虚淵玄、奈須きのこ、紅玉いづき、しまどりる、成田良悟。五人のためのゲーム、六夜限り
の物語(フィクション)、その二夜を綴る 三田誠 先生の一冊、読ませていただきました。
(イラスト:しまどりる 先生)
【 http://sai-zen-sen.jp/publications/reddragon/ 】
【 http://sai-zen-sen.jp/special/reddragon/ 】
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
スアロー : 〈交渉〉だよね! クソ、死の商人に勝てるわけねえだろ!(笑)
FM : プレイヤーキャラクター同士だから〈交渉〉判定はそれほど有効じゃないよ?
いやもちろん、それで決めてもいいけど。
禍グラバ : いえ、スアローさんではなく、メリルさんに交渉しようかと(一同爆笑)。
スアロー : しまったああああああ!
FM : そ、そっちは・・・・・・NPCだから交渉できますね・・・・・・。
忌ブキ : すごい・・・・・・先の先まで読んでる・・・・・・。
スアロー : ・・・・・・う、美しい流れだ。完璧に詰まされたと言わざるを得ない。
_____________________________________
成田良悟 先生、恐るべし(笑)。同じチームであるはずなのに出し抜き合いが発生する
PC間の事情を知るが故に 奈須きのこ 先生が “スアロー” の立場から何とか食い止め
ようとするもFMすら唖然とする手を使われては為す術無く。相変わらず苦労してますね。
そんなPC間の駆け引きも相変わらず面白いですが、初のチーム一丸となっての戦闘も
見どころ。大ダメージ+特異な演出で魅せる “婁” の独壇場かと思いきや “スアロー” が
とんでもない隠し玉を披露してくれました。黒竜騎士の名は伊達や酔狂じゃありませんね。
かの敵と因縁のある “忌ブキ” に 「ニル・カムイ」 を、そして “忌ブキ” という存在をも
揺るがす 「ドナティア」 の宣誓がふりかかり、さらに 「黄爛」、「革命軍」 が関与してきて、
と動乱は避けられない様子。PCたちがどう動くか、第三夜に注目したいところです。