2012年11月22日

『選ばれすぎしもの! 2』

峰守ひろかず 先生が贈る、6つの異世界から等しく勇者として選ばれてしまった少年の
こき使われぶりを描くブレイブストーリー。第2巻は更に違う世界からのSOSを受けます。
(イラスト/京極しん 先生)

http://goo.gl/gLajY


あとがきでも触れられていますが、展開がだいぶ早いですね。確かにイベントがたくさん
詰め込まれている雰囲気が読んでいる側としても感じられるワケですけど、それでも無理
なく読めてしまうあたりが見せ方に妙ありと言うべきなのかも知れません。

今巻で一番大きなテーマとして挙げられるのは「守るべき対象から裏切られた時、勇者は
どうすべきか」ということ。新しく現れた勇者 “ゴルディアス”、あるいは“ドクター”
から問いかけられた “護” は、自身もそんな場面に直面し、大いに悩むこととなります。

先輩が如き助言を与えたかと思いきや、“護” をあれやこれやと邪魔しにかかたり、と
いま一つ行動原理が読めない “ゴルディアス” のその意図、そして正体が白日の下に
晒されたとき「えっ、どゆこと?」 と戸惑いを隠せないまま次巻へと続くのでありました。

posted by 秋野ソラ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル