2012年09月16日

『吼える魔竜の捕喰作法3』

内堀優一 先生が贈るバトルファンタジー第3巻。“クーミエ” の祖父による “タクト” と
“クーミエ” をくっつける手伝いを頼まれた “シェッセ” に感情の変化が見え始めます。
(イラスト/真琉樹 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup1209.php#novel120902


“カティナ” に相談するのはいいとしても “タクト” にまで直接打ち明けるとは(苦笑)。
昨今、鈍い男主人公が溢れる中、ここまで気づかない女主人公は久しぶりに見たような
気がします。“シェッセ” の悩みに答えるのは簡単ですが2人と同じく「言わぬが花」ですね。

そんなもどかしい、というかこそばゆい “シェッセ” の振る舞いに対して思う所あるのは
“クーミエ” も同じだったようで。“タクト” への巧みな誘導尋問を仕掛け、その回答を
聞かせることによって安心した “シェッセ” の心のたがの外れ具合がまたイイ。

恋の限界突破を果たした “シェッセ” の秘めたる能力もますます力を増しているようで
“タクト” との謎の絡みも興味が増すというもの。“カティナ” たちも頑張りに期待したい
ところです。ということで引き続き応援したいシリーズの一つであります。

posted by 秋野ソラ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル