかったりするワケですが。

超が付くほどの人気アイドルユニット「カルテットベリー」。その新曲の歌詞に込められた
ユニットの一人 “ゲンブ” の恋心にもケチをつけようとする 「生徒会」、もっと言えば
“姿子” の執拗さ、というか執念にも畏怖に似たような思いを覚えるところで。

一度は諦めかけた “奏子” の青春革命行動。 “優馬” の孤軍奮闘をきっかけにして再び
“姿子” の理念を退ける方向に倒すことはできましたが、次あたりは苦しくなってくるか
と予想したりもしています。“スザク” の静かに熱いアプローチも気になるところですし。

posted by 秋野ソラ at 00:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2013年01月24日

『よめせんっ!7』

マサト真希 先生が贈る妖怪たちのにぎやかハートフルライフ&ラブコメディも遂に最終巻
を迎え、最後はもちろんあの人を嫁にして「嫁千人計画」を締めくくるべく話は動きます。
(イラスト/ごまさとし 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1301.php#new5


「ねこがみ」ともう一柱の神のご神体を探すという困難極まりない要求のほかに、“広人”
の居る場所を守るべく他の男との結納の話を進める“美薫”や意識を失い再び幽体となった
“ひかる”、祖母に監禁された“あやの”のことも含め問題が山積したままの現状。

鰹屋家の過去を辿るうちに絡み合った問題も糸をほぐすかのように少しずつ解決していき、
“みっちゃん”の思惑をもはねのけて真の大団円を導き出した“広人”の精神的な成長に
目を見張ります。人や妖怪だけでなく神すら嫁にする所は何と言って良いやら(苦笑)。

“みこと”から“広人”のことを「どんな風に、大好き?」と尋ねられた“ねこがみさま”が
悩み、自分自身の感情を認めるまでの描写、そして言動も心動かすものがあり良かったと
思います。長らくの執筆、お疲れ様でございました。完結を心よりお祝い申し上げます。

posted by 秋野ソラ at 00:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2013年01月23日

『煉獄姫 六幕』

藤原祐 先生が贈る薄闇の幻想物語、遂に最終幕へ。“ユヴィオール” に力を奪われた
“フォグ” たちが囚われの “アルト” を救い、そして彼を打ち破れるか注目が集まります。
(イラスト/kaya8 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1301.php#new6


「あとがき」 で 藤原 先生が吐露した心情、本作の設定が今も日本を脅かすそれと酷似
していることへの迷いが胸を打ちます。本作を綴る上で何度も筆を置こうとしたところを
踏みとどまり、こうして最後まで書き終えられたことにまず敬意を表したいです。

完全なる存在として君臨した “ユヴィオール” に打つ手なしの状況から、思わぬ所で過去
からの手紙として “ローレン” から語られた“フォグ” たちが生まれてきた意味、そして
「愛されていた」 という真実が物語を、そして読み手の心を強く動かしていきます。

数々の死を乗り越え “フォグ” と “アルト” が共に笑顔で穏やかな日々を迎えることが
できた、そう感じさせてくれる kaya8 先生のイラストも印象に残るものがありました。
改めて無事完結したことにお祝いを申し上げると共に、次回作にも期待している所です。

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2013年01月22日

『VS!!3 ─アルスマグナの戦闘員─』

和泉弐式 先生が贈る、ヒーローたちに挑む雑魚戦闘員の熱血ストーリー。英雄機関の捕虜
となった “ニーイチ” に秘策はあるのか、そして勝てるのか、注目の最終巻となります。
(イラスト/白羽奈尾 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1301.php#new8


「最後には正義が勝つ」、そのお約束を覆すために、もっと単純に「ただ勝ちたい」という
熱い想いであり願望でもある感情をあらわにした “ニーイチ”。それを原動力に悪の組織
らしい手でヒーローたちを打ち負かしていく展開が実に熱くて興奮させられっぱなしでした。

“ニーイチ” の描いていた筋書き通りにいかなかったところを、訓練を怠ることなく続けた
結果強くなった “レヴィアタン” が支える場面、“パラケルスス” や “受付嬢” などの
スタッフメンバーが彼を後押しする場面も見どころの一つであったかと思います。

“姫宮” も最後の最後では気づいていたようで、その辺りの演出も良かったです。もう少し
話が進めば “ジジ” も含めて面白い絡みが見れたかも知れませんが、幕引きとしてはこれも
またアリかと。和泉 先生、素晴らしい物語を世に送り出していただきありがとうございました。

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2013年01月21日

『千の魔剣と盾の乙女9』

川口士 先生が贈る魔剣ファンタジー、シリーズ第9巻は「ホルプ」修復に向けて“ロック”
たちが“ファーディア”と呉越同舟の旅に出るなど四の五の言ってられない状況が続きます。
(絵:アシオ 先生)

http://data.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804398


“バルトゥータス” も報われないですね、口は悪くともあれだけ一途に想っているのに。
続きが気になる引き具合は次巻で解消していただくとして、「ホルプ」についてはある程度
目星はついたと見ていいのでしょうかね。こちらも次巻に持越しではありますが。

今回読み進めていく中で、この世界における「竜」というものの存在感が掴めてきたような
気がします。そうして見たときに、口絵のコミックが「ホルプ」という存在の希有さを浮き
立たせているようにも感じます。世界に、そして人に積極的に関与していこうとする姿勢が。

前巻でやらかした“エリシア”も含め、「ロックと共に」ではなく「自分の意志」で魔王と
対峙する決意を固めた、ということで“ファーディア”もその心意気を認めざるを得ない
ようで、気難しい彼とどう向き合っていくのかも注目しておきたいところです。

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2013年01月20日

『あるいは現在進行形の黒歴史9 −覇権を賭けた大運動会−』

あわむら赤光 先生が贈るシリーズ第9巻は日本の行く末を賭けた町内大運動会で吉岡家の
長兄 “天下泰平” と帝国の四天王、次男 “英二” とアンジェたちが激突する様を描きます。
(イラスト:refeia 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797372533.html


ラストの引きで見せた柄でもない緊迫した展開がなかなかに興味深いところです。裏切った
彼女は何かしらの思惑があるようなので悪い方向には進まないだろうと高を括ってはいます
けど、しばらくの間「ローエングリン帝国」の優勢は変わらないということで。

その長兄 “天下泰平” ・・・こんな名前を平気でつけちゃう親も親なんですけど・・・に対する
コンプレックスの塊である “英二” に対してあの手この手で発破を掛ける “舞子” の言動
たるや涙ぐましいほどです。これでやる気を出さなかったら神経を疑います。

そして彼女が背中を押そうとしたのはもう一人、姉である “理子” のことも含まれるワケで。
彼が変わろうとする姿を見て、ようやく自分も変わろうと重い腰を上げた “理子” が今後
どう絡んでくるかも楽しみ。それにしても “楓子” は最後まで厄介な存在になりそうです。

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2013年01月19日

『彼女の恋が放してくれない!3 手錠が外れてもずっと一緒です。』

海空りく 先生が贈るゼロ距離拘束ラブコメディもいよいよ最終巻。些少なきっかけを元に
“戌亥” が初恋の相手と知った “つぼみ” の狼狽ぶりとその後の顛末に注目です。
(イラスト:有河サトル 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797372977.html


「ミツバチ殺法です!」とか「戌亥さんに皆さんでクリームをぬってあげましょう」とか
有限実行しちゃうあたりの羞恥心の無さから一転して、自分の変態ぶりに自覚症状を得る
“つぼみ” の反応が「ようやく来たか(苦笑)!」という思いを抱かせてくれます。

「結びの桜の神」 はちゃんとその力を発揮していたのだ、という繋がりも「なるほど」と
思わせてくれますし、全てを知った “つぼみ” が懊悩の果てに手錠を外すための決意を
固める展開は 「そう来たかー」 と感じさせてくれるものがあります。

対する “戌亥” が 「その後」 に停滞してしまう背景にある 「家庭の事情」。それを
「彼女」 が吹き飛ばしてあげるのも、“早苗” さんがアレを吹き飛ばすところも共に
印象的でした。落ち着くところにも落ち着いて満足の結果でした。

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2013年01月18日

『あやかしマニアックス!5』

夏希のたね 先生が贈る変態あふれるいちゃいちゃノンストップの悶絶ラブコメ、最終巻。
願いを叶えるという都市伝説の正体を追う中で“和樹”が自分の気持ちを見つめ直します。
(イラスト:犬洞あん 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797372328.html


都市伝説の正体は途中で気がつきましたけど、その理由と “ぶらなか様” 正体というか
その意味がこれまたくだらねぇ〜(笑)。流石です。徹頭徹尾、コメディの姿勢を崩さない
夏希 先生には頭が下がる思いです。惚れ惚れするくらいです。

しかも騒動を起こした本人の問題解決方法が “和樹” たちに飛び火するとは・・・というか
ここの家族構成もややこしいな(苦笑)。彼も言ってましたが 「そこ伏線だったの!?」 と
言わざるを得ない展開も楽しませてもらいました。

結論としては誰も選ばない状態で幕引きとなりましたが、ラブコメとしてはこれはこれで
アリな展開かと思いました。好きなシリーズがこうして無事完結するところまで見ることは
寂しくもあり、また喜ばしくもあり、ということで 夏希 先生お疲れ様でございました。


#・・・オマケの後日談はこちら↓からどうぞ。

#◆あやかしマニアックス!・オマケ
#【 http://ncode.syosetu.com/n6423bl/

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2013年01月17日

『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 6』

今月からTVアニメが放映開始となった、裕時悠示 先生が贈る甘修羅らぶ×らぶコメディ。
第6巻は 「偽物」 の関係が “ヒメ” にバレてから後の揺れ動く人間関係を描きます。
(イラスト:るろお 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797372847.html
http://www.oreshura.net/


最後の引きがとんでもねぇ! 直前に “鋭太” がひいた熱風邪というのがまたタイミング
が悪いとしか言いようの無い流れでした。「自演乙」の関係が崩れることへの恐れ、それに
抗った “ヒメ” と “鋭太” の成長に “真涼” が追いつけなかった、とも言えるかと。

そもそも共犯者であり続けた“真涼”の、“鋭太”への心情が変化しているのは“ヒメ”が
指摘するまでもないワケですが、関係解消に一役買ってしまったのもまた「あのノート」で
あったというのが何ともまた皮肉な運命と思う次第で。次巻は注目の1冊となりそうです。

今回の幕間ネタは各キャラクターを「スパロボ」的なパラメータで表現したらどうなるか
という内容でしたが、これまた実によく考えられたものでした。なんかいろんなゲームに
コンバートして登場可能なのではないかとも思った次第です、まる。

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2013年01月16日

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』

「GA文庫大賞」 初の ≪大賞≫ 受賞作。大森藤ノ 先生のWEB小説が満を持しての登場。
一端の冒険者である少年と矮小なる女神が織り成す眷族の物語、読ませていただきました。
(イラスト:ヤスダスズヒト 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797372809.html


いつその武器を渡すんだ、と最後はやきもきさせられました。“ヘスティア” が与えた
スキルが功を奏したと見るべきか否か。それはいずれ “ベル” が想いを寄せる彼女と
並び立てる日が来れば少しは分かるのかな、と思ったり思わなかったり。

冒険譚に憧れ、可愛い女の子と仲良くしたいという邪な願望を抱いて冒険者となった少年
“ベル” に対する様々な想いのベクトルが次第に形成され、顕現し、そして接触していく
過程で生まれる出来事がストーリーをより面白く感じさせてくれるところが特に良いです。

「ステイタス」 として明示される能力値や 「レベルアップする」 というシステマチックな
概念はあるのに、昨今見られるMMORPGモノとは少し違った見せ方をするところも印象的で
また興味深いところでもあります。2ヶ月連続刊行となる次巻が早くも楽しみな所です。

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2013年01月15日

『終わりのセラフ1』

「講談社ラノベ文庫」から刊行された1巻と同時刊行となる 山本ヤマト 先生のコミック。
文庫とは異なり、こちらは人類が「破滅」したその後の世界を描く内容となっております。
(原作/鏡貴也 先生 コンテ構成/降矢大輔 先生)

http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-870705-1
http://jumpsq.shueisha.co.jp/rensai/owarinoseraph/


「何があった、“グレン” 〜〜!」 と、まずは一言。その身に合った地位と実力を手に
お茶目なところも見せるあたり、未来では本来の地が出せるようになったんだなぁ、と
小説先行組としては思うワケです。

吸血鬼から搾取されるだけの子供であった “優一郎” が、吸血鬼に復讐するためだけに
生きる・・・はずなのに学校生活で協調性を求められるところとのシリアスとコミカルの対比が
面白いです。何より原作挿絵と同じ方が描く、ということで違和感ゼロなのがイイですね。

「家族」に関してフラッシュバックする過去の姿、そしていよいよ力を得る契機を掴もうと
するところで登場するかつての少年の今の姿がこれまた僅かな希望の影に見える決定的
な絶望を予感させてくれて続きが気になるところです。小説共々追いかけたいと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス

2013年01月14日

『終わりのセラフ1 一瀬グレン、16歳の破滅(カタストロフィ)』

『伝説の勇者の伝説』 や 『いつか天魔の黒ウサギ』 を上梓する 鏡貴也 先生が新天地
「講談社ラノベ文庫」 にて学園呪術ファンタジーを世に送り出すということで拝読です。
(イラスト:山本ヤマト 先生)

http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/90008


読み終わってから表紙を見返してみると 「うわぁ、なるほど・・・」 と思わざるを得ない。
同時刊行されている 山本ヤマト 先生のコミックス版、こちらは「破滅」の後を描く物語
ですけれども、そちらを読了してから読み直すと繋がっているところが見えてまた面白い。

それにしても “グレン” の頑なな姿勢と不遇な状況が実にもどかしい。徹頭徹尾、柊の
人間に気取られぬように、と彼のみならず “時雨” や “小百合” もその不遇を甘んじて
受けるさまもまた。彼、あるいは「彼女」が欲する「力」とはどこまであれば良いのやら。

そんな彼の境遇も 「開戦」 を期に少しばかり好転していくのが少しもの幸いですが、この
先に控える 「破滅」 のことを考えるとあまりうかうかしているワケにもいかないのが現状。
“グレン” たちが悲劇にどう立ち向かっていったのか、確かめていきたいと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2013年01月13日

『オトメ3原則! 3』

松智洋 先生が贈る愛と科学のSF風学園ラブコメ、第3巻は “ラブ” が高校に通うことに
なる傍ら、「プロトT」 の影や 「0(ラブ)システム」 の謎がちらついたりします。
(イラスト/ななろば華 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/_otome3/#b03


「ロボット三原則」 に縛られないロボットになれる、すなわち人と同じ存在になれる
ということ。「0(ラブ)システム」 を同じく搭載した 「プロトT」 は人を殺すこともできる
と危惧し、「プロトU」 すなわち “ラブ” を破壊する動きに出ます。

そしてその持論を聞かされた “本気” が返答した内容。人が人を殺すことはある、でも
ほとんどの人は殺人に走ることはない。それは 「そう教えられてきた」 から。だからこそ
“ラブ” にもそれを教え、その存在をもって証明しようとする彼の 「本気」 が熱い。

「ロボコン」 への出場を契機にロボットに深く関わっていくことですれ違いをおこした
“本気” と “遙” の仲を繋ぎとめたのも “ラブ” でしたし、ぜひ彼女にはラストの引きも
はねのけて復活を遂げてくれることを願っています。ということで次巻待機です。

posted by 秋野ソラ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル