第3巻は “ゴルドフ” や凶魔たちの言動に益々翻弄される六花の勇者たちを描きます。
(イラスト/宮城 先生)
ところで話が着々と進んでいるので疑念の連鎖は果てなく続いていきます。“ゴルドフ”は
確かに不可解でしたが「彼女」の怪しさに言及する辺りはいい意味で含みがある感じで。
そして谷へ辿り着いてから “チャモ” の死を回避するために “アドレット” たちが目に
しなかった数々の事実に触れ、孤軍奮闘する様子が実に手に汗を握らせてくれます。
忠誠心が勝ちへと導きました。「まさに騎士かくあるべし」といった彼の功績が無くては
物語が終わっていた六花の勇者たちは“テグネウ”を討てるのか、次巻の展開にも注目です。