2012年11月20日

『このライトノベルがすごい!2013』

 
今年もやって来ました、ライトノベル読みのためのお祭り企画と言ってもいいこの一冊。
正式発売日も過ぎたことですし、いろいろと所感を綴ってみようかと思います。
 
http://tkj.jp/book?cd=02035701
 
 
まず当方のラノベ読みとしての遍歴を軽く触れておきますが、『スレイヤーズ』を刊行当時
からリアルタイムで読んでいたクチで、2011年10月から2012年9月までの読了数はおよそ
600 冊程度になります。そしてほぼ毎日感想記事を上げる、その程度のラノベ読みです。
 
今回も公式サイトからの投票で参加させて頂きました。投票内容は以下に示すアドレスに
示したとおりです。では、改めて中身に触れていくことに致します。
 
 ◆「このライトノベルがすごい!2013」Webアンケート
 【 http://njmy.sblo.jp/article/58645008.html
 
 
 
│ 作品ランキング(自分との比較) 
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『ソードアート・オンライン』を筆頭にアニメ化で後押しされた作品と『六花の勇者』を
始めとする[協力者]層からの得票率によって押し上げられた作品が入り乱れるベスト10
争いでした。1位はどの投票層からも満遍なく票を得ての圧勝で文句なしと言うべきか。
 
ベスト10までにランクインした作品の中で読んだことがあるのは【52作品】。53ページに
ある「今年度初登場の主な作品(シリーズ)」30作品の中ですと【23作品】となります。
どちらも8割前後は読めている、ということで時代の主流に何とか喰らいついています。
 
53ページの「3種のアンケート」結果と自分の投票内容を比較してみると、[協力者]に
近い傾向を示しているようです。川原礫 先生の両作品に対して各層で同じように優劣が
ついている結果が示されているのはなかなか興味深いものがありました。
 
 
 
│ 作品ランキング(自己流分析) 
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先取りの[協力者](協力者アンケート)、後追いの[モニター](モニター調査)、
そして不特定多数の坩堝である[HP](宝島ホームページ・アンケート)という分類と
傾向は50ページからのまとめにある通りですが、ここに以下の指標を加えてみます。
 
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ≪作品の流布度≫
 
  ・ 物好き : [協力者]が一番多い
  ・ 過渡期前半 : [HP][協力者]が[モニター]より多い
  ・ 過渡期前半 : [HP][モニター]が[協力者]より多い
  ・ 皆好き : [モニター]が一番多い
 _____________________________________
 
[協力者]から[HP]、そして[モニター]へと比重が遷移していくであろう、という
定説をもとに ≪作品の流布度≫ が【先駆け → 過渡期前半 → 過渡期後半 → 安定】
となるにつれて一般的な知名度が上がっているように見えるのでは、と仮定しました。
 
 
 ◆2012年度3種アンケートのポイント(P.51)に対する自己流分析
 【 http://srnd.skr.jp/pc/archives/konorano2013_analysis.pdf
 
結果は上述のアドレスにあるPDFで示した通り。モデルとしてはまだまだ穴がありそう
ではありますが、ある程度の可視化は出来たかと。「先駆け〜過渡期前半」にある中で
ポイントとそれなりの巻数がある作品はメディアミックスで裾野が広がる可能性大か。
 
こうして見ると『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』や『デート・ア・ライブ』
『東京レイヴンズ』をアニメ化しても読者が増える可能性は低いのかな、という気も。
『魔法科高校の劣等生』もアニメ化していないのに既知な感があるのは同等と見るべきか。
 
逆に、アニメ化した『ベン・トー』にまだまだポテンシャルがあるように見えている点も
興味深いところです。とりあえず『のうりん』『アイドライジング!』『なれる!SE』
あたりのアニメ化を心よりお待ち申し上げておきます。
 
 
 
│ キャラクターランキング 
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キャラクター女性部門に “御坂美琴” “アスナ”、男性部門に “キリト” “上条当麻”
“一方通行” と 『とある魔術の禁書目録』 『ソードアート・オンライン』 が作品だけで
なくキャラクターでも魅力あるところを見せつけた結果となりました。
 
女性部門の上位陣は「強さ」のあるキャラであったり「ツンデレ」な傾向の強いキャラが
目につきます。男性部門では「俺TUEEE」なキャラであるとか「ちょっと情けない」ところ
があるキャラが見受けられる感じで、どことなく世相を写している気がしてなりません。
 
 
 
│ イラストレーターランキング 
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ブリキ 先生を僅差で抜いた abec 先生ですが、“そっち” を足せば余裕で1位ですよね
とか言うのは無しですか、そうですか。なんか 杉井光 先生みたいなことになってます。
白身魚 先生のクローズアップは絶対狙ってるとしか見えませんがそのへんどうですかね。
 
上位陣はアニメ化で押し上げられている分もあるのかな、とか思ったりもしました。
 
 
 
│ 新人賞受賞作品 
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82ページからの「新人賞受賞 全38作品紹介」、その中で読んだことがあるのは19作品。
「電撃文庫」と「ガガガ文庫」の作品はワリと頑張って読んでいました。新興レーベルの
を含め全然追えていないと実感した数字でもあります。
 
この中で言うと『うちの居候が世界を掌握している!』は特に期待している作品です。
 
 
 
│ ジャンル別ガイド 
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95ページからのジャンル別ガイド 「今、面白いライトノベルはコレだ!(229 作品)」
にある内容で読んだことがある(≠続けて読んでいる)作品を追ってみると以下のように
なります。ちなみに昨年の状況は以下のアドレスに記載の通りです。
 
http://njmy.sblo.jp/article/50691784.html 】 
 
 
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  世界の命運! :         13 / 15 作品 ( 87 %)
  働く人々 :           13 / 23 作品 ( 57 %)
  愛しき日常 :          15 / 21 作品 ( 71 %)
  愛しき非日常 :         16 / 23 作品 ( 70 %)
  恋がいっぱい :         24 / 31 作品 ( 77 %)
  忍び寄る闇 :          11 / 23 作品 ( 48 %)
  バトル!バトル!バトル! :   19 / 23 作品 ( 83 %)
  微笑みと涙と :         11 / 15 作品 ( 73 %)
  いざ、冒険へ! :         8 / 15 作品 ( 53 %)
  ノベライズ :           0 /  7 作品 (  0 %)
  リプレイ :            9 / 13 作品 ( 69 %)
  ボーダーズ :           2 / 13 作品 ( 15 %)
  モダンクラシックス :       6 /  7 作品 ( 86 %)
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昨年と比較すると「愛しき日常」「恋がいっぱい」などを始めとしてパーセンテージを
下げつつ「世界の命運!」「バトル!バトル!バトル!」あたりは逆に上がっています。
戦記モノっぽい作品を読む機会が多かったからか。まぁラブコメは継続して読んでますよ。
 
慣例にならってジャンルごとのオススメも掲載しておきます。3つずつくらいに絞りつつ。
 
 
 「世界の命運!」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』
  『六花の勇者』
  『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』
 
 
 「働く人々」 
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
  『吼える魔竜の捕喰作法』
  『のうりん』
  『なれる!SE』
 
 
 「愛しき日常」 
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
  『子ひつじは迷わない』
  『パパのいうことを聞きなさい!』
  『さくら荘のペットな彼女』
 
 
 「愛しき非日常」 
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
  『這いよれ!ニャル子さん』
  『僕の妹は漢字が読める』
  『可愛くなんかないからねっ!』
 
 
 「恋がいっぱい」 
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
  『「パンツブレイカー」シリーズ』
  『ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件』
  『六畳間の侵略者!?』
 
 
 「忍び寄る闇」 
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
  『生徒会探偵キリカ』
  『も女会の不適切な日常』
  『誰よりも優しいあなたのために』
 
 
 「バトル!バトル!バトル!」 
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
  『クロス×レガリア』
  『魔法科高校の劣等生』
  『東京レイヴンズ』
 
 
 「微笑みと涙と」 
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
  『「東雲侑子」シリーズ』
  『サクラダリセット』
  『ヒカルが地球にいたころ・・・・・・』
 
 
 「いざ、冒険へ!」 
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
  『スカイ・ワールド』
  『ソードアート・オンライン』
  『アリス・イン・ゴシックランド』
 
 
 「リプレイ」 
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
  『RPF レッドドラゴン』
  『天下繚乱ギャラクシー Replay:天下繚乱RPG』
  『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・アカデミア』
 
 
 「ボーダーズ」 
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
  『ミニスカ宇宙海賊』
  『「物語」シリーズ』
 
 
 「モダンクラシックス」 
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
  『あそびにいくヨ!』
  『レンタルマギカ』
  『星のパイロット』
 
 
 
 
│ あとがき 
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「講談社ラノベ文庫」「ヒーロー文庫」といった新規レーベルの登場で賑わうラノベ業界。
とは言え、月に100冊近く刊行されている「ライトノベル」を読む人も、読む時間にも限り
がありますので、そろそろ飽和から自滅への道を辿らないか気になる状況でもあります。
 
「ネットから小説が生まれる」というケースも少しずつ増え、書き手になる間口が広がって
きました。また読み手としても「電子書籍」というキーワードがちらつくようになり、市場
の開拓に新たな選択肢も見え始めてきました。後者にはまだまだ課題が山積みですけど。
 
まさに群雄割拠たるこの業界の流れの中において良作、秀作を見つけ出すための一つの
指標としてこの『このライトノベルがすごい!』が在り続けることを祈念し続けると共に、また
一年を掛けてその一助となるアンケート投票が出来るよう努めたいと思う所存です。
 

posted by 秋野ソラ at 03:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年11月19日

『瑠璃色にボケた日常』

「第8回MF文庫Jライトノベル新人賞・佳作」 を受賞した 伊達康 先生のデビュー作。
霊と笑いに囲まれた非日常な青春を描くフルスロットルコメディを読ませて頂きました。
(イラスト:えれっと 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/919


なんでタイトルで「ボケた」と表記したのかが分かる序盤の展開にどうしたものかと逡巡
しましたが、読み進めていったところで “瑠璃” と “翠” の認め合いながらも確執の
続く意味が上手く効いたのか、その迷いを払拭してくれて最後まで読めた感じがします。

ボケとツッコミの良し悪しとするセンスは人によってそれぞれだと思いますので“瑠璃”
のボケが受け入れられないと厳しいと感じる方も出てくるかも知れません。“翠” の
意外にお茶目でノリのいい言動に助けられた感はありました、自分としては。

確執ある二人の霊能者少女を繋ぎ直すきっかけとなった “孝巳” も野球エリートの道を
閉ざされた心の傷を少しでも払拭できる機会を得られた、というのも一つの救いではある
ような気もします。言うまでもありませんがイラストの可愛らしさは保証します。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年11月18日

『ソード・ワールド2.0リプレイ バウムガルトの迷宮城』

大井雄紀 先生/グループSNEが贈る「SW2.0 ルールブックT改訂版」準拠のリプレイ作。
十日で十万ガメルの借金を返さなくてはならなくなった急造パーティの冒険を描きます。
(監修:北沢慶 先生 イラスト:得能正太郎 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201207000053


  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  アルノー : これ、ジョージさんの情報をロー金に流して、ジョージさんを
        つぶしてもらうっていう方法を取れば借金なくなりません?
  一同 : ぶっ(噴き出した)。
  リン : アルノー、発想が黒い。
  エリィ : あたしでもそんなことは考えなかったわ(笑)。
  ヴィント : 俺より裏社会に向いているんじゃないか?
  アルノー : い、いや、今のはプレイヤー発言ですよ!(汗)
  ヴィント : 怖いわー、人の痛みがわからない十代怖いわー(25歳)。
  一同 : (爆笑)
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ロールプレイに柔軟な発想は大事だと思いますよ。限度はあるかもしれませんが(苦笑)。
ということで借金返済のためにダンジョンに潜り込んでは金目になるアイテムを獲得しては
売却していく “アルノー” たちですが・・・まさか競馬に手を出すとはねぇ(苦笑)。

あの頑張りは何だったんだ、という第一話から金貸しのタビット “ジョージ” の窮地を
救って温情を得ようという作戦にシフトした第二話。思わぬ要素が伏線として浮上したり
積み重ねてきた演技が上手くシナリオに嵌る場面が見られたりとTRPGの妙がありました。

「ルールブックT改訂版」にて導入された簡易戦闘ルールとこれまでの標準戦闘ルールの
違いを示すべく図も入れて丁寧に説明してあるところも本作の特徴であります。ランダム
ダンジョンのルールとデータも収録されてますし、GMをされる方にも推奨できる一冊かと。

posted by 秋野ソラ at 00:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年11月17日

『森羅万象を統べる者 万物創造=x

「第8回MF文庫Jライトノベル新人賞・佳作」 を受賞した 水月紗鳥 先生のデビュー作。
7年来の幼馴染が付き合う所から始まる激甘イチャラブ×異能バトルアクションを拝読です。
(イラスト:有河サトル 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/911


いやぁ、徹頭徹尾ダダ甘ですね。下積みが長すぎて恋人というかすでに夫婦からスタート
しているようなものですし。従妹の “皐月” が転がり込んできたって、ほぼ意味を成して
いない婚約者の “由枝” が出てきたって入る余地無しですものね。

従妹が目の前にいてもイチャイチャしてしまう “日向” と “鈴莉” の極端な付き合い
ぶりに実はワケがある・・・というところで異能力の出番。互いが互いに「依存症」であると
言った意味が良く分かりました。いずれにしても世の理を捻じ曲げるに足る能力でした。

最後は 「御園」 という異能の集う家系の本家、分家の立場を踏まえた種明かし、と実に
最初から最後までストレートに読みやすい物語だと思いました。章題で “鈴莉” が見せる
表情がバロメーターみたいになっているのもなかなかに面白い演出でございました。

posted by 秋野ソラ at 01:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年11月16日

『星刻の竜騎士]』

瑞智士記 先生が贈るファンタジーもシリーズ二桁巻数へ。「シェブロン王国」で勃発寸前
の王位継承戦争を止められる“オスカー”の治療法を“アッシュ”たちが懸命に探ります。
(イラスト:〆鯖コハダ 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/918


魔薬の呪いには太刀打ちできる術が見つからない中で辿り着いた、騎竜演舞の究極奥義
「双翼の誓雨」。二人組でなければ実演できない、ということで演舞に長けた “ルッカ” へ
“アッシュ” がつき合う形に。シンクロ率の上昇度合いは高まる一方です。

そもそも魔薬を作り出したのが “ルッカ” の旧友である “キーラ” ということが分かり
彼女の胸中も複雑なところ。しかも道を違えた一端に “マザー・ドラゴン” の存在がある
ということで竜騎士を選ぶというシステムも罪作りなものだと感じさせられます。

もちろん、“キーラ” に問題が無かったということでもないのですが。とはいえ、今回の
騒動の結末を受けてブリーダーが生まれなくなった、ということはいずれ竜騎士も絶える
ことも意味するワケで。その運命を覆す道があるのかも含めて先が気になるところです。

posted by 秋野ソラ at 00:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル