第6巻。文化祭を経て“八幡”たち「奉仕部」の面々が互いの距離感を見つめ直します。
(イラスト/ぽんかん(8) 先生)
そのプロジェクトが辿った末路の尻拭いをする“雪乃”や “八幡”たち過剰な頑張り、
世に在る会社員の多くが感じたことのある悲哀の縮図を見るかのようで居たたまれない。
あるいは文化祭の真っ只中で発生した破綻の分岐点において、その類稀なるひねくれた
精神をもって場を収め、好転させたやり口は褒められたものではないにしろ格好良くて。
や“陽乃”、“平塚”先生たちが認識してくれているのがせめてもの救い。どこまでも
まちがい続ける彼、そして「奉仕部」の人間関係の行方を追っていきたいと思います。