2012年12月31日

『アリアンロッド・サガ・リプレイ(10) 愚者のサクリファイス』

菊池たけし 先生/F.E.A.R. が贈る 『アリアンロッド・サガ・リプレイ』 無印シリーズも
2桁巻数の大台に乗せて、いよいよクライマックスへと近付く様相を呈してきております。
(イラスト:佐々木あかね 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201203000374


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  ベネット : なんでいきなり渋くなってるでやんすか!!(大爆笑)
  ナヴァール : しかも、子供に人気があって、リア充(笑)。
  アル : ていうか髪の毛っ、生えてないのかよ、いまだにっ!?(笑)
  GM : 誠に遺憾ながら・・・・・・。
  ピアニィ : ご、ごめんね、その頭・・・・・・っ!(笑) ヤンヤンを叱っておくねっ!?
  GM : いや、あれはどう見てもピアニィの故意としか・・・・・・。
  ピアニィ : ヤ、ヤンヤンですっ、あれはヤンヤンです・・・・・・っ!
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“ヒューバード” に動きあり。その報を聞いて動き出したのは “ピアニィ” たちだけ
では無かった──。ということで一線を退いていた騎士の中の騎士たる「あの男」が装いも
そのままに彼女たちの前に立ちはだかる・・・・ってそのままなのかよ! ということで(笑)。

ミドルで魅せた「人生最後の2ラウンド」、実に壮絶な戦いでした。単純にHPの値だけでも
半端ない。もちろん、ただでは終わらせない “ピアニィ” の心配り、感服いたしました。
どれだけ笑えるシーンをつぎ込もうとも〆るところはしっかり〆るのが流石です。

そして満を持して迎えたクライマックスの “ヒューバード” 戦。ほのぼのとした設定が
追加された彼とのバトルはどこか可笑しくて、けれど激しくて。その戦いの果てに見えた
「バルムンク」のボス登場に走る衝撃と共に2013年内の完結に向けて突き進んでいきます。

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2012年12月30日

『SUPER SHOT5 Special edition ‐美少女ゲームリミックスコレクション‐』

「SHOT MUSIC」が贈る美少女ゲーム最強のリミックスアルバム「SUPER SHOT」第5弾。
今回は過去リリースされたアルバムから投票で選ばれた人気曲をDJメガミックスでまとめた
「SUPER SHOT BEST」を付けた豪華スペシャル仕様となっております。

http://shot-music.com/shot010/supershot5/


初めて耳にする歌声の歌い手さんも増えたな、とか思いながら通して聴いてみて良かった
のは『Scarlet (DJ Shimamura Remix)』 『フルスロットルHeart (cobalt green Remix)』
『ストレイトシープ (Kirin Hardcore Remix)』 あたりでしょうか。

その次点としては『運命の誓い (Hommarju Remix)』 『幸せな記憶 (Memory loss mix)』
『Dream Catcher (DJ SHARPNEL hardrave remix)』 あたりが好感触。特に最後の
楽曲はカヒーナさんの歌声が hardrave な雰囲気に合っている感じがしましたので。

「SUPER SHOT BEST」は JAKAZiD 氏によるメガミックスということで聴いてみると何とは
なしに初期に聴いた曲のほうが結構印象に残っている気がするなぁ、という印象を受けたり
などしていました。次回作も楽しみにしておきたいシリーズです。


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2012年12月29日

『Sakura Luminance』

「beatmaniaIIDX」 提供楽曲のロングバージョンや 「Another Infinity」 としての楽曲、
さらに書き下ろしの新曲などを収録した Ryu☆ 氏の4枚目となるアルバム。
KONAMI STYLE の 「Sakura Luminance」 セットで査収させてもらいました。

http://exittunes.com/cd/exit_tunes/qwce00252.html


通して聴いてみたときに 『dreamin' feat. Ryu☆ (+VOX Mix)』 から続くトラックのノリの
良さが耳に残る感じがしました。『dreamin'〜』はやはり「Somebody screaaaaam!!」 に至る
までの溜め具合がたまりませんね。ちなみに元の音源は下記のアドレスにあるそうで。

http://sampleswap.org/filebrowser-search.php?q=somebody-scream


他には 『Castle on the Moon (Extended Mix)』 『PARADISE LOST (Extended Mix)』
あたりの声ネタも大好物。『Do it!! Do it!! (Extended Mix)』 もイイ Extended Mix
 ですね。多少 BPM 上げ気味な楽曲のほうが好ましく感じるのかなぁ、とか思ったり。

『532nm (Extended Mix)』 もこれまた好きですねぇ。今回の収録曲 『Kaleidoscope』 や
『NNRT (Extended Mix)』 あたりを聞いていてなんとなくピコピコした楽曲が目につくなぁ
と感じたところでもあります。

今回のアルバムは特典CDに幾つか種類があるようで、「Sakura Luminance」 セットのは
kork k 氏による 『Sakura Luminance』 の Remix。これがまた原曲を更に聴きやすく
昇華してあってしばらく1曲リピートさせてましたよ。ということで今回も満足の1枚です。

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2012年12月28日

『エスケヱプ・スピヰド 参』

九岡望 先生が贈る神速アクション、シリーズ第3巻。鬼虫の礎となる「星鉄」の回収、
そして「蜻蛉」と「蜂」の機体の回収に向けて量産型鬼虫との争いが加速していきます。
(イラスト/吟 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1212.php#new5


勝負の行方を分けたのは “虎杖(いたどり)” たちの強さ自体、というのもあるでしょう
けれども、それよりも何よりも単純に “巴” や “剣菱” に己の強さに関する慢心や油断
にも似た思いがあったから、と見るべきでしょう。実にしてやられたと言わざるを得ない。

潜在的に抱えている記憶に少しずつ触れつつあるも大きな進展に至らない “鴇子” の話は
ひとまず置いておくとして、“叶葉” との再開を果たした “菘” の発言からも見てとれる
ように鬼虫の存在が今後を左右することが示された中でのこの後手は大きいところで。

“虎杖” との対峙で、その身一つで善戦するも及ばなかった “九曜”。“九曜” が土壇場
の状況で放った一手は “虎杖” を震撼させ、油断すること無かれ、と思いを改めさせるに
十分なもの。“巴” たちの遅れを取り戻すに足る成果を導けるか、次巻の展開に注目です。

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2012年12月27日

『人生 第4章』

川岸殴魚 先生が贈る人生相談ライトノベル第4巻。文化祭に向けて第二新聞部が準備を
進めていく上で必要不可欠な人物に協力を仰ぐ代わりに人生相談を受けることになります。
(イラスト/ななせめるち 先生)

http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solc_dtl?isbn=9784094513820


“梨乃” さん催眠術かかりやすすぎ(苦笑)。またそのリアクションがいちいち純真で
可愛らしいことこの上ないですね。そんな状況において彼女の口から発せられた言葉を
耳にした “勇樹” もいよいよ意識しなくてはならないというところです、その想いに。

また、“彩香” の野望というものが文化祭準備のどさくさに紛れて明らかになりました。
第二新聞部の設立経緯が彼女の報道精神に寄るもの、そして学園を変えるための手段で
あった、ということでとばっちりを受けた “勇樹” はどう動くのか、注目の的です。

今回、相談回答者として新たに加わった “絵美”。彼女が描いた絵として挿しこまれた
“ふみ” のあのイラストが扇情的でたまりませんな。流石は ななせめるち 先生です。
あと、「リアル人生ゲーム」はネタとして作ってみるのもアリかな、と思ったりしました。

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2012年12月26日

『天帝学院の侵奪魔術師<ドメインテイカー> 〜再臨の英雄〜』

魔術師が全てを支配する世界。最強の魔術師「天帝」を育てる学園に潜り込む事になった、
かつて英雄と呼ばれながらも魔力を失い今を生きる少年の物語を 藤春都 先生が綴ります。
(イラスト/refeia 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup1212.php#novel121202


魔術師が魔術を行使する際に展開する「領域(ドメイン)」の大きさがその力の大きさに
比例するということ、「領域」を持たない者は他人のそれを奪って、すなわち「侵奪」に
よって魔術を行使するほかに術がないということ。この2つが物語の根底にあります。

「バルテノム皇国」の皇位継承戦争で負った傷が原因で突然魔術が使えなくなった大魔術士
“アスト”がその理由を探る中で「天帝」の祖たる人物が如何にして最強の魔術師となった
のかを想像する契機を得ます。即ち侵奪によって魔術師を束ねていた存在ではないかと。

一度は力を失って野に下った “アスト” が、この世界において忌避される「侵奪者」で
あっても再び魔術を使い、英雄として振る舞えるのもいつしか得られた仲間とその信頼が
あってこそ。故に底辺から形勢を逆転していくまでの過程が楽しめる物語だと思います。

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2012年12月25日

『のうりん 5』

白鳥士郎 先生が贈る農業系学園ラブコメディー、大人気のシリーズ第5巻は部活に入る
こととなった “林檎” が目をつけた部活動から「畜産」の今に焦点を当てていきます。
(イラスト 切符 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797372526.html


いつかは食用として手に掛ける時がくる動植物たちをに育てていく、その意味を当事者の
視点で、あるいは第三者の視点を絡めて描写することで示し、問いかけていく。今巻は
生命倫理を扱う話が多いため重めですがその分、実に考えさせられる名作でございました。

「花のない花壇」の意味を知ったときなんて、まさに胸が締めつけられるかのようでした。
畜産だけに限らず、ペットを飼うという最近の事情にも触れられている点など読んでいると
推薦図書にしても良いのではないかと思えるほどのエピソードの数々はどれも見所満載。

まぁ、推薦図書にするにはいささかおっぱい大増量も含めネタ満載すぎるのでアレですが。
“カマトリ・バジーナ” とかセリフも含めて面白すぎる(笑)。でも「GM作物」の話に触れる
大事な話に繋がるので侮れないのですけど。そんなこんなで次巻も波乱万丈は必至です。

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2012年12月24日

『アーク・ブラッド A.D.5000のアダム』

榊一郎 先生が 「C☆NOVELSファンタジア」 にて上梓していた新シリーズをようやく拝読。
突然の事故に巻き込まれた少年が辿る数奇な運命と、背負わされた宿命を綴る物語です。
(イラスト:倉嶋丈康 先生)

http://www.c-novels.com/book/2012-09-25-1000.html


最後まで読み終えた後で副題の意味に気がついて 「なるほど、そういうことね」 などと
思った次第です。コールドスリープによって西暦 5,012 年という遥か未来で目を覚ました
“明久” がやむを得ずハーレムを築くための布石が端々で巧妙に打たれていたかと。

目覚めた “明久” と初めて接触した“ミスズ”、彼の主治医としてロストテクノロジーと
特殊能力で治癒にあたった “ベルレッタ”、彼女たちが生きている世界を脅かす「侵略体」
への対抗手段「強化外装機関」を彼と偶然共に動かすことで成果を挙げた“スコット”。

三者三様に抱く正負の感情が 「原種遺伝子回収計画」 という今を生き延びるための試みを
介してどう変化していくのか、そして肉体そのものは回復しつつも未だ眠り続ける“明久”の
妹 “朱乃” が目を覚ましたら現状をどう思うのか、続きが興味深い滑り出しかと思います。

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2012年12月23日

『フェアリィフィールド 妖精戦陣』

『まじしゃんず・あかでみい』シリーズ(ファミ通文庫)の 榊一郎 先生と BLADE 先生が
再びタッグを組んで贈るメカと美少女があふれるバトルストーリー、読ませて頂きました。
(イラスト/BLADE 先生)

http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=14425


特殊な生い立ち故に「家族」も含めた人との接し方が余所余所しい“タツキ”。無気力少年
とも言える彼にドールサイズの擬人機械「フェアリィ」を使ったサバイバルゲームの隊長を
お願いするところから始まるこの物語。如何にして彼の動機づけを図るかが最初の焦点。

レベルの高い “キョウ” のチームとの対戦で初陣を・・・・そう易々と飾らせないのがいい
ですね。そこから少しずつ、フェアリィたちとも向き合っていくことで人間性にも変化の
兆しが見えてきます。“キョウ” はかなりの「いいひと」で好感度の高いキャラです。

フェアリィたちの頑張り具合も見どころですが、妹の “アカネ” や彼に対して思う所の
ある “コトコ” の抱えている感情、その機微の描写も興味深い。すべては売り上げ次第
かと思いますが、続けても何ら問題ない作品かと思いますので編集部の皆さま宜しくです。

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2012年12月22日

『ミニスカ宇宙海賊9 無法の御免状』

笹本祐一 先生が贈る大人気シリーズ。TVアニメの2クール放映で多くの人気を集め今度は
劇場版アニメに挑む原作本編第9巻は「弁天丸」ら海賊たちが存続の危機に晒されます。
(イラスト/松本規之 先生)

http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=14424


“グリューエル” というかセレニティ軍の危険察知能力、というか情報収集能力の高さが
ハンパない上に、彼女を始めとするセレニティ星王家が「弁天丸」に対して絶対の信頼を
寄せているのが分かる、「私掠船免状」停止からの一連の動き。

そんな騒動の発端から、名のある海賊たちに搦め手を仕掛けている相手の存在を推測するも
その意図も正体も分からぬまま、お尋ね者扱いの身で「帝国艦隊」への自首を敢行する
「弁天丸」クルー。虎穴に飛び込む緊迫した状況下でもどこか楽しそうなあたりは豪胆。

「敵」の目的を掴んだ後は、久々に派手なドンパチをやらかす破目に。電子戦とか高度な
交渉術で乗り切る場面がこれまで多かっただけに、最後まで緊張感あふれる展開を1冊に
纏めてきた印象を受けました。とばっちりを喰らった “茉莉花” にはお疲れ様の一言を。

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2012年12月21日

『シスターサキュバスは懺悔しない』

『デュアル・イレイザー』 を上梓する 折口良乃 先生が 『死想図書館のリヴル・ブランシェ』
シリーズの KeG 先生と再びコンビを組んで贈る、人外ハーレム・ドタバタコメディです。
(イラスト/KeG 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1212.php#new12


自分の趣味に走りまくっている、と公言しているように 折口 先生が好きなものがふんだん
に盛り込まれている本作。その自信というか自負する面が功を奏している、と感じられる
ほどに面白かったです。連作短編のような構成になっているので読みやすかったですし。

見習い神父 “エイク” が、仕事を行う懺悔室に訪れる人というかモノたち(女性)の
キャラに対応できてるのが凄い。特に “シルヴァ” なんてサキュバスであんなにおいしい
イベント盛りだくさんなのに聖人君子ぶりやがって聖職者か! って神父(見習い)ですが。

彼女たちの告解というよりは相談にのって対応していくうちに好感度が上がっていたりする
のにも気付かず、ただひたすらに神父となるべく邁進する “エイク” の牙城は一体全体
誰が崩せるのか、というのが気になるところ。・・・これもシリーズ化、してくれますよね?

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2012年12月20日

『竜と勇者(あいつ)と可愛げのない私8』

志村一矢 先生が贈る新感覚ファンタジー、いよいよ最終巻。魔王との戦いで疲弊の激しい
“レックス”と“アンジェ”がそれぞれの命の燃やして竜王との最終決戦に臨みます。
(イラスト/ぎん太 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1212.php#new8


いやー、実にいい大団円。どんだけイチャイチャしたら気が済むんだお二人さん、みたいな
だだ甘い雰囲気がまた心地良い。最後は本当に死の結末を迎える可能性も残っていた
だけに二人ともその喜びはひとしお、という感じが実によく伝わってきていたかと思います。

自分の命を削って魔法の力を行使し続けてきた“アンジェ”。彼女がここまで生きて残って
こられた理由を知ってからの葛藤と、死の淵から自分を救う手を差し伸べてくれた存在、
そういったところの描写が今回特に映えていたように感じました。

終章で後日談もありましたが、これだけで外伝とか書けそうな感じで。“レイヴェン”と
“アイカ”のその後とかも気になるのでそういうのがあっても、と思ったり思わなかったり。
とにかく、無事の完結おめでとうございます 志村 先生、ということで一つ。

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2012年12月19日

『なれる!SE8 案件防衛?ハンドブック』

夏海公司 先生が贈る「萌えるSE残酷物語」第8巻。ドラマCDも発売となった人気シリーズが
次に描くのは既存顧客との関係を脅かすライバルの存在。“工兵”は太刀打ちできるのか?
(イラスト/Ixy 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1212.php#new4


“室見”さんの声のイメージは釘宮さんで確定みたいですね、作中の話として(苦笑)。
それにしてもコスプレ、Ixy 先生のお力添えでもってもっと色々なお姿を見てみたかったと
言わざるを得ません。なぜもっと尺がなかったのかと申し上げるべきところはさておき。

他社がもつ既存契約をえげつない方法で切り崩しにかかるライバル企業の牙が業平産業、
すなわち“工兵”たちにも向いて防戦一方、押され放題の展開を今回も彼の機転というか
絡め手ではねのける、という実にミラクルなお話となっております。ウルトラC級だわ。

なぜ今回のようなことが現実問題として発生するのか、という点については作中でキャラ
の口から、あるいは 夏海 先生があとがきで後述する通り。今日もどこかでコンサルからの
揺さぶりに苦戦しているSEの皆さんが、この空の下で頑張っているとご承知おきください。

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2012年12月18日

『魔法科高校の劣等生(8) 追憶編』

佐島勤 先生が贈る大人気シリーズ第8巻は、“深雪”が兄である“達也”に寄せる気持ちの
強さがどこから来たのかを3年前のエピソードに触れながらつまびらかにしていきます。
(イラスト/石田可奈 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1212.php#new2


過去の“深雪”の言動などから、彼女は兄のことを嫌っていたのかと想像していたのですが
そういうことではなくて、コミュニケーションエラーから兄との心の距離感が掴めなくて
不安に思っていた、あるいは癇癪のようなものを起こしていたというワケですね。

簡単に言えば「兄と仲良くなりたい」というような想いは元々彼女の中にはあって、それが
兄に関する真実を知り、さらにはその身を「あの方法」でもって救われたことであのレベル
まで昇華してしまった、ということなのでしょう。難儀な人ですなぁ、“達也”少年は。

巻末の短編「アンタッチャブル─西暦二〇六二年の悪夢」は四葉家の壮絶な歴史、そして
“深夜”の過去に触れていく物語。“達也”の昔話を踏まえた上での提示ということでその
異常さがより際立っていたかと思います。見せ方の妙もある構成であったかと思います。

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2012年12月17日

『ソードアート・オンライン11 アリシゼーション・ターニング』

川原礫 先生が贈る大人気シリーズ、「アリシゼーション」編の3巻目。副題が示すとおり
「アンダーワールド」で時を過ごす“キリト”たちに大きな転機が訪れようとしています。
(イラスト/abec 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1212.php#new1


その身の性分から“キリト”と“ユージオ”を処分したくて仕方がない“ライオス”と
“ウンベール”。彼らの罠に嵌った“ティーゼ”と“ロニエ”の悲惨な姿を見てついに
欲情してしまうのは同人作家ですが、堪忍袋の緒を切ってしまうのが“キリト”たち2名。

将来を有望視された2人が一転してお尋ね者となり、打つ手なしかと思いきや思わぬ所で
“アリス”と再開。けれど彼女の身に纏う雰囲気、物腰はかけ離れたもの。そこからこの
仮想世界の秘密に触れた“キリト”に起死回生の時は訪れるのか、というのが注目どころ。

狂いが見えてきた仮想世界の傍らで垣間見える現実世界でも何やら不穏な動きが見え隠れ
してきて遅かれ早かれ“キリト”の体自体に危険信号が灯りそうな気配。彼を救えるのか
という“アスナ”の手番にも目が離せない所であります。勘が働かなかったあの点も含めて。

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2012年12月16日

『鳩子さんとラブコメ3』

12月10日より「エイジプレミアム」にて 由伊大輔 先生によるコミック連載がスタートした
鈴木大輔 先生の直球ラブコメ第3巻。“杏奈”との交際を強いられた“隼人”に要注目。
(イラスト:nauribon 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201208000050


・・・交換日記でだいぶページ数を稼いでますね、これ。そこから奇妙な三角関係、そして
四角関係へと繋がっていく流れに困惑していく “杏奈” の気持ちがダダ漏れになっていて
これはこれで面白かったりするのですけど。

基本スペックが圧倒的に高い “鳩子” の凄さは相変わらずですが、高々「水泳大会」の
ためだけにアレだけのことをしてのける “杏奈” も実は凄かったりするところも今巻の
お話の中で見せつけてきています。優良物件だとは思いますけどね、確かに。

そんな二人の目覚ましい活躍の影に隠れてすっかり目立たない裏方役に徹した “隼人”
ではありますが、本当に “鳩子” を手のひらで踊らせることに成功してしまうあたりは
中々の曲者。ここから逆転劇を見せるか、続きが気になるところであります。

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2012年12月15日

『新生徒会の一存 碧陽学園新生徒会議事録 上』

TVアニメ「生徒会の一存 Lv.2」が2013年1月より放送開始となるなど、まだまだその勢いを
見せつける 葵せきな 先生の大人気シリーズ。そのアフターストーリーが登場となります。
(イラスト:狗神煌 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201208000053


“杉崎健”、不憫な子・・・・ということで彼を除く “くりむ” たち前生徒会役員が去った
後の新生徒会で再び副会長の座に収まった “杉崎”。新メンバーも美少女揃いなものの
その活動初日には彼以外、誰も顔を出さないという問題ありまくりな船出を見せます。

そんな彼女たちに失望と脱力感を味わった “杉崎” ですが、周囲の人たちからの助言も
あって一念発起。「来ないなら 出させてみせよう 新役員」と言わんばかりにメンバーと
向き合って、ぶつかって、来ないという要因を少しずつ取り除いていきます。

彼女たちへのアプローチにあたって少なからぬ支援を続けてきた新聞部部長 “風見” の
思わぬ分析結果から、学園青春モノな展開が一気にサスペンス的な雰囲気を演出していく
流れは智謀智略、手練手管あふれる敵との深く静かな戦いへと続くのか気になる所です。

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2012年12月14日

『問題児たちが異世界から来るそうですよ? ウロボロスの連盟旗』

2013年1月よりTVアニメの放映が開始となる、竜ノ湖太郎 先生の大人気シリーズ第6巻。
「魔王連盟」の影がちらつく煌焔の都に「ノーネーム」の面々が顔を出す所から始まります。
(イラスト:天之有 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201112000561


天之有 先生からの悲しいお知らせが実に潔い。読者の一人としても応援したいところ。
それにしても「ハルヒ」の次を担う「アニメ化の弾」を養う土壌が「スニーカー文庫」にも
備わってきたのだと思うと長きに渡りレーベルを見届けてきた身としては感慨深いものです。

さて、本編は「魔王連盟」と相対する準備に精を出す面々を描く傍ら、今巻の表紙を飾った
“ペスト” の昔話に触れながら、“ジン” と主従関係を結んだ彼女の機微を、そして過去
との決別を綴る流れとなっております。軽くツンデレが入っております。

“十六夜” も手を焼く「神隠し」騒動から、これまで数々の敵を圧倒してきた彼を馬の骨
扱いするほどの余裕を見せるコミュニティ「魔王連盟」の登場に少年漫画的な熱さを感じ
ざるを得ません。「世界の法則性」もそろそろ明らかになるか、というところで続きます。

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2012年12月13日

『ミスマルカ興国物語 エックス』

11巻だと思った? 残念! エックスでした── ということで書影が出てから話題を呼び
続ける禁断の物語、この世の全てを巻き込んで 林トモアキ 先生が満を持して贈ります。
(イラスト:ともぞ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=321205000224


帝国の犬と成り下がった今、「ゼンラーマン」はすでに死んだのだと嘯く “マヒロ”。
けれど貧困にあえぐ弱者を救わんと義賊よろしく立ち上がった「ゼンラーマン・スーパー」
を直視し、その所業を正さんと自由の獅子「ゼンライオン」として暗黒の帝都に降り立つ。

・・・まさかペンデュラムの話とか、また見ることになるとは(苦笑)。“ルナス” もこんな
ぶっ飛んだことをやらかす男を迎えることにいささかの迷いもないとか、ある意味「類友」
なんじゃないかと思ったりするのですが。それにしても熱い物語でした。

単にネタに走るだけではなく、「自由」は与えられるものではなく一人一人が意志をもって
望むものと説いたり、自分たちが後押しするのは人々がもつ思いやりの心と諭したり、と
イイ話にも繋げているところがまた印象的。万感を込めて面白いと申し上げて良い1冊です。

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2012年12月12日

『ぜんぶ彼女に「視」られてる?2』

淺沼広太 先生が贈る新感覚ラブコメディ第2巻。怪談騒動の犯人を捜す “智一” たち
からの 「視」 る願いを断る “花梨”。彼女の胸深くに抱える想いに触れていきます。
(イラスト:すぶり 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_06


「視」る、という力があるが故に、自分のことを気遣ってくれる “智一” との距離感を
幽霊を「視」ないことで失うのではないかと危惧した “花梨”。コミュニケーションの
取りにくい彼女の言動は相変わらずですが、その内にあるものは恋する少女そのもの。

「視」ることに対する彼女の禁忌を考慮し、その能力に頼らず地道な犯人探しを続行する
“智一” たち 「超常能力研究部」 の面々。浮かんでは消えていく事実と疑惑に翻弄され
ながら少しずつ歩を進め、けれどあと一歩及ばないところで捜査は暗礁に乗り上げます。

「視」る力に対する様々な恐れを打ち明けた “花梨”。犯人探しに目がいって彼女の事を
見ていなかったと自責する “智一”。互いの心に触れた2人がいれば事件もすぐに解決、
オチまでついちゃう。意外に積極的な彼女に押され気味な “智一” が羨ましい限りです。

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