2012年12月20日

『竜と勇者(あいつ)と可愛げのない私8』

志村一矢 先生が贈る新感覚ファンタジー、いよいよ最終巻。魔王との戦いで疲弊の激しい
“レックス”と“アンジェ”がそれぞれの命の燃やして竜王との最終決戦に臨みます。
(イラスト/ぎん太 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1212.php#new8


いやー、実にいい大団円。どんだけイチャイチャしたら気が済むんだお二人さん、みたいな
だだ甘い雰囲気がまた心地良い。最後は本当に死の結末を迎える可能性も残っていた
だけに二人ともその喜びはひとしお、という感じが実によく伝わってきていたかと思います。

自分の命を削って魔法の力を行使し続けてきた“アンジェ”。彼女がここまで生きて残って
こられた理由を知ってからの葛藤と、死の淵から自分を救う手を差し伸べてくれた存在、
そういったところの描写が今回特に映えていたように感じました。

終章で後日談もありましたが、これだけで外伝とか書けそうな感じで。“レイヴェン”と
“アイカ”のその後とかも気になるのでそういうのがあっても、と思ったり思わなかったり。
とにかく、無事の完結おめでとうございます 志村 先生、ということで一つ。

posted by 秋野ソラ at 01:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル