2012年09月25日

『魔王なあの娘と村人A(4) 〜めっちゃメタなフェスティバル〜』

ゆうきりん 先生が贈る “魔王” な娘と “勇者” な少女の間に立つ “村人A” の奮闘記。
第4巻は 「個性者」 と 「村人」 が共に学園祭での劇を行うまでの顛末を描きます。
(イラスト/赤人 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1209.php#new8


「テイル・ユニバース」という世界、そして「テイル・メイカー」という存在。今回の話において
挙がった2つの関係が、個性者が出演し、それ以外のNPCである村人が脚本などで
演出するという劇という構図と似通っている。この点は今後注目すべきかと感じました。

個性者が村人たちを認識するのは難しい。村人たちが個性者に理解されるのは難しい。
そんな先入観にも似た思いから一度は頓挫しかけた企画でしたが、分かったつもりになって
いないか、という気付きを得た村人側の変化は今の世に通じる何かがある気がしました。

村人たち(女の子)と会話しているだけで “竜ヶ峰” たちから嫉妬の念を浴びる “佐東”
は相変わらずラッキースケベな目に遭っておりますが、今回の劇を終えて見えてきた
1つの可能性が今後どう活かされていくことになるのか、楽しみであります。

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル